2014年7月27日日曜日
●無●
●無●
◆ぶ 【無】
( 接頭 )
名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。
① 「…がない」「…しない」の意を添える。 「 -遠慮」 「 -風流」
② 「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。 「 -愛想」 「 -作法」 〔「不」とも書く〕
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・ぶ 【不】
( 接頭 )
名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。
① 「…でない」「…しない」の意を添える。 「 -器用」 「 -調法」 「 -用心」
② 「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。 「 -気味」 「 -器量」 「 -細工」 〔「不」は漢音フウ・呉音フで本来ブの音はなく,ブ(無)に影響されて生じたものと思われる。「無」とも書く〕
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・【ぶ】[漢字]
【 不 】
⇒ ふ〔不〕 [漢]
【 分 】
⇒ ぶん〔分〕 [漢]
【 侮 ( 侮 ) 】 [音] ブ
あなどる。あなどり。 「 侮辱 ・侮蔑(ぶべつ) ・軽侮 」
【 奉 】
⇒ ほう〔奉〕 [漢]
【 武 】 [音] ブ ・ム
① いさましい。強い。 「 武名 ・武勇 ・威武 」
② いくさ。軍事。 「 武官 ・武器 ・武家 ・武芸 ・武功 ・武士 ・武術 ・武将 ・武神 ・武装 ・武断 ・武備 ・武者(むしや) ・演武 ・尚武 ・文武 」
③ 「武蔵(むさし)国」の略。 「 武州 ・総武 」
【 歩 】
⇒ ほ〔歩〕 [漢]
【 部 】 [音] ブ
① 区分する。また,小分けした一つ。 「 部首 ・部分 ・部門 ・部類 ・一部 ・外部 ・後部 ・全部 ・頭部 ・内部 」
② 特に会社・役所などの組織上の区分。 「 部下 ・部署 ・部隊 ・軍部 ・人事部 ・総務部 」
③ 群れ。集落。 「 部族 」
④ 趣味同好のグループ。 「 文芸部 ・野球部 」
⑤ 新聞・雑誌・書物などを表す。 「 部数 ・残部 ・大部 」
【 無 】
⇒ む〔無〕 [漢]
【 誣 】 [音] ブ ・フ
いつわる。あざむく。 「 《 ブ 》 誣告 ・讒誣(ざんぶ) 」 「 《 フ 》 誣言(ふげん)((ぶげん)) ・誣妄(ふぼう) ・誣謗(ふぼう) ・誣罔(ふもう) 」
【 撫 】 [音] ブ
① なでる。かわいがる。いつくしむ。 「 撫育 ・撫恤(ぶじゆつ) ・撫養 ・愛撫 ・慰撫 」
② やすんじる。しずめる。 「 撫安 ・鎮撫 」
【 舞 】 [音] ブ
① まう。まい。 「 舞楽 ・舞姫(ぶき) ・舞曲 ・舞台 ・舞踏 ・舞踊 ・歌舞 ・剣舞 ・日舞 ・洋舞 ・乱舞 」
② ふるい起こす。はげます。 「 鼓舞 」
③ 自分勝手に取り扱う。もてあそぶ。 「 舞文 」
【 蕪 】 [音] ブ
① 雑草がおいしげる。あれる。 「 荒蕪 ・繁蕪 ・平蕪 」
② 乱れて入りまじる。 「 蕪雑 ・蕪辞 」
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・む 【無・无】
① 何もないこと。存在しないこと。 ↔ 有(ゆう) 「 -に等しい」 「 -から有を生じる」
② 〘仏〙
㋐ 事物も現象も全く存在しないこと。 → 有(う) ・ 空(くう)
㋑ 禅宗で,世界の絶対的な真の姿。有と無の対立を超越した悟りの世界。絶対無。
③ 〘哲〙
㋐ 有(存在)の否定または欠如。実在・はたらき・規定などがないこと。
↔ 有(ゆう)
㋑ 有や③ ㋐ を超越し,有を有たらしめる絶対的無限定的なもの。老子や西田哲学など東洋思想で説かれる。絶対無。 → 空
[句]無に帰する ・ 無にする ・ 無になる
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・む 【無】
( 接頭 )
名詞に付いて,そのものが存在しないこと,その状態がない意を表す。 「 -免許」 「 -資格」 「 -修正」 「 -理解」 「 -届け」
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・【む】[漢字]
【 矛 】 [音] ム ・ボウ
ほこ。長いほこ。 「 矛盾 ・矛戟(ぼうげき) 」
【 武 】
⇒ ぶ〔武〕 [漢]
【 務 】 [音] ム
つとめ。つとめる。 「 義務 ・急務 ・業務 ・勤務 ・激務 ・兼務 ・公務 ・国務 ・事務 ・職務 ・政務 ・本務 」
【 無 】 [音] ム ・ブ
① ない。存在しない。むなしい。 「 《 ム 》 無為(むい)((ぶい)) ・無学 ・無策 ・無始 ・無上 ・無常 ・無情 ・無職 ・無心 ・無人(むじん)((ぶにん)) ・無数 ・無知 ・無恥 ・無道(むどう)((ぶどう)) ・無二 ・無能 ・無比 ・無辺 ・無名 ・無理 ・無慮 ・有無(うむ) ・皆無 ・虚無 ・絶無 ・無一物 ・無尽蔵 」 「 《 ブ 》 無事 ・無粋 ・無頼 ・無聊(ぶりよう) ・無礼 」
② ないがしろにする。 「 無視 ・無法 」
【 夢 】 [音] ム
① ゆめ。ゆめをみる。 「 夢想 ・夢中 ・夢寐(むび) ・悪夢 ・夢遊病 ・白昼夢 ・酔生夢死 」
② はかないもの。まぼろし。 「 夢幻 」
【 霧 】 [音] ム
きり。 「 霧散 ・霧中 ・霧笛 ・雲霧 ・濃霧 ・五里霧中 」
「無」に似た言葉» 虚無 無し 零 絶無 皆無
◆無(む、无)
否定を一般化した表現。対義語は有。
「定義されていない(未定義)」事とは意味合いが異なる場合がある。
(ム)存在の対立概念。哲学や宗教において根本的なテーマとなる。類似の概念に「空」がある。
◆無の概念 http://urx.nu/at1d
◆定義
物事が存在しないこと。絶対的虚無であり、存在論(有論)に立たず、言わば、「無論」に立つ。
物事が、ある状態の下にないこと。ゆえに、他の状態にはあることが含示された存在論に立つ。
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