2012年11月22日木曜日

●新嘗祭(にいなめさい)

●新嘗祭(にいなめさい)
★しんじょう-さい ―じやう―  【新▼嘗祭】三省堂 大辞林
宮中儀式の一。天皇が新穀を神々に供え、自身も食する。古くは一一月下旬の卯(う)の日、明治六年以降は一一月二三日に行われ、祭日とされた。天皇の即位後初めて行うものを大嘗祭(だいじようさい)という。にいなめさい。
→勤労感謝の日
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・にいなめ-さい にひ―  【新▼嘗祭】
⇒しんじょうさい(新嘗祭)
天皇が新穀を天神地祗にすすめ、また親しくこれを食する祭儀

★新嘗祭(にいなめさい)  神道用語
「しんじょうさい」ともいう。神にその年に収穫した新穀を供えて、神恩に感謝する祭り。
★新嘗祭         神社用語集
読み方:にいなめさい
「祈年祭」での祈り(五穀豊穣)が通じたことを感謝し、収穫した新穀を天神地祗にすすめるとともに、親しくこれを食する祭りのことです。昔は陰暦11月の中の卯の日でしたが、現在では11月23日におこなわれ勤労感謝の日として国民の祝日となっています。

★新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい) http://p.tl/8nkc
宮中祭祀のひとつ。大祭。収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に進め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われる。

★宮中祭祀(きゅうちゅうさいし) http://p.tl/9Bez
天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的におこなう祭祀。皇居宮中三殿で行われる祭祀には、天皇が自ら祭典を斎行し、御告文を奏上する大祭と、掌典長(掌典職)らが祭典を行い、天皇が拝礼する小祭がある。

★祭祀  http://p.tl/GxY4
祭祀・祭典はあらゆる地域・文化・宗教において行われている。
ここでは一般的な事項や特徴的な具体例について記述する。
・神道
神道の新嘗祭祭祀は、神社神道の根幹をなすものである。
神社に鎮座する神霊、および神霊が宿る御神体に対し、儀礼が行われている。
これが神社神道における祭祀である。神霊をその場に招き、神霊を饗応し、神霊を慰め、人間への加護を願うものである。
さまざまな儀礼・秘儀が伴うこともある。
・日本仏教
寺院において、神仏や死者の霊、仏像・仏塔・名号本尊・曼荼羅に対して儀礼が行われている。
これが仏教における祭祀である。
通常は仏事・法要・供養などと呼ぶ。
仏教には元来、祭祀の対象となるものは存在していなかったが、仏像・仏塔が登場し、仏像や仏塔に対する儀礼が成立した。

★皇居(こうきょ) http://p.tl/d1Wl
天皇の平常時における宮殿・住居である。現在は東京千代田にある。「皇居」の呼称が広く用いられるようになったのは現皇居からである。

★宮中三殿(きゅうちゅうさんでん) 
皇居にある三つの神殿、賢所(かしこどころ、けんしょ)、皇霊殿(こうれいでん)、神殿(しんでん)の総称。吹上御苑の東南に位置する。
一年を通して、掌典と呼ばれる神職と、内掌典と呼ばれる(巫女)が清め護っている。
 
毎朝、午前8時から、清酒、赤飯などを供える「日供の儀」(にっくのぎ)を、賢所、皇霊殿には内掌典が、神殿には掌典がそれぞれ奉仕し、午前8時30分に宮内庁侍従職の当直侍従が、また天皇が行幸及び外国旅行に際して不在でも居残り役の侍従が「毎朝御代拝」(まいちょうごだいはい)として、賢所、皇霊殿、神殿を天皇に代わって拝礼する行事を行っている。
日供の儀及び毎朝御代拝は、廃朝や宮中喪が発せられているときでも欠かさずに行われている。
 
四方拝、新嘗祭は宮中三殿の近くにある神嘉殿で、鎮魂祭は宮中三殿近くの綾綺殿で執り行われる。
 
宮中三殿に改修工事などを施す際には、「ご神体」は仮殿にそれぞれ「移御」される。


★四方拝(しほうはい) http://p.tl/C60y 宮中で行われる一年最初の儀式。
戦前には四方節とよばれていた。皇室令が廃止された戦後においても、皇室の私的な行事とされる以外は旧皇室令に準拠して行われている。
 
