2013年3月11日月曜日

●めんえき【免疫】

●めんえき【免疫】
★めんえき【免疫】
(1)〔疫病を免れる意〕伝染病などに一度かかると、二度目は軽くすんだり、まったくかからなくなったりすること。生体が自己にとって健全な成分以外のものを識別して排除する防衛機構。細菌感染の防御のようにリンパ球が生産する抗体による体液性免疫と、移植片に対する拒絶反応のようにリンパ球自身が対象を攻撃する細胞性免疫とがある。
(2)何度も経験して抵抗を感じなくなること。
「中傷記事には―になっている」
 
「免疫」に似た言葉 »  抵抗力  すれっからし  強い

★免疫 生物学用語辞典 http://www.weblio.jp/cat/academic/sbtgy
英訳・(英)同義/類義語:immunity, immmunity
動物が病原体や外来の異物などに対して抵抗性を持つ機構。


★免疫 ( immunity ) 血液用語辞典 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/ketsu
一度侵入してきた異物に対して、特異的な抵抗性(応答性)を持つからだの仕組みで、その異物が原因で引き起こされる病気に対して抵抗できる機能のこと。免疫反応を生じさせる異物(刺激物質)のことを抗原といい、異物に反応して結合する物質のことを抗体と呼びます。抗原には、ほかの生物のタンパク質、脂質などがあり、抗体の本体は血漿中やある種のリンパ球の表面に存在する糖タンパクです。また、免疫にはB細胞(Bリンパ球)が抗体をつくる液性免疫と、T細胞(Tリンパ球)が活躍する細胞性免疫があります。免疫機構は生体を守る重要な仕組みなのですが、ときとしてその反応が過敏症を起こすアレルギーや、自分の体内成分に病的な反応を示す自己免疫疾患(膠原病など)もあります。ちなみに、臓器移植のさいに問題となる拒絶反応も免疫反応の一種です。


★免疫 健康用語の基礎知識 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/kkykc
 免疫とは、読んで字のごとく「疫病(病気)から免れる」という意味で、体内に病原菌や毒素などが侵入しても発病しない抵抗力が備わっている状態をいいます。免疫のしくみである免疫系には、生まれながらに備わっている防御機構(自然免疫)と、生後、病原菌や毒素などの異物と接することにより誘導される防御機構(獲得免疫)があります。自然免疫ではマクロファージ・好中球などの貪食細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)などが重要な役割を担い、侵入した外敵をいち早く発見し、排除します。しかし相手が強すぎたときは、獲得免疫の出動を要請します。獲得免疫ではT細胞・B細胞などのリンパ球や抗体などの液性因子が主役を演じ強い攻撃力で敵を無力化します。また、免疫系には外敵だけでなく、自分の体内にできる異物であるがん細胞を抑える働きが備わっていて、発がんから体を守っています。


★免疫 (めんえき) 妊娠・子育て用語辞典 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/nkygj
「自分と違う異物」を攻撃し、排除しようとする人間の体の防御システム。動物にもこのシステムがあります。たとえばウイルスや細菌など病気の原因になる微生物(=病原体)が体内に侵入したときも、体は「自分とは違うものが入り込んだ」と判断し、排除しようとします。特定のもの(たとえば、はしかのウイルス)など対しては、細胞が「これははしかのウイルス」と覚えます。2度目にはしかウイルスが入ってきたときは、記憶していた細胞が「はしかウイルスだけに反応する対抗物質(抗体:こうたい)」をたくさん作り、撃退します。一度かかれば2度はかからない病気があるのは、このためです。予防接種もこの免疫システムを利用したもの。病気の原因となるウイルスの毒性を弱めたり活動しないように処理して(=ワクチンのこと)体内に入れ、抗体をつくります。


★免疫 Immunity エイズ関連用語集 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/aidsk
【概要】 「自分」と「自分以外」を識別して、「自分以外」を排除する生体が持っている防御システム。「自分以外」はしばしば細菌やウイルスなどの侵入者であり、免疫によって病気を防いでいる。 
 
