2012年11月21日水曜日

●かたりべ ●【語部】

●かたりべ ●【語部】
★かたり-べ  【語▽部】三省堂 大辞林
(1)古代、古伝承を儀式の際に語ることを職掌とした部民。
(2)転じて、自ら体験・伝聞したことを後世に語り継ぐ人。
「沖縄戦の―」

★語部(かたりべ) http://p.tl/hwoN
古代の職業部の一つ。古伝承を語り伝えて宮廷の儀式で奏上した。『延喜式(えんぎしき)』によると、践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)に、伴宿禰(とものすくね)、佐伯(さえき)宿禰は、美濃(みの)8人 ...

★秋田(県) - 社会・文化  http://p.tl/JfcE
... これはおそらく巡遊の語部(かたりべ)によって運ばれた伝説であろう。巨人伝説は太平山(たいへいざん)や森吉山、鳥海山にある。また鹿角の錦木(にしきぎ)や、雄勝の佐太子沼、山本のえせ子沼 ...

★口承文芸(こうしょうぶんげい)  http://p.tl/2Gil
文字をもって記録された文芸に対して、口から耳へと伝えられてきた文芸をいい、神話、歴史、伝説、諺(ことわざ)、唱え言、童唄(わらべうた)、昔話の類を含む。口承文芸の語は、20世紀初頭にフランスのセビヨPaul Sbillot(1846―1918)が用いたlittrature oraleの訳語とされ、日本では柳田国男(やなぎたくにお)の『口承文芸史考』(1947)の刊行以来普及した用語であるが、古く民間文芸とか伝承文芸とかよばれたものと大差はないだろう。... そこにおのずと「語部(かたりべ)」のような専門職を生じた。雄弁と伝承文学の豊かさで知られるケルト人の場合でみると ... 古代の語部(かたりべ)が、信ずべきものとして、カタル・ヨム・ウタウなどの神聖 ...

★小町伝説  http://p.tl/scYa
... 自己の乞食化と並行して伝播(でんぱ)されたのであろう。小野小町を出した近江(おうみ)小野氏も、全国に移住した家柄で、古代語部(かたりべ)の猿女(さるめ)氏と縁組みしたことが『類聚三代格(るい ...

★鍋沢ワカルパ(?―1913) http://p.tl/lPzI
アイヌの詞曲ユーカラや伝説の伝承者。北海道平取(びらとり)町紫雲古津(しうんこつ)出身。その家系には優れた語部(かたりべ)が多く、金田一京助の『北の人』(1942)に詳しく報告されている。1913年(大正2)、金田一家に滞在して伝えたユーカラが「虎杖丸の曲(クツネシリカ)」として原文対訳で ...

★福井(県) - 社会・文化  http://p.tl/u2Dj
... 八百比丘尼の伝説は、ツバキの枝を手に持つ熊野比丘尼の語部(かたりべ)が諸国へ伝えたものであろう。景勝地「東尋坊(とうじんぼう)」には、平泉寺の悪僧が仲間の僧に突き落とされたという伝説がある。 ...

★落語  http://p.tl/uhme
日本の話芸の代表的なもので、咄(はなし)(噺)の末尾に「落ち」(サゲ)をつけることからこの呼称が生まれた。落語家が和服を着て1人で高座に座り、扇子と手拭(てぬぐい)を用いてユーモラスな表出と、しみじみと聴かせる演出で聴衆を楽しませる。... この系譜は、上代の語部(かたりべ)から中世の同朋(どうぼう)を経て、戦国時代の御伽衆(おとぎしゅう)、御咄(おはなし)の衆に及ぶ。また、高座に正座して巧妙な表出・演出をする話法は ...

★モシ(民族) http://p.tl/KXrX
ブルキナ・ファソ(旧オートボルタ)に住むコンゴ・コルドファン(ニジェール・コンゴ)語系モレ・ダグバン語を話す農耕民。単一の民族集団としては国内で最大であり、人口は約490万(1994)。このほか国外にも50万以上のモシがいる。古くから(おそらく14、5世紀)王国を形成し今日に至っている。... おもだった首長の歴史伝承を保持しているのは、ベンダとよばれる特殊な父系血縁集団の語部(かたりべ)にして楽師である。彼らは巨大なひょうたんの太鼓をたたきながら朗唱を行う。 ...

