●美夜受比売(みやずひめ)
★宮簀媛(ミヤズヒメ)(美夜受比売) http://p.tl/VfZU
日本神話に登場する尾張国造の乎止与命(オトヨ)の娘。『日本書紀』では宮簀媛、『古事記』では美夜受比売。父の乎止与命は天火明命(アメノホアカリ)の子孫。
日本武尊(ヤマトタケル)の東征の帰路、尾張滞在の際に娶られる。日本武尊が能褒野で亡くなると、日本武尊より預けられた天叢雲剣(草薙の剣、三種の神器の一)を奉斎鎮守するため熱田神宮を建立した。
『日本書紀』によれば、日本武尊は東征の帰途、尾張へ入り尾張氏の娘宮簀媛を娶って滞在した。やがて近江国の伊吹山に荒ぶる神がいると聞いて、天叢雲剣を媛の家に残し素手で退治に出かけた。しかし、山道で神が大蛇に化して出現したのを無視したところ、神は氷を降らせて尊を迷わした。このため尊は失神し、山下の泉でようやく正気を取り戻したが、病の身となっていた。そして尊は尾張へ戻るが、媛の家には寄らず、そのまま伊勢に向かったという。『古事記』にも同様の話を記載するが、美夜受比売を尾張国造の祖とし、倭建命は比売の月の障りをおして交わったという。またその結婚は東国へ向かう途中に尾張を通った時に約束がしてあったとする。『尾張国風土記』逸文の熱田社由来および『熱田大神宮縁起』には、日本武尊が尾張連らの遠祖である宮酢媛命を娶って宿泊した時、剣が神々しく光り輝いたため、宮酢媛命にその剣を奉斎することを命じ、そこで建てたのが熱田神宮であるとされる。
★『●みやず‐ひめ【美夜受比売・宮簀媛】●倭建命/日本武尊(ヤマトタケル) ●日本武尊(ヤマトタケル』 http://amba.to/VHx8HO
★草薙剣(くさなぎのつるぎ) http://p.tl/tDp5
... 日本武尊はこの剣を尾張(おわり)の美夜受比売(みやずひめ)のもとにとどめて、伊吹(いぶき)山の神に殺される。 ... 日本武尊物語で、この剣を日本武尊が尾張の美夜受比売のもとにとどめておいたのは ...
★倭姫命(やまとひめのみこと。生薨年不明)(倭姫) http://p.tl/9SVX
記紀に伝える古墳時代以前の皇族。第11代垂仁天皇の第4皇女。母は皇后日葉酢媛命。伊勢の地に天照大神を祀った(現伊勢神宮)皇女とされ、これが斎宮の直接の起源であるとも伝えられている。
★斎宮(さいぐう/さいくう/いつきのみや/いわいのみや) http://p.tl/Ez7z
古代から南北朝時代にかけて、伊勢神宮に奉仕した斎王の御所であるが、平安時代以降は賀茂神社の斎王(斎院)と区別するため、斎王のことも指すようになった。後者は伊勢斎王や伊勢斎宮とも称する。
★斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ) http://p.tl/WFRO
伊勢神宮または賀茂神社に巫女として奉仕した未婚の内親王または女王(親王の娘)。厳密には内親王なら「斎内親王」、女王の場合は「斎王」「斎女王」と称したが、一般に両者をまとめて斎王と呼ぶ。
伊勢神宮の斎王を斎宮、賀茂神社の斎王を斎院とも称し、斎宮は古代(天武朝)から南北朝時代まで、斎院は平安時代から鎌倉時代まで継続した。伊勢では幕末に、津藩主藤堂高猷が再興を主張したが、成らなかった
★内親王(ないしんのう、うちのみこ、ひめみこ) http://p.tl/0Szx
皇族女子の身位または称号の一つ。現行の皇室典範では天皇からみて直系で二親等以内の者に与えられる。かつては、親王宣下を受けた皇族女子に与えられた。
現在、皇太子徳仁親王の娘である敬宮愛子内親王と、秋篠宮文仁親王の娘である眞子内親王・佳子内親王の合計3人がその地位にある。これら3内親王は直系尊属である今上天皇からみて二親等、即ち孫にあたる。
★親王宣下(しんのうせんげ)http://p.tl/68Vz 皇族の子女に親王および内親王の地位を与えることである。
★天皇(てんのう) http://p.tl/alat
歴史的には日本の君主であり、日本国憲法においては日本の象徴及び日本国民統合の象徴とされる。
現在の在位者は明仁。平成24年11月2日。
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★国造(くにのみやつこ) http://p.tl/Zhvs
古代氏姓制度下の地方豪族、地方官。伴造(とものみやつこ)に対応する。6、7世紀に国造が上で県主(あがたぬし)が下の国県制設定を考える説もあるが、初期大和(やまと)政権のもとに地方官として位置づけられていた君長的な県主制が機能を弱めてきたとき、大和国家の国土統一支配の進展に対応して新たに「国」という行政圏が設定され、その地方のもっとも有力な豪族が長官の国造として位置づけられたものと認められる。
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★屯倉(みやけ) http://p.tl/bE7g
律令(りつりょう)国家成立以前にみられた天皇・皇族の領有地をいい、屯家、官家、御宅、三宅とも書く。本来は稲穀を収納する官倉そのものをいったが、のちには、その官倉に納める稲穀の耕地、付属の灌漑(かんがい)施設、および耕作民(田部(たべ))などを含めるものになった。 ...
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★山の神(やまのかみ) http://p.tl/tDmw
山を支配する神。全国にみられる民間信仰で、多くの土地では山の神は女神だという。しかし男神という所もあり、また夫婦(めおと)神としている例もある。山の神を女神としている地方では、この神は容貌(ようぼう)がよくないので嫉妬(しっと)深く、女人が山に入るのを好まないという。山の神信仰については、山仕事をする木こり、炭焼き、狩人(かりゅうど)などと、農作をする人々との間では多少の違いがある。農民の信ずる山の神は、春先山から下り田の神となって田畑の仕事を助け、秋の収穫が終わると山へ帰り山の神となるという。山仕事をする人々は、山の神が田の神になるというようなことはいわない。 ...
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★天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
三種の神器の一つ。八岐大蛇(やまたのおろち)の尾より出現した剣である草薙剣(くさなぎのつるぎ)の元の名を、『日本書紀』本文の注および一書では天叢雲剣とし、大蛇の上につねに雲気があったゆえの命名とする。中国の『史記』の高祖本紀に、斬蛇剣(ざんだけん)をもつ高祖のいる上にはつねに雲気がたつと語る。その漢の宝剣である斬蛇剣に、わが国の三種の神器の一つである神剣を擬するための命名。
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★日本武尊(やまとたけるのみこと) http://p.tl/YfVE
景行(けいこう)天皇の皇子で、仲哀(ちゅうあい)天皇の父。この皇子の像は『古事記』と『日本書紀』で大きな相違があり、われわれが悲劇的皇子の物語として感動を受けるのは前者であるが、後者では天皇支配の体制に適合する姿に修正されている。記では、皇子は臼(うす)を人格化した小碓命(おうすのみこと)の名で登場し、兄に食事に出席するように願えとの天皇の命令を取り違えて、兄を惨殺する。 ...
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★天火明命(アメノホアカリ)は、日本神話に登場する神のことである。 『古事記』には天火明命、『日本書紀』には火明命、天照国照彦火明命、また『先代旧事本紀』には天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやのみこと)と記されている。 他に膽杵磯丹杵穂命、『神社志料』では天照御魂神などとも呼ばれている。
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