元日の午前5時30分に、今上天皇が黄櫨染御袍と呼ばれる束帯を着用し、皇居の宮中三殿の西側にある神嘉殿の南側の庭に設けられた建物の中に入り、伊勢の神宮の皇大神宮・豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神を拝する。ただし、2009年の四方拝は今上天皇の高齢化に伴う祭祀の簡略化により、皇居の御所において行われた。
 
この時に天皇が拝される神々・天皇陵は伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代(明治天皇の伏見桃山陵、大正天皇の多摩陵、昭和天皇の武蔵野陵)の各山陵、武蔵国一宮(氷川神社)・山城国一宮(賀茂別雷神社と賀茂御祖神社)・石清水八幡宮・熱田神宮・鹿島神宮・香取神宮である。

★賢所(かしこどころ/けんしょ) http://p.tl/4TRY
内裏において神鏡を奉安するための場所。明治の東京奠都以後は皇居吹上御苑の宮中三殿の1つ。
かつては女官の内侍が管理・守護したことから内侍所(ないしどころ)とも称され、威所・尊所・恐所・畏所などの異名もあった。なお、「かしこどころ」で神鏡そのものを、「けんしょ」で宮中三殿そのものを指すことがある。
 
伊勢神宮に奉安された八咫鏡の分身である模造の神鏡が天皇の居住する内裏の側に奉安されていた。平安京の内裏では温明殿が賢所に充てられてその南側の身舎が賢所に相当した。平安時代中期以後、綾綺殿との間に挟まれた西側の庭において毎年12月に天皇臨席のもとに御神楽が開かれた。後に内裏が荒廃すると、春興殿に賢所は移された。

★東京奠都(とうきょうてんと) http://p.tl/j75C
明治維新のとき江戸が東京とされ、都として定められたこと。京都との東西両京としたうえで、明治2年(1869年)に政府を京都から東京に移した。東京遷都とも言われる。
★奠都と遷都の語義 http://p.tl/H2oQ
「東京奠都」と「東京遷都」の語の使い方を巡っては議論がある。一義的には「奠都」は都を定める事を表すのに対して「遷都」は都を移す事をいうが、実質的にはほぼ同じ意味である。

★吹上御苑(ふきあげぎょえん) http://p.tl/DpAx
日本の皇居(東京都千代田区)・吹上地区にある御苑で、その多くは森林となっており、その中に御所等の建物が点在する。

★御所(ごしょ)http://p.tl/aFI9 主に天皇など特に位の高い貴人の邸宅またはその人を指す称号のひとつ。

★天皇(てんのう) http://p.tl/alat
歴史的には日本の君主であり、日本国憲法においては日本の象徴及び日本国民統合の象徴とされる。
現在の在位者は明仁。
★称号の由来と歴史  http://p.tl/ZqYf
「天皇」号が成立したのは7世紀後半、大宝律令で「天皇」号が法制化される直前の天武天皇ないしは持統天皇の時代とするのが通説である。7世紀後半は、唐の高宗皇帝の用例の直後にあたる。戦前に津田左右吉が唱えた推古天皇期という説が、過去には有力だった。13世紀以降、「天皇」号の使用は一時廃れたが、19世紀初頭に再び使用されるようになり、現在に至っている。
 
伝統的に「てんおう」と訓じられていた。明治期、連声により「てんのう」に変化したとされる。字音仮名遣では「てんわう」と表記する。天皇号が成立する以前の君主号は、倭国王だったと考えられている。
★日本国外での天皇の呼称  http://p.tl/iyVs
・英語における呼称
天皇は、英語においては、通常、「(the) Emperor」と呼ばれる。今日、国際的に承認されている国家元首及びそれに類似する地位にある者でEmperor号を対外的に使用するのは、天皇のみである。第三者としての天皇に言及する際に用いられる「陛下」に相当する尊称は「His Majesty」または「His Imperial Majesty」である。略して「H.M.」または「H.I.M.」と記す場合もある。天皇は男性であるため、「Her Majesty」は原則として「皇后」を意味するが、略号は天皇と同じく "H.M." である。
 
天皇皇后両陛下という場合は、「Their (Imperial) Majesties Emperor and Empress」となる。天皇に対する呼びかけは一般的に「Your (Imperial) Majesty」である。なお、天皇・皇后以外の皇族への尊称である殿下は「His/Her Imperial Highness」であるが、この場合は「Imperial」を省略できない。

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