2013年3月28日木曜日

●「東屋」(あずまや)

●「東屋」(あずまや)
★「東屋」(あずまや) http://p.tl/i1KK
『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。第50帖。第三部の一部「宇治十帖」の第6帖にあたる。

★あずま-や【東屋/〈四阿〉】
〔東国風のひなびた家の意という〕
(1)屋根を四方へ葺(ふ)き下ろした建物。寄せ棟造り。
→真屋(まや)
(2)庭園や公園に設ける休憩用の小さな建物。萱(かや)・藁(わら)・杉皮などで葺いた寄せ棟形式の屋根で四方を吹き放しにしたもの。亭(ちん)。
(3)催馬楽の曲名。
「君―を忍びやかに謡ひて/源氏(紅葉賀)」
(4)源氏物語の巻名。第五〇帖。宇治十帖の一。
   ・・・・・・・・・・
・しあ  【四阿】
(1)あずまや。
(2)寄せ棟造り。

★アズマヤ 隠語大辞典
読み方:あずまや
三円五十銭。
分類  ルンペン/大阪

★名字  読み方
東谷   あずまや→とうや、とうこく
東谷   とうこく、とうや→あずまや

★四阿(あずまや、しあ)、東屋(あずまや) http://p.tl/azDd
庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋。「四阿」の「阿」は棟の意味で、四方に軒を下ろした寄棟、宝形造などの屋根を持つ建造物を意味する。
唐風に「亭」(ちん)とも呼ばれる。
和語の「あずまや」は東国風の鄙俗(ひぞく)な建屋を意味する。

★ひぞく  【卑俗/鄙俗】
(名・形動)[文]ナリ
(1)卑しく下品であること。低俗であること。また、そのさま。
「―な歌」
(2)いなかびている・こと(さま)。
「―な風習」
[派生] ――さ(名)


★あづま屋
大阪弁
あづま屋 --
訳語
arbor; bower
解説
東屋。柱と屋根だけの家、建物。東国の人が住むような粗末な建物の意。公園などのちょっとした休憩所などがこれ。


★Bower 外国人名読み方字典
名前 バウア; バウアー; バゥアー; バワー; ボウアー; ボウワー

★アーバー 造園カタカナ用語辞典
【英】:arbor,arbour
西洋庭園内の小さな庭園建築で,パーゴラ状のかたちをもつ。さまざまにデザイン・装飾され休憩所となるとともに添景物としての効果も高い。



★東屋・四阿(あずまや)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 東屋とは、庭園や公園に休憩所として設ける屋根と四方の柱だけの小さな建物。亭(ちん)。しあ。
【東屋の語源・由来】
東屋の「東」は、都から見て当方に位置する地域のことで、「東人(あずまびと)」といえば軽蔑の意味を含めて「東国の人」「田舎者」を表す。
東屋は「東国風のひなびた家」「田舎風の粗末な家」の意味から生じた言葉である。
漢字「四阿(しあ)」の「阿」には「棟」の意味があり、屋根を四方に葺きおろした小屋をあらわす。


★あずま‐や 〔あづま‐〕 【▽東屋/四=阿/阿=舎】 デジタル大辞泉
ア.1 庭園などに設けた四方の柱と屋根だけの休息所。亭(ちん)。
  2 寄せ棟造りの建物のこと。→真屋(まや)
イ.1.催馬楽(さいばら)の曲名。
  2.(東屋)源氏物語第50巻の巻名。薫大将、26歳。左近少将との婚約に失敗した浮舟に、薫と匂宮の二人が思慕の情を燃やす。

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