2012年11月2日金曜日

●いまり 【伊万里】 【古伊万里】

●いまり 【伊万里】 【古伊万里】
★いまり 【伊万里】
(1)佐賀県西部、伊万里湾に臨む市。湾奥の伊万里港はかつて陶磁器や石炭の積み出し港として栄えた。南部の大川内(おおかわち)や平尾は陶磁器を産する。農村部は果樹栽培が盛ん。
(2)「伊万里焼」の略。
★伊万里(いまり)
佐賀県の地名。伊万里市を参照。
伊万里焼のこと。伊万里のほか、有田、波佐見、三川内などで焼かれた肥前磁器を、伊万里港から積み出されたためこう呼んだ。
★伊万里市(いまりし)  http://p.tl/XrkU
佐賀県の西部にある市である。かつて伊万里港から積み出しを行っていた磁器(伊万里焼)で有名である。
★伊万里焼(いまりやき) http://p.tl/lFzd
有田(佐賀県有田町)を中心とする肥前国(現代の佐賀県および長崎県)で生産された磁器の総称。製品の主な積み出し港が伊万里であったことから、消費地では「伊万里焼」と呼ばれた。有田の製品のほか、三川内焼、波佐見焼なども含む。
★肥前国(ひぜんのくに) http://p.tl/jlME
かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。西海道に位置する。別称は肥後国とあわせて、または単独で肥州(ひしゅう)。領域は現在の佐賀県と長崎県(対馬市と壱岐市を除く)にあたる。『延喜式』での格は上国、遠国
★有田町(ありたちょう) http://p.tl/MQQO
佐賀県の西部に位置する町で、西松浦郡に属する。日本の伝統工芸品の1つ、有田焼の産地として知られている。
2006年3月1日、西有田町と有田町(ありたまち)が対等合併し、新町制による有田町が発足した。
★有田焼(ありたやき)  http://p.tl/jZs5
佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器である。その積み出しが伊万里港からなされていたことにより、「伊万里(いまり)」とも呼ばれる。泉山陶石、天草陶石などを原料としているが、磁器の種類によって使い分けている。作品は製造時期、様式などにより、初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)などに大別される。また、これらとは別系統の献上用の極上品のみを焼いた作品があり藩窯で鍋島藩のものを「鍋島様式」、皇室に納められたものを「禁裏様式」と呼んでいる。江戸時代後期に各地で磁器生産が始まるまで、有田は日本国内で唯一、長期にわたって磁器の生産を続けていた。1977年(昭和52年)10月14日に経済産業大臣指定伝統工芸品に指定。
九州旅客鉄道(JR九州)佐世保線有田駅-上有田駅間の沿線から煙突の立ち並ぶ風景が見られる。
★波佐見焼(はさみやき)  
長崎県東彼杵郡波佐見町で焼かれる磁器のことである。当初は青磁を生産していたが、やがて呉須で簡単な草花文などを描いた白地にくすんだ染付など、同県の三川内焼とは対照的に、江戸時代から大衆向けの食器を巨大な連房式登窯で多量に焼いてきた。著名な産地である有田の陰に隠れているが、当時から染付磁器の生産量は日本一であったといわれ、18世紀以降の江戸時代の遺跡から出土する磁器は、その大部分が波佐見焼であると推察される。
特に波佐見からヒットした商品に「くらわんか碗」と輸出向けの「コンプラ瓶」がある。なお、今日でも食器生産が盛んで、磁器製の茶碗や食器類のシェアは国内トップクラス。1990年代前半には、全国の生活雑器のシェアの1/4から1/3を占めたこともあるが、その後、中国・東南アジア製の陶磁器が流入したために収益が激減しており、2007年2月には統一ブランド「エレガント」を共同開発して巻き返しを図る。毎年4月上旬には中尾郷限定で「桜陶祭」、4月下旬から5月上旬に町内を挙げての「波佐見陶器祭り」が行われる。
★連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま) http://p.tl/VK-7
(Renbousiki-noborigama,climbing kiln)とは、焼成室(房)を斜面に複数連ねた窯の総称で、現在一般的に狭義の「登り窯」と呼ばれている窯のことを指す。日本では、16世紀末に朝鮮半島の陶工が北九州佐賀県北部波多村岸岳地区の松浦党波多氏によって階段状割竹式登窯(割竹形連房式登窯)が造られ、最古に属する唐津焼が焼かれたのがはじまりである
★登り窯(のぼりがま、en:climbing kiln) http://p.tl/Lc7h
現在一般に呼ばれるものは、窯業で陶磁器等の大量に焼成するために、炉内を各間に仕切り、斜面等地形を利用し重力による燃焼ガスの対流を利用して、炉内の各製品を焼成時に一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態のことをいう。表面に釉薬を使用する場合は製品の均一という点でこの炉窯が優れている。交通が発達するまでは、消費地に近い、製品の原料となる粘土、燃料、水が豊富な場所が立地[1]に選ばれた 。
★窯業(ようぎょう) http://p.tl/OQcz
粘土、ケイ砂、石灰岩などから陶磁器、瓦、ガラス、セメントなど、非金属原料を高熱処理して作るものを製造する工業。窯(かま)を使用するため、窯業と呼ばれる。窯の燃料は、伝統的には薪炭、石炭であったが、近年では石油を使用するボイラーや電気窯が普及している。
★陶磁器(とうじき、英語: pottery and porcelain) http://p.tl/KEfI
土を練り固め焼いて作ったものの総称。やきもの。セラミックの一種で、畿内より東では瀬戸物(せともの)と呼ばれ、中国、四国以西では唐津物(からつもの)とも呼ばれる。焼き方や用途や生産地などから数多く分類される。
岐阜県土岐市が生産量日本一である。
★セラミックス (セラミックから転送) http://p.tl/dZIT
移動: 案内、 検索 セラミックス (ceramics) とは、広義には陶磁器全般であるが、狭義では、基本成分が金属酸化物で、高温での熱処理によって焼き固めた焼結体を指す。
近年では、シリコンのような半導体や、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、粉末、膜など無機固体材料の総称として用いられている。セラミックスの語源は、ギリシャ語の「keramos」(粘土を焼き固めたもの)と言われている。
セラミックスは次のような性質を持っている。
常温で固体
硬度は高いが、脆性破壊する
強度、破壊靭性が内部の局所的な欠陥構造に左右されやすい
耐熱性に優れるが、熱衝撃破壊を起こしやすい
金属より軽く、プラスチックより重い
ただし、上記のようにセラミックスと呼ばれる物質群は、極めて広汎で、その特性も様々であり、上記の性質が必ずしも当てはまらないものもある。