【詳しく】 血液の白血球が主に担当し、その中でもマクロファージ、好中球、リンパ球が重要な働きをする。マクロファージが最初の処理に当たって信号を出し、リンパ球が覚えて指名手配や逮捕状を出したり直接相手を破壊したり、好中球は病原体を取り囲んでやっつける。抗体という蛋白を使う場合を液性免疫、細胞成分の連携プレイでやる場合を細胞性免疫という。このように免疫によって異物を排除するしくみは警察機構に似ている。
 
《参照》 白血球、 マクロファージ、 好中球、 リンパ球、 抗原、 抗体、 液性免疫、 細胞性免疫


★免疫 PDQ®がん用語辞書 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/pdqgy
【仮名】めんえき
【原文】immunity
感染症に対して防御されている状態。免疫は、ワクチン、同じ病原体による以前の感染、もしくは他の人または動物に由来する免疫物質の移入などにより得られる。

★免疫 食品の安全性に関する用語集 http://www.weblio.jp/cat/healthcare/skazy
生体が非自己である異物(病原菌など)を識別して排除する防衛機構のことです。例えば病原菌に一度感染すると、抵抗力ができ、二度目からはかかりにくくなることです。

★免疫 [Immune]  微生物の用語解説 http://www.weblio.jp/cat/nature/bsbyg
 ハシカになった人は二度とハシカに罹らない。この現象を最初に科学的に証明したのは、日本の生んだ世界的な細菌学者北里柴三郎博士である。ハシカは、ハシカウイルスの感染による。ハシカウイルスは、空気と共に鼻から体内に侵入し、血液と共に全身を駆け巡る。からだ中のリンパ細胞にハシカウイルスが体内に侵入した事を記憶させる。ハシカウイルスが再度入ってくると、ハシカウイルスの記憶を持つリンパ細胞が直ちに抗体という生体を守る物質を血液の中に作りハシカウイルスを増殖させなくする。生体を守る防御システムを免疫という。

★免疫(めんえき)http://p.tl/du8C
病原体などの非自己物質を認識し、排除する生体防衛機構のこと。精密かつダイナミックな情報伝達を用いて、細胞、組織、器官が複雑に連係している。稀に、免疫制御機構の異常から自己成分に対しても免疫が発動されることもあり、自己免疫疾患という。抗体による免疫応答が過敏に働き、逆に生体に不利益をもたらした場合を、アレルギーという。

★免疫 (医学) http://p.tl/Auyd
免疫(めんえき、immunity)というのは実体的な言葉で、感染、病気、あるいは望まれない侵入生物を回避するために十分な生物的防御力を持っている状態を指す。免疫には特異的な要素をもつものと、非特異的な要素をもつものがある。非特異的要素は障壁として働いたり、抗原特異性に拘わらず、広い範囲の微生物を排除する働きをもつ。免疫系のもう一つの種類の要素は、遭遇した新しい病気各々にそれら要素を適応させて病原体特異的な免疫を生じることができるようにする。
適応免疫はしばしば免疫がどのように誘導されるかに依存して2つの主要な型に分けられる。自然獲得された免疫は、病気を起こす病原体との接触で生じ、この際病原体の接触は故意ではない。対して人為的獲得免疫はウイルス接種のような意図的な行為によってのみ発達するものである。自然獲得免疫も人為的獲得免疫も免疫が宿主に誘導されるかあるいは免疫された宿主から受動的に移動するかによってさらに分けられる。受動免疫は免疫をもった宿主から抗体や活性化T細胞を移動して付与される。有効なのは短期間で普通数か月しか続かない。一方能動免疫は宿主体内に抗原によって誘導されもっと長期間続いて時には生涯にわたる。下図に免疫のこれら分類をまとめた。


★Category:免疫学  http://p.tl/IVog

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