★詩 - 西欧の詩 http://p.tl/GJsS
... それは叙情詩の世界とは本質的に異なるものであり、語る者は共同の座において種族の語部(かたりべ)として語るのである。たとえ物語的な詩であっても、アーサー王伝説を扱ったテニソンの叙情的な物語詩『国王牧歌 ...

★アイルランド民謡  http://p.tl/k3rC
ゲール語を第一国語とするアイルランドは、口承文芸時代にはフィラ(詩人)やシャナヒー(語部(かたりべ))による優れた文芸作品を生み出したが、イギリスの支配下に置かれてからはゲール語の文芸は抑圧されざるを ...

★アイルランド・ゲール語  http://p.tl/jS3I
アイルランド語はインド・ヨーロッパ語族に属するケルト語のゴイデリックGoidelic(Q Celtic)に分類される言語である。... 古代における口承文学時代に、詩人(フィラ)や語部(かたりべ)(シャナヒー)は表現の芸術性を高め、5世紀のキリスト教の定着とともに文字が導入されると、7~11世紀ごろには ...

★ニジェール  http://p.tl/E1IZ
西アフリカ内陸部にある典型的な内陸国。正称はニジェール共和国Rpublique du Niger。国名は国の南西端を流れるニジェール川に由来する... トゥアレグ人のタマシェク語以外は文字がなく、語部(かたりべ)(グリオ)が存在する。  人口増加率は3.6%(2000~2006)と高く、年齢別人口構成はピラミッド型で、15歳以下が49.5%を占め ...

★はっぴゃく-びくに  【八百▽比▽丘尼】三省堂 大辞林
伝説の一。人魚の肉など特に変わったものを食べたため、娘の姿のまま老いることなく八百歳まで生存したという比丘尼の話。若狭(わかさ)国小浜に結びつけて説くものが多い。
★くまの-びくに  【▼熊野▽比▽丘尼】三省堂 大辞林
近世、熊野三山に詣でて行をし、その帰途、熊野牛王の誓紙を売り歩いた尼僧。はやり唄などを唄い、物乞いをして歩いたため、歌比丘尼ともいわれた。のちには売春もするようになった。

★人魚(にんぎょ)http://p.tl/Sjhv 水中に生息すると考えられた伝説上の生き物

★伝説の生物一覧(でんせつのせいぶついちらん) http://p.tl/ux86
神話や伝説などで、伝承される主だった生物、種族、精霊などを一括表記するページである

★絵解・絵解き(えとき) http://p.tl/-dZ9
変相図を含む説話画等の仏教絵画を物語る行為、およびそれを行う日本の職能、芸能である。
当初は僧職にある者が行ったとされるが、間もなく巷間芸能化・大道芸化した
女性の「絵解」を絵解比丘尼・絵解き比丘尼(えときびくに)、あるいは歌比丘尼(うたびくに)、勧進比丘尼(かんじんびくに)、熊野比丘尼(くまのびくに)等と呼ぶ。
17世紀には完全に街娼化した。

★娼婦(しょうふ、英: Prostitute) http://p.tl/nFAq
性的サービスを提供することによって金銭を得る女性を指す。同義語は「売春婦」、「淫売婦」、「パンパン」など多数。古い文体では醜業婦。また街頭に立つ娼婦を指して「街娼」や「たちんぼ」とも。侮蔑的な意味合いを含んだ類語に「淫売」などがある。「身売り」と言うときに示唆する職業の女性の総称でもある。

★パンパン  http://p.tl/q5nL
1945年9月以降の日本における連合国軍による占領統治下、主として在日米軍将兵を相手にした街中の私娼(街娼)である。
「パンパン・ガール」「パン助」「洋パン」ともいう