★こいまり 2 【古▼伊▽万里】三省堂 大辞林
伊万里焼の初期のもの。染め付けと赤絵があり、柿右衛門・渋右衛門らを代表的陶工とする。普通、草創期を含めず、赤絵が完成した正保(1644-1648)末期から元禄(1688-1704)前後のものをいう。

★【古伊万里】陶芸用語大辞典
読み方:コイマリ
我国の磁器発祥地・有田一帯の皿山(窯場)で焼かれた磁器である伊万里焼の初期のものを指すが、初期という言葉の範囲については異なって使われる場合がある。

★伊万里(市)(いまり)http://p.tl/2IuH
... さらに長崎出島(でじま)を通して遠くヨーロッパにも積み出し、「伊万里焼」「古伊万里」の名を生み出した。大川内(おおかわち)山の佐賀藩窯は、1675年(延宝3)に有田から移したと伝えるが、朝廷、幕府 ...

★佐賀(県) - 歴史  http://p.tl/WUjY
... 長崎出島(でじま)を介して、色絵(いろえ)磁器類などの古伊万里(こいまり)が東南アジアやヨーロッパに大量に持ち出された。また伊万里津からは国内各地にも積み出されたため ...

★陶芸 - オリエントと西洋の陶芸
... マイセン窯も初めは中国の五彩磁器や日本の古伊万里、柿右衛門のコピーをつくっていたが、しだいに純ヨーロッパ風のロココ様式が主流となり、王侯貴族の食卓にふさわしい豪華な食器や ...

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