●霜(しも)●和暦(われき)
★霜(しも) http://p.tl/TG43
物体の表面が冷やされることで、空気中の水蒸気が昇華(固体化)し、氷の結晶として堆積したものである。
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★昇華(しょうか、英語: sublimation) http://p.tl/MxUB
元素や化合物が液体を経ずに固体から気体、または気体から固体へと相転移する現象。温度と圧力の交点が三重点より下へ来た場合に起こる。
★初霜・終霜 http://p.tl/_3DC
寒候期に最初に発生した霜を初霜(はつしも)あるいは霜の初日、最後に発生した霜を終霜(しゅうそう)あるいは霜の終日という。
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★着氷(ちゃくひょう) http://p.tl/Vh9r
氷点下の環境で、空気中の過冷却水滴もしくは水蒸気が、物体に衝突して凍結もしくは昇華することで、氷層が形成される現象。自然現象としては霧氷や雨氷がある。
航空機が過冷却水滴で出来ている雲の中を飛行するときに、雲粒が機体に当たって凍結し、着氷を起こす。また、漁船などの船舶が高緯度地方の海洋を航行するときに、波飛沫が船体に当たって凍結し、船体着氷を起こす。どちらの場合も事故のもとになりうる。
地上で着氷が発生した場合、木などに付着して重みを増し、枝や幹が曲がったり折れたりする。車や建物の窓に付着すると透明ではなくなり、見通しが悪くなったりする。地面に付着するとスリップを起こしやすくする。線路や電線等にも付着し、被害をもたらす。
着氷に関する注意喚起として「着氷注意報」が、海上での着氷に関する警戒喚起として「海上着氷警報」が発表される。
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★霧氷(むひょう) http://p.tl/jdQU
氷点下の環境で、空気中の過冷却水滴もしくは水蒸気が、樹木その他の地物に衝突して凍結もしくは昇華することでできる、白色や無色透明の氷層の総称。いわば自然現象としての着氷現象。普通、樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類される。
樹氷(じゅひょう)(soft rime)は、冬山などで、過冷却水滴からなる濃霧が樹木などの地物に衝突し、その衝撃で凍結・付着した氷層。一般的には、氷層を付着させた樹木そのものを指して樹氷と呼ぶこともある。
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★初霜(はつしも) http://p.tl/gVP2
その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜、またはその霜が降りた日のこと。1981 - 2010年の平均では、旭川では10月7日前後、東京は12月14日前後、大阪は11月30日、福岡は12月8日頃。しかし、都市化によるヒートアイランド現象と地球温暖化の影響で近年は遅くなる傾向にある。1994年 - 1995年冬の東京の初霜は2月11日と、異常な遅さだった。
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★霜降(そうこう) http://p.tl/j4-i
二十四節気の第18。九月中(通常旧暦9月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が210度のときで10月23日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から10/12年(約304.37日)後で10月22日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立冬前日までである。
西洋占星術では、霜降を天蠍宮(さそり座)の始まりとする。
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★二十四節気(にじゅうしせっき) http://p.tl/AxER
一太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。二十四気(にじゅうしき)ともいう。太陰太陽暦において月名を決定し、季節とのずれを調整するための指標として使われる。分割点には12の節気と12の中気が交互に配され、各月の朔日(1日)が対応する節気前後になるように月名を決める。実際には月中に次の中気が含まれるように決める。例えば雨水が含まれる月を「正月」と決めると元日の前後半月以内に立春があることになる。中気が含まれない月が現れた場合には閏月が設けられる。ただし、定気法においては例外の処理が必要となる。特に重要な中気である夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立、二至二分と四立を併せて八節という。
また1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けた24の期間を表すものとして使われることがある。この場合、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた、七十二候という分類があり、各気各候に応じた自然の特徴が記述された。日本では暦注など生活暦において使われている。
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★七十二候(しちじゅうにこう) http://p.tl/ZSRG
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。
中には、「野鶏入水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれている。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、 七十二候の名称は何度か変更されている。
日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成された。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。
俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っている。
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★日本の暦(にっぽんのこよみ) http://p.tl/wX4H
各月の別名 国民の祝日 二十四節気、雑節 節句 六曜(六輝) など
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★干支(かんし、えと、中国語:干支、ピンイン:gānzhī) http://p.tl/LbfD
十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞。暦を始めとして、時間、方位などに用いられる。六十干支(ろくじっかんし)、十干十二支(じっかんじゅうにし)、天干地支(てんかんちし)ともいう。
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★暦注(れきちゅう) http://p.tl/zV4A
暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などの事項のことである。
暦注の大半は、陰陽五行説、十干十二支(干支)に基づいたものである。一般に、暦の上段には日付・曜日・二十四節気などの科学的・天文学的な事項や年中行事が書かれ、中段には十二直、下段には選日・二十八宿・九星・暦注下段などの非科学的・迷信的な事項が書かれる。また、六曜は日付の下に書かれることが多いが、これも暦注に入れる。
暦注の日取りを決める方法を撰日法という。
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★和暦(われき) http://p.tl/MseE
日本独自の紀年法であり、元号とそれに続く年によって年を表現する。邦暦(ほうれき)とも。飛鳥時代の孝徳天皇によって645年に制定された大化がその始まりであり、以来15世紀に渡って使われ続けてきている。
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