2014年7月25日金曜日

●人間50年●

●人間50年● ◆敦盛 (幸若舞)   「人間(じんかん)五十年」は、人の世の意。「化天」は、六欲天の第五位の世化楽天で、 一昼夜は人間界の800年にあたり、化天住人の定命は8,000歳とされる。「下天」は、六欲天の最下位の世で、一昼夜は人間界の50年に当たり、住人の定命は500歳とされる。   ◆あらすじ 1184年(元暦元年)(平家方の呼ぶ寿永2年)、治承・寿永の乱(源平合戦)の一戦である須磨の浦における「一ノ谷の戦い」で、平家軍は源氏軍に押されて敗走をはじめる。 平清盛の甥で平経盛の子、若き笛の名手でもあった平敦盛は、退却の際に愛用の漢竹の横笛(青葉の笛・小枝)を持ち出し忘れ、これを取りに戻ったため退却船に乗り遅れてしまう。敦盛は出船しはじめた退却船を目指し渚に馬を飛ばす。退却船も気付いて岸へ船を戻そうとするが逆風で思うように船体を寄せられない。敦盛自身も荒れた波しぶきに手こずり馬を上手く捌けずにいた。 そこに源氏方の熊谷直実が通りがかり、格式高い甲冑を身に着けた敦盛を目にすると、平家の有力武将であろうと踏んで一騎討ちを挑む。敦盛はこれに受けあわなかったが、直実は将同士の一騎討ちに応じなければ兵に命じて矢を放つと威迫した。多勢に無勢、一斉に矢を射られるくらいならと、敦盛は直実との一騎討ちに応じた。しかし悲しいかな実戦経験の差、百戦錬磨の直実に一騎討ちでかなうはずもなく、敦盛はほどなく捕らえられてしまう。 直実がいざ頸を討とうと組み伏せたその顔をよく見ると、元服間もない紅顔の若武者。名を尋ねて初めて、数え年16歳の平敦盛であると知る。直実の同じく16歳の子熊谷直家は、この一ノ谷合戦で討死したばかり、我が嫡男の面影を重ね合わせ、また将来ある16歳の若武者を討つのを惜しんでためらった。これを見て、組み伏せた敵武将の頸を討とうとしない直実の姿を、同道の源氏諸将が訝しみはじめ、「次郎(直実)に二心あり。次郎もろとも討ち取らむ」との声が上がり始めたため、直実はやむを得ず敦盛の頸を討ち取った。 一ノ谷合戦は源氏方の勝利に終わったが、若き敦盛を討ったことが直実の心を苦しめる。合戦後の論功行賞も芳しくなく同僚武将との所領争いも不調、翌年には屋島の戦いの触れが出され、また同じ苦しみを思う出来事が起こるのかと悩んだ直実は世の無常を感じるようになり、出家を決意して世をはかなむようになる。   ◆織田信長 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば・・・・」 http://bochan.exblog.jp/2131076  「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。              ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」  (人間の一生は所詮五十年に過ぎない。 天上世界の時間の流れてくれべたらまるで夢や幻のようなものであり、命あるものはすべて滅びてしまうものなのだ。)  この謡は「幸若舞・叉は(曲舞・くせまい)」と言う、室町時代から流行しはじめた伝統芸能で演じられる作品「敦盛」の一節なのである。   ◆人間50年とは  http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1515873.html 「人間50年、下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」 信長が好んだ敦盛ですが意味を教えていただけますか?   A.『平家物語』自体が、当時流行した「末法思想」や「浄土教」の影響を受けているでしょうが…  天人で一番寿命の短い四王天の天人ですら、その1日は人間の50年。人間から見たら想像を超えた長寿ですね。しかし、四王天の天人も「トウ<※立心偏に刀>利天」に比べたら、またその天人も「兜卒天」に比べたら… しかし、いくら長寿であろうともいつかは死を迎える。死はすべての生命に平等に与えられる。いくら長生きをし、いくら栄華を誇っても、それはただ生きているというだけで、きわめて空しい生き方である。であれば真実なるもの(『平家物語』では仏教でしょうが)を求め、いかに生きるかが重要であるという意識でしょうね。あるいは今川義元を“下天の夢”を見ている天人に見立てたかもしれませんね。   ◆人間50年に関するQ&A-Yahoo!知恵袋   http://urx.nu/aq06 Q. 人間は50年も生きていると ある程度のお金と 地位と名誉は得られるものです ... A. 橋本京明ではないでしょうか。 彼のパワーは最強だと、誰もが口を揃えます。 ... Q. 人間50年、織田信長だったのか?おしマイケル??? A. 共通点は男色だけ?? Q. 人間50年何を成しに来たのか? A. 何故50年なのか? 成しに来るとは何なのか? 言葉がイマイチよくわからないです。   ◆人間五十年夢幻のごとくなり - 故事百選 http://www.iec.co.jp/kojijyukugo/vo61.htm にんげんごじゆうねんゆめまぼろしのごとくなり・・・・・ 人が精一杯生きられる期間はせいぜい五十年位であり、それは夢のようにはかなく過ぎてしまうものです。はかないからこそこの期間にしっかり頑張りたいものです。いいかげんな生き方をすれば、結局は悔いをのこすことになるのですから……。

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