★ユーカラ    三省堂 大辞林
アイヌ口承文芸のうち、節をつけ韻文で語られる叙事詩。広義には、人間の英雄を主人公とした戦闘・恋愛の長編叙事詩である英雄詞曲(人間のユーカラ)と、自然神や人文神が主人公でサケヘ(リフレイン)を挟んで謡われる神謡(神々のユーカラ)をさすが、狭義には英雄詞曲のみをさす。なお、地域によって呼称が異なり、英雄詞曲をユーカラ・サコロペ・ヤイエラプ・ハウ・ハウキなどと、神謡をカムイ-ユーカラ・オイナなどと呼んでいる。
★ユーカラ(ラテン文字表記:yukar)  http://p.tl/PQAk
アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称である。短いものから何日もかけて語られる長いものまである。アイヌは文字を持たないため、口承で伝えられてきた。ユカラともいう。

★リフレイン[refrain]  音楽用語辞典
主にコーラスでのテーマの繰り返しのことを呼ぶ。
★リフレイン(英語:refrain) http://p.tl/SsGS
    ・リフレイン形式 - 楽曲の形式の一つ。


★シャナヒー (Shanachie)  http://p.tl/9PPw
スウェーデンやノルウェーなど北欧の伝承音楽、アイルランドやスコットランドなどケルト音楽にアレンジを加え演奏する日本のバンドである。

★延喜式(えんぎしき) http://p.tl/YJeA
平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つである。

★伴竜男 - Wikipedia http://p.tl/FyFg
伴 竜男(とも の たつお、生没年不明)は、平安時代の貴族。大伴氏(伴宿禰(とものすくね))の一族 だが、系譜ははっきりしない。名の類似性から大納言・伴善男と兄弟として伴国道の子と する説や、大和守・大伴稲公の孫にあたる民部少輔・大伴久米主の子とする系図がある 。

★宿禰(すくね) http://p.tl/27oP
八色の姓(やくさのかばね)で制定された、姓(かばね)の一つ。真人(まひと)、朝臣(あそん)についで3番目に位置する。大伴氏、佐伯氏など主に連(むらじ)姓を持 った神別氏族に与えられた。
宿禰の語は、野見宿禰、葦田宿禰や武内宿禰のように、大和朝廷初期(1世紀~4世紀ごろ)では名前として使われていた様である。

★八色の姓(やくさのかばね) http://p.tl/xp9y
天武天皇が684年(天武13)に新たに制定した「真人(まひと)、朝臣(あそみ・あそん)、宿禰(すくね)、忌寸(いみき)、道師(みちのし)、臣(おみ)、連(むらじ)、稲置(いなぎ)」の八つの姓の制度のこと。
『日本書紀』の天武天皇十三年冬十月の条に、「詔して曰はく、更諸氏の族姓を改めて、八色の姓を作りて、天下の万姓を混(まろか)す。一つに曰く、真人。二つに曰く、朝臣。三つに曰く、宿禰。四つに曰く、忌寸。五つに曰く、道師。六つに曰く、臣。七つに曰く、連。八つに曰く、稲置」とある。
天武天皇の国風諡号(和風諡号、わふうしごう)は、天渟中原瀛真人天皇(あまのぬなはらおきのまひとのすめらみこと)という。「真人」が使われており、八色の姓の筆頭にあげられている。

★大伴氏(おおとも) http://p.tl/cNe5
古代日本の有力氏の一つ。姓(かばね)は、連、八色の姓の時宿禰の姓になる。天孫降臨の時に先導を行った天忍日命の子孫とされ、佐伯氏とは同族関係であるとされている(一般には佐伯氏を大伴氏の分家とするが、その逆とする説もある)。
★佐伯氏(さえきし) http://p.tl/zTrL 古代日本の有力氏族である。

★橘氏(たちばなし、-うじ) http://p.tl/PtND 「橘」を氏・本姓とする氏族。
美努王(第30代敏達天皇三世王)の妻・県犬養三千代を祖とする皇別氏族で、飛鳥時代末から橘宿禰(のち朝臣)姓を称した。

★朝臣(あそみ、あそん) http://p.tl/XPjT
684年(天武13年)に制定された八色の姓(やくさのかばね)の制度で新たに作られた姓(かばね)で、上から二番目に相当する。一番上の真人(まひと)は、主に皇族に与えられたため、皇族以外の臣下の中では事実上一番上の地位にあたる。読みは「あそみ」が古い。古くは阿曽美、旦臣とも書いた。

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