●頭陀袋 ずだぶくろ
★ずだぶくろ づだ― 【頭▼陀袋】三省堂 大辞林
(1)頭陀行を行う僧が、僧具・経巻・お布施などを入れて首にかける袋。頭陀。
(2)死人を葬るとき、その首にかける袋。
(3)雑多な品物を入れて運ぶ、簡単なつくりの布製の袋。
★ずだ袋
読み方:ずだぶくろ
別表記:頭陀袋
僧侶が携行品を持ち歩く際に用いる簡易な袋。死出の旅の装いとして死者に装着させることも多い。
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★頭陀袋 古典文学作品名辞典
読み方:ズダブクロ
分野 俳諧書
年代 江戸中期
作者 雲峰
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・頭陀袋
読み方:ズダブクロ
分野 俳諧書
年代 江戸中期
作者 竹夫〔編〕
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・頭陀袋
読み方:ズダブクロ
分野 俳諧書
年代 江戸中期
作者 東々庵蛙井〔編〕
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★頭陀袋(ずだぶくろ)とは、 http://p.tl/Twbx
1.比丘(僧侶)が、乞食・托鉢の際に使用する袋のこと。
2.上記用語が転用された一般的な袋、雑多なものを運搬するための簡易な布製の袋のこと。
・名前の由来と用途
今日では一般的に、ずた袋と濁らずにいわれる場合も多いが、漢字で“頭陀”と表記されることから、本来はずだ袋と濁るのが正しい。
また“頭陀”(ずだ)とは、梵語のDhūta(ドゥータ、意味:払い落とす、棄捨)の漢訳音写であり、仏教の僧侶が行う修行(頭陀行、乞食の行)のことである。したがって、頭陀袋とは、本来この頭陀行を行う僧侶が、携行用に用いた袋のことであった。
別名として三衣袋(さんえぶくろ)、衣嚢(えのう)、打包(だほう)ともいわれる。これらは、もと比丘が山野を行脚する時に、僧伽梨(そうぎゃり)・鬱多羅僧(うったらそう)・安陀会(あんだえ)という3つの衣(三衣)が塵や埃、土で汚れないように入れたものである。したがって本来の用途はこれらの僧衣を入れるための袋であった。
しかし時代を経ると、これらの衣だけでなく行乞で供養してもらった物などや仏具なども入れるようになった。したがって、今日、運搬用で雑多な物を入れる袋を“ズタ袋”などというのはここに由来する。
また後世になって、仏式葬儀の際、死者の首から提げる袋も“頭陀袋”というようになった。これは、これから仏教修行の旅に出るという意味合いであり、白い布製の頭陀袋の中には、紙に描いた六文銭を入れる。
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★袈裟(けさ) (三衣から転送) http://p.tl/Saqj
仏教の僧侶が身につける布状の衣装のことである。梵語で「混濁色」を意味するカシャーヤ(Kasaya)を音訳したもの。糞掃衣(ふんぞうえ)、福田衣(ふくでんね)、法衣(ほうえ・ほうい)ともいう。
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★黒衣の宰相(こくえ/こくい の さいしょう)
法体にありながら俗世間で政治に参与して大きな影響力をもつに至った日本の権力者の側近のことを、同時代の者または後代の史家が比喩的に表現した異名。以下の人物が知られる:
・信西入道: 後白河天皇の側近。
・満済准后: 足利義満・足利義持・足利義教の3代にわたる将軍の側近。
・安国寺恵瓊: 豊臣秀吉の側近として都合6万石の大名にまで出世。
・金地院崇伝: 徳川家康の側近。
・南光坊天海: 徳川家康の側近。
『黒衣の宰相』(こくいの さいしょう)
・上記の金地院崇伝を主人公とした火坂雅志の歴史小説。
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★戦国武将には、なぜ出家したものが多い? http://p.tl/5A3A
★出家について | 歴史のQ&A【OKWave】 http://p.tl/whUN
★戦国時代に「入道」と呼ばれた武将達の理由 http://p.tl/aCk8
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