●(えみし)(えぞ) 『蝦夷』 ●毛人(もうじん) ●アイヌ
★えみし 【〈蝦夷〉】三省堂 大辞林
「えぞ(蝦夷)(1)」の古名。
「―を一人(ひだり)百(もも)な人人は言へども抵抗(たむかい)もせず/日本書紀(神武)」
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★蝦夷(えぞ)[ 日本大百科全書(小学館) ] http://p.tl/k1K9
日本古代史上、北東日本に拠(よ)って、統一国家の支配に抵抗し、その支配の外に立ち続けた人たちの呼称。「えみし」「えびす」ともいう。従来、「アイヌか日本人(和人)か」という人種論を縦糸にし、これに横糸として「蝦夷征伐」の歴史を織り合わせる形で、研究が進められてきた。 ... これは、同じエミシのなかでも、東国エミシと日高見エミシは異なることを指摘し、後世のエゾに連なるエミシ、すなわち固有の意味のエゾ観念を示すものと ...
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★蝦夷(えみし、えびす、えぞ) http://p.tl/S2xW ウィキペディア
日本列島の東方、北方に住み、畿内の大和朝廷によって異族視されていた人々に対する呼称である。
時代によりその範囲が変化している。近世の蝦夷(えぞ)はアイヌ人を指す。
・語源と用字 http://p.tl/zBDv
蝦夷は古く毛人と書き、ともに「えみし」と読んだ。後に「えびす」とも呼ばれ、「えみし」からの転訛と言われる。
「えぞ」が使われ始めたのは11世紀か12世紀である。
古歌で「えみしを 一人 百な人 人は言へども 手向かいもせず」(えみしは一人で百人と人は言うが、我が軍には手向かいもしない)と歌われたこと、蘇我蝦夷のように古代の日本人の名に使われたことから、「えみし」には強くて勇敢という語感があったようである。
そこから、直接その意味で用いられた用例はないものの、本来の意味は「田舎の(辺境の)勇者」といったものではないかという推測がある。
鬚が長いことが蝦(えび)と似ているからだとする説。
金田一京助は喜田の説を批判して、「えび」の古い日本語「えみ」が「えみし」に通じるとして付けたとする説を唱えた。
夷の字を分解すると「弓人」になり、これが蝦夷の特徴なのだという説もある。
諸説ある中で唯一定まっているのは、「夷」が東の異民族を指す字で、中華思想を日本中心にあてはめたものだということである。
「夷」単独なら『古事記』などにも普通にあるが、その場合古訓で「ひな」と読む。
多くの学者は用字の変化を異族への蔑視の表れとし、蘇我毛人を蘇我蝦夷としたのも『日本書紀』編者が彼を卑しめたものとする。
だが、佐伯今毛人の例を引いてこれに反対する意見もある。
・えみし http://p.tl/jznj
蝦夷と呼ばれた集団の一部は中世の蝦夷(えぞ)、すなわちアイヌにつながり、一部は和人につながったと考えられている。
ただし、蝦夷(えみし)と蝦夷(えぞ)は、別ものである。蝦夷(えみし)と蝦夷(えぞ)は同じ漢字を用いていることから混同されやすいが、歴史に登場する時代もまったく異なり、両者は厳密に区別されなければならない。
・えぞ http://p.tl/2pRH
中世以後の蝦夷は、アイヌを指すとの意見が主流である。
(ただし中世の蝦夷はアイヌのみならず後に和人とされる渡党も含む。)
鎌倉時代後期(13世紀から14世紀)頃には、現在アイヌと呼ばれる人々と同一とみられる「蝦夷」が存在していたことが文献史料上から確認される。
アイヌの大部分が居住していた北海道は蝦夷が島、蝦夷地などと呼ばれ、欧米でも「Yezo」 の名で呼ばれた。
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★渡党(わたりとう) http://p.tl/QqjN
日本の中世、北海道渡島半島を中心とする地域に住んでいた集団に対する呼称である。
延文元年(1356年)に書かれた『諏訪大明神絵詞』によると、「蝦夷カ千島」には日の本、唐子、渡党の三種が住んでおり、このうち渡党は髭が濃く多毛であるが和人に似ており日本語が通じ、本州の津軽や外が浜に往来し交易に従事したとされる。
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★えみし学会 http://emisi.com/
★・・・古代「えみし」の系統・・・ http://p.tl/Ov9H
★「えみし」小考--その高橋富雄氏の説の検討-- http://p.tl/jhar
★蝦夷(エミシ・えぞ)=縄文人(じょうもんじん) http://p.tl/mSp1
★「えみし」社会の誕生と後世のアイヌへと連なる同族意識(Adobe PDF)http://p.tl/Qr-v
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★蝦夷地(えぞち)
日本人がアイヌの居住地を指して用いた言葉で、江戸時代に使われた。
和人地の対語である。渡島半島周辺を除く現在の北海道(十州島)を中心に、樺太と千島列島を含む。
古くは蝦夷国(えぞのくに)または北州とも称した。
なお、アイヌ人はそれらの島々をアイヌモシリと呼んだ。
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★アイヌモシリ http://p.tl/29LD(アイヌ語仮名表記: アイヌモシㇼ、ラテン文字表記: ainu mosir)
アイヌ語で「人間の静かなる大地」を意味する言葉。
本来、特定の地域を指すものではないが、今日では北海道を指す場合や、樺太、千島列島など古くからのアイヌ居住地を指すことがある。
対となる語に、カムイモシリ(カムィモシㇼ、kamuy mosir)(神の住むところ)がある。
また本州をシサムモシリ(シサㇺモシㇼ、sisam mosir)(隣人の島)、サモロモシリ(サモㇿモシㇼ、samor mosir)(隣の島)と呼んだ。
