2014年7月3日木曜日

●麻

●麻 ◆あさ 【麻】 ① クワ科の一年草。中央アジア原産。渡来は古く,古代から重要な繊維植物として栽培されてきた。茎は直立し,1~3メートルになる。葉は三~九枚の小葉からなる掌状複葉で,各小葉は披針形で縁に鋸歯(きよし)がある。雌雄異株。初夏,淡緑黄色の雄穂,緑色の雌穂をつける。雌株からは麻薬がとれる。茎の靭皮(じんぴ)を繊維として利用する。皮をはいだ残りは「おがら」と呼ばれる。種子(麻の実)からは油をとり,また鳥の飼料などにする。大麻(たいま)。 [季] 夏。 ② ① に似た長い繊維を持つ植物。アマ(亜麻)・チョマ(苧麻)・コウマ(黄麻・ジュート)・マニラ麻・サイザル麻など。 ③ 大麻・苧麻・亜麻・ジュートなどからとる繊維。またその繊維で製した糸・布など。大麻・苧麻など靭皮繊維からとるものとマニラ麻・サイザル麻など葉脈繊維からとるものがある。強靭で用途は広く,衣料・綱・網・梱(こうり)包布などとする。 [句]麻の如し ・ 麻の中の蓬    ・・・・・・・・・・ ・お を 【麻・苧】 ① アサの古名。 「 -の畠あり/宇治拾遺 12」 ② アサやカラムシの繊維を紡いだ糸。 「 -をよりて/土左」    ・・・・・・・・・・ ・そ 【麻】 あさ。複合語として用いることが多い。 「真(ま)-木綿(ゆう)」 「真-むら」 「打ち-」    ・・・・・・・・・・ ・【ま】[漢字] 【 麻 】 [音] マ ① あさ。あさぬの。あさいと。 「 麻布 ・大麻 ・白麻 ・乱麻 」 ② あさの類。 「 亜麻 ・黄麻 ・胡麻(ごま) ・蓖麻(ひま) 」 ③ 〔「痲」とも書く〕 しびれる。 「 麻酔 ・麻痺(まひ) ・麻薬 」 【 摩 】 [音] マ ① する。こする。なでる。 「 摩擦 ・摩滅 ・按摩(あんま) 」 ② せまる。とどく。 「 摩天楼 」 ③ 梵語の音訳字。 「 摩訶(まか) ・摩尼(まに) ・摩耶(まや) ・維摩(ゆいま) ・摩利支天 」 【 磨 】 [音] マ 〔原義は,ひきうすの意〕 ① する。すりへらす。すりへる。 「 磨滅 」 ② みがく。 「 研磨 ・琢磨 」 ③ きたえる。はげむ。 「 練磨 ・切磋琢磨(せつさたくま) 」 【 魔 】 [音] マ ① 人を迷わせ,人の善事をさまたげるもの。 「 魔王 ・魔境 ・魔窟(まくつ) ・魔手 ・魔性 ・魔障 ・魔神 ・悪魔 ・閻魔(えんま) ・邪魔 ・天魔 ・夢魔 ・妖魔(ようま) 」 ② 神秘的な力をもつもの。まもの。 「 詩魔 ・睡魔 」 ③ ふしぎな。あやしい。 「 魔術 ・魔法 ・魔力 」 ④ 度を超して,一つの事に執着する人。 「 電話魔 」 「麻」に似た言葉»   亜麻 アサ   ◆あさ 【麻】   世界宗教用語大事典 アサ科一年草。繊維植物として早くから世界各地で栽培。古代ギリシア人は麻糸を人の運命の象徴とした。モイラたち三女神が適当に切るので運命が決まると考えたのだ。大麻から取った麻薬は、陶酔するため巫女たちが使った。   ◆麻    季語・季題辞典 読み方:アサ クワ科の一年草 季節 夏 分類 植物   ◆アサ(麻、Cannabis)http://is.gd/rJprZZ 中央アジア原産とされるアサ科アサ属で一年生の草本で、大麻(たいま)または大麻草(たいまそう)とも呼ばれる。伊勢神宮の神札を大麻と呼ぶ由来となった植物であり、神道とも深い歴史的な関わりを持っている。 第二次世界大戦の終戦前までは、日本では米と並んで作付け量を指定されて盛んに栽培されていた主要農作物。古来から日本で栽培されてきたものは麻薬成分をほとんど含まない。4か月で4メートルの背丈になるほど成長が早く、茎などから繊維が得られ、実は食用となるほか、油も取れるなど利用価値が高い。大豆に匹敵する高い栄養価を持つ実を食用として料理に使うことは違法ではないが、国内では許可なく育てることはできないため、食用の種子は輸入に頼っているのが現状である。法律で規制される麻薬と、その他の活用方法の混同を避ける意図からヘンプと呼ばれることもある。 この植物のなかでも、麻薬成分を多く含む品種の葉及び花冠を乾燥または樹脂化、液体化させたものを特に大麻(マリファナ)と呼ぶことがある。 広義にはアサは麻繊維を採る植物の総称であり、アマ科の亜麻やイラクサ科の苧麻(カラムシ)、シナノキ科黄麻(ジュート)、バショウ科マニラ麻、リュウゼツラン科サイザル麻もアサと呼ばれることがあるが、本項目とは全く別の種類の植物である。   ◆★よこづな 【横綱】  http://is.gd/lhwV1q (1)相撲力士の最高の階級。また、横綱力士の略称。大関の中で品格・力量が抜群の者に与えられる。本来は階級ではなく、吉田司家(つかさけ)から横綱(2)を締めることを許された力量抜群の大関力士を称した。番付面に横綱と銘記されたのは1890年(明治23)の西ノ海が最初で、1909年(明治42)横綱を最高位とすることを成文化した。なお、横綱の代数は伝説的力士明石志賀之助を初代として数えている。 (2)白麻で編んだ太いしめなわ。土俵入りの際、(1)が化粧まわしの上から締めるもの。つな。 (3)同類中で最もすぐれたもの。   ◆ねずさんの ひとりごと 麻のお話  http://is.gd/F3C9qP 戦前まで、いわゆる麻でできた着物というのは、旅館の仲居さんをはじめ、普段着として、日本では広く用いられていました(冒頭の写真)。 浴衣などは、その多くが麻でできた着物でした。 なんといっても麻は、吸湿性吸汗性に優れ、木綿(もめん)よりも通風性もよく、乾きも早いので、とても着心地がよかったのです。 戦前、女性たちがよく身につけていたモンペ(下の写真)も、その生地は、たいてい麻でした。 また、下駄(げた)や草履(ぞうり)などの鼻緒(はなお)などにも、麻はよく用いられていました。   ◆麻 (繊維) - Wikipedia   http://is.gd/4jp3CF 麻と呼ばれる繊維は数種類があり、家庭用品品質表示法によると、苧麻(ちょま : カラムシ、ラミー)と亜麻(あま、リネン)の2種類を指す。これらは光沢と通気性があり、 肌触りの良さから夏物の衣料品や寝装具などに用いられることが多い。

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