2012年11月23日金曜日

●かげ 【影】  ●シャドー

●かげ  【影】  ●シャドー
★かげ  【影】 三省堂 大辞林
(1)物が光をさえぎった時、光源と反対の側にできる、その物の黒い形。
「夕日に―が長くのびる」
(2)光。灯火。
「星―」「渡る日の―に競ひて/万葉 4469」
(3)水面や鏡などにうつるそのものの姿。
「―をうつす」
(4)姿。そのものの形。
「近ごろ彼は―も見せない」「うわさをすれば―」「見る―もない」
(5)細部は明瞭でないがそのものの輪郭としてとらえられる姿・形。
「―になるまで見送る」
(6)心の中に浮かぶ姿。おもかげ。
「―を慕う」
(7)表立っては見えない人や物の存在を暗示するもの。特に、不安・不吉な兆候。
「背後に大物の―が見える」「死の―におびえる」
(8)本体そのものではないこと。身代わり。
「―武者」
(9)〔心〕
⇒シャドー(2)
(10)かすかな形だけで実体のないもの。
「このかぐや姫、きと―になりぬ/竹取」
(11)やせ細った姿の形容。
「―のやうにやせさらぼひつつ/宇治拾遺 6」
(12)本体に付き添って離れないもの。
「よるべなみ身をこそとほくへだてつれ心は君が―となりにき/古今(恋三)」
(13)魂。
「亡き御―どもも/源氏(宿木)」
(14)本物に似せて作ったもの。
「真の小水竜は庫に納め―を作り持つたる故/浄瑠璃・雪女」
» (成句)影が薄い
» (成句)影が差す
» (成句)影の形に随うが如し
» (成句)影踏むばかり
» (成句)影も形もない
» (成句)影を搏つ
» (成句)影を畏れ迹を悪む
» (成句)影を落とす
» (成句)影を隠す
» (成句)影を潜める
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・かげ  【陰/▼蔭/▼翳】
(1)光がさえぎられて当たらない所。
「ビルの―になって日当たりが悪い」
(2)物などにより視線がさえぎられ見えない所。
「電柱の―に隠れる」「草葉の―」
(3)人の目のとどかない所。
「―の人」「―で悪口をいう」
(4)表面にあらわれない所。物事の裏面。
「勝利の―にはたゆみない努力がある」「犯罪の―には女あり」
(5)はっきりとはしないが、どこか暗い感じがすること。
「―のある表情」
(6)「陰祭(かげまつ)り」の略。
(7)恩恵を与えること。また、その人。
「たれを頼む―にて、ものし給はむとすらむ/源氏(若菜上)」
→御蔭(おかげ)
» (成句)陰で糸を引く
» (成句)陰に居て枝を折る
» (成句)陰になり日向になり
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・かげ 【▼蘿】
ヒカゲノカズラの古名。
「得がたき―を置きや枯らさむ/万葉 3573」
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・かげ  【▼鹿毛】
ウマの毛色の名。全体にシカの毛色のように茶褐色で、たてがみと尾、四肢の下部は黒色。真鹿毛。

★シャドー  [shadow]   三省堂 大辞林
(1)影(かげ)。陰影。
「アイ-―」
(2)〔心〕ユング心理学で、人格の影の面を指す元型の一つ。自分が生きられなかった半面が無意識の中に残されて作られるイメージ。
★シャドー 【shadow】  印刷関係用語集
本来は影の部分を指すが、絵柄の色の濃い部分を指すことが多い。
★シャドウ、シャドー (Shadow) http://p.tl/rsRI 日本語で影のこと。以下はこれにちなむ。

★影 (かげ,英語:shadow,ドイツ語:Schatten)  http://p.tl/bdoM
物体や人などが、光の進行を遮る結果、壁や地面にできる暗い領域である。影は、その原因となる物体や人の輪郭に似たものとなるが、壁や地面など、影ができる面の角度に応じて、普通、歪んだ像となる。比喩的な意味でも使われ、文学や心理学の概念としても使用される。

★かげ(鹿毛)   競馬用語辞典  http://p.tl/Ksl8
被毛は明るい赤褐色から暗い赤褐色まであるが長毛と四肢の下部は黒色である。 栗毛との違いは長毛と四肢の下部の色で栗毛は黒くならない。 
★鹿毛       馬の用語事典  http://p.tl/2DcB
読み方:かげ
【英】:bay
タテガミと尾、下肢部が黒く、その他の部分が茶色の毛色。 

★陰     隠語大辞典   http://p.tl/2oC8
読み方:かげ
四人組にて為す欺偽「鹿追ひ」の一役目。又「うわ」ともいふ。
詐欺賭博、鹿追の中の一役目で又「うわ」とも云ふ。
詐欺賭博、鹿追の中の一役目で又「うわ」ともいう。
分類 詐欺
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・陰
読み方:かげ
客が芸者と別室にて情を通ずることをいふ。蔭の間に行くといふ意味から転じたものである。べつ(別)ともいふ。〔花柳語〕
売笑行為を意味する常習者間の隠語、末摘花に曰く『女房が来ると出て行く五六寸』。
花柳語にて客が芸者と別室にて情を交することをいふ。蔭の間に行くといふ意味から転じたものである。べつ(別)ともいふ。
〔隠〕花柳界の語で、客が芸者と別室にて情を交すこと。蔭の室に行くといふ意味から転じたもの。べつ(別)ともいふ。
客が芸妓と情を通ずる事を云ふ。又はべつ(別)とも云ふ。別室又は陰にてなす意よりか。
〔花〕客が芸者と別室で情を交すこと。
客が芸者と別室にて情を通ずることをいう。蔭の間にいくというイミから転じたものである。べつ(別)ともいう。〔花柳界〕
かげで稼ぐということである。つまり、芸者のちょんの間、ショートタイムのこと。まことにはずかしいことながら、一流地の一流芸者は別として、今日ではそう恥とも思わないようになってしまった。「ころぶ」とも云います。〔花柳界〕
料亭などでの密かな性交。内緒ごとを形容して。〔花〕
分類 花柳界、花柳語、花/風俗

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