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★はてなキーワード > 蝦夷
1.古代の東北地域居住民に対する呼称、総称。初出は日本書紀。
「えびす」と読むこともあるが、平安時代中期以降は「えぞ」と読むようになる。
他、毛人(もうじん)・蝦■(「虫」偏に「夷」)(かい)・蝦狄(かてき)・夷・俘囚(ふしゅう)・夷俘(いふ)など様々に表記される。
もともと、東国の民を毛人と称していたが、言語・文化が異なり朝廷にも従わない民を区別し蝦夷と呼ぶようになり、さらに奈良時代以降は朝廷に従った蝦夷を蝦夷・俘囚に分類した。
これらにより、蔑称と捉える向きもある。
ここでいう「蝦夷」が、すなわち北海道の先住民族であるアイヌであるかどうかについては、諸説あり定まってはいない。農耕が導入される以前の日本人という説が有力とされている。
2.北海道の古称。蝦夷地とも。
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★HOME|アイヌ民族博物館 http://p.tl/MOO2
★アイヌ - Wikipedia http://p.tl/kB1p
★アイヌ語 - Wikipedia http://p.tl/oKq2
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★アイヌとは - はてなキーワード
現在は、主に北海道に居住している少数民族。戦前までは、樺太及び千島列島にも住んでいた。
アイヌとは、アイヌ語で「人間」の意。
19世紀まで、和人(本州系日本人)から「蝦夷」と呼ばれていた。
江戸時代から次第に和人の抑圧を受け、明治政府による過酷な「同化政策」に晒され、多くの土地のみならず、言語や文化を奪われた。
1899年に「北海道旧土人保護法」が制定され、アイヌは「旧土人」とされ、「保護」という名目の差別を受けた。
当時、アイヌの子供への教育は、アイヌだけが在籍する「旧土人学校」で日本語のみにより行なわれ、その後、アイヌ語は日常言語としてはほとんど用いられなくなった。
1997年、「北海道旧土人保護法」が廃止され「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」が施行された。
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★北海道のアイヌ語地名 http://p.tl/3WI9
★アイヌの歴史 http://p.tl/GYfC
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★『●人類の隠された歴史』 http://amba.to/QsvLdB 縄文語アイヌ語 大和言葉日本語
★『◆縄文語◆アイヌ語◆大和言葉◆日本語』 http://amba.to/OTKxLM
★『●アイヌ 日本人の源流』 http://amba.to/WYgqcB
★『●蝦夷地の地名●樺太●千島列島』 http://amba.to/Pqwkb3
★『アイヌとサンカについて』 http://amba.to/M5Fedq
★『●サンカ 漂泊の民』 http://amba.to/WYgWao アイヌからの流れとも言う人が居る。
★『●方言』 http://amba.to/WYh2yJ アイヌに関する諸記録、図鑑、アイヌ語辞典が刊行された。
★『●まりも』 http://amba.to/WYh9KR マリモをトーカリップ(アイヌ語。
★『●人・動物の生態学・行動 移動範囲』 http://amba.to/WYhuwZ アイヌの川に対する感覚は弥生人とは異なっていたことが
★『●長押(なげし)』 http://amba.to/S0kjrk アイヌが熊送りのときに 立てるイナウと称する幣束(へいそく)も削掛の一種である。
★『●神 ●神様』 http://amba.to/WYhNIe アイヌでは、神が天地をつくったときにスズメは
★『●サンカ(山窩)●ミカラワケヤヨロヅノモノハコビ(身殻別八万物運)●テンバモノ(転場者)と自称』 http://amba.to/WYhUU7 アイヌとサンカ
★『●日本人の源流 ●日本人の起源』 http://amba.to/WYi65L アイヌ・蝦夷の実態
★『●魂よ蘇れ サンカ(山窩)への想い』 http://amba.to/OTIo2I アイヌとサンカ
★『●木型(きがた)』 http://amba.to/WYii55 屋号はアイヌ語のホカイテ(波の打ち寄せる浜 )から
★『●タカ 鷹』 http://amba.to/WYirpf 拠点をもつアイヌの首長シャクシャインが
★『◆神代文字』 http://amba.to/QswFqt アイヌ文字などの四十数種類の文字が
★『●占守島〔シュムシュ〕●日本以外の国は卑怯者ばかり 嘘つき 特に大陸の国は』 http://p.tl/deVv アイヌ語の「主要な島」の意とされる。
★『◆ケセン語 (ケセンご、漢字表記:気仙語、氣仙語、ケセン式ローマ字表記:keseng̃ó)』 http://p.tl/tRyo ケセンの由来はアイヌ語にあるとされ
★『今も生きている結界』http://p.tl/Hfdn アイヌにも同様のイナウがある。
★『●富士山(ふじさん)●峰 不二子(みね ふじこ)●ルパン三世』 http://p.tl/-7nF アイヌ語の「フンチヌプリ」に由来するとの
★『■絵巻物とは』http://p.tl/4l5D アイヌのユーカラも内容は神話だが口承で伝えられてきた
★『縄文とは 2010年12月31日 コメントも含めて』 http://p.tl/hOPF 沖縄の港川人及びアイヌと類似している。
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