2014年7月5日土曜日

●うま

●うま ◆うま【馬】 〔「馬」の字音「マ」に基づいてできた語〕 ① 奇蹄目ウマ科の哺乳類。肩高1.2~1.7メートル。長い顔とたてがみをもつ。走ることが速く,力も強い。毛色はさまざま。草食。モウコウマを起源にもつとされ,軍用・役用として古くから家畜化された。日本では農耕・運搬・乗用などに使ったが,今日では主に競走用・乗馬用に飼育される。皮・骨・尾の毛なども利用する。むま。こま。 ② 四方に脚部があり,上に乗れるようになった道具。脚立(きやたつ)・踏み台など。 ③ 競馬。 ④ 将棋で,桂馬および角行の成り駒の竜馬の称。 ⑤ 木製の脚つき台にしんを張り,布で覆ったアイロン台。ジャケットの袖や肩の仕上げに用いる。仕上げ馬。 ⑥ 双六(すごろく)の駒。 「 -おりぬ双六/枕草子 139」 ⑦ 遊興費・飲食費の不足額を取り立てに客の家までついていく者。つけうま。 「 -を引いて朝帰り」 ⑧ (動植物の名などの上に付けて)同類の中での大きなものの意を表す。 「 -虻(あぶ)」 「 -すげ」 〔中古以降,「むま」と表記された例が多い〕 → 駒(こま) [句]馬が合う ・ 馬肥ゆる ・ 馬には乗って見よ人には添うて見よ ・ 馬の背を分ける ・ 馬の耳に風 ・ 馬の耳に念仏 ・ 馬は馬づれ ・ 馬を牛に乗り換える ・ 馬を鹿    ・・・・・・・・・・ ・【ば】[漢字]  【 馬 】 [音] バ ・メ うま。 「 《 バ 》 馬脚 ・馬具 ・馬車 ・馬術 ・馬食 ・馬丁 ・馬匹 ・馬力 ・馬齢 ・愛馬 ・騎馬 ・牛馬 ・軍馬 ・競馬 ・乗馬 ・駄馬 ・竹馬 ・調馬 ・駑馬(どば) ・輓馬(ばんば) ・奔馬 ・名馬 ・木馬 ・落馬 ・驢馬(ろば) 」 「 《 メ 》 馬寮 ・駿馬(しゆんめ)((しゆんば)) 」 【 婆 】 [音] バ ① 年老いた女。 「 産婆 ・老婆 」 ② 梵語の音訳字。 「 娑婆(しやば) ・婆羅門 ・卒塔婆(そとば) 」 【 罵 】 [音] バ ののしる。悪口をいう。 「 罵声 ・罵倒 ・罵詈(ばり) ・悪罵 ・嘲罵(ちようば) ・痛罵 ・面罵 」    ・・・・・・・・・・ ・ま 【馬】 うま。 「竜の-を我(あれ)は求めむあをによし奈良の都に来む人のたに/万葉集 808」    ・・・・・・・・・・ ・むま 【馬】 「 うま(馬) 」に同じ。 「 -の爪筑紫の崎に留(ち)まり居て/万葉集 4372」 「馬」に似た言葉»     牡馬 雄馬 馬匹   ◆うま 馬   実用空調関連用語 「架台」のこと。歩み板や角材を乗せて足場にする台。   ◆馬   歴史民俗用語辞典 読み方:ウマ(uma) 用途はそもそも軍事・輸送が中心で、馬耕が普及するのは近世に入ってから。   ◆うま 【馬】 世界宗教用語大事典 日本の神社には、馬を神霊が乗る聖獣として奉納する風があったが(のちに絵馬となる)、西欧やインドの神話でも太陽神の車を馬が引く。反面、馬は死者の車を引く獣でもあり、馬の像や馬具が副葬品にされたりする。欧州の旧石器時代の洞窟壁画に、牛が雌性として刻されているのに対し、馬は雄性の代表として刻されており、馬の肉体的魅力の現れと解される。白馬が神聖視されるのは世界共通のようだ。民間信仰で馬娘婚姻話などもある(おしら様)。→ 絵馬 白馬節会 馬の神 厩舎祭 おしら様   ◆せんば(馬) 競馬用語辞典 去勢された馬のことである。競走能力はあるのだが非常に気が悪く、反抗的で成績の上がらない牡馬は、去勢すると性質も従順になって成績も上がることがある。   ◆馬   動物名辞典 読み方:ウマ(uma) ウマ科の哺乳動物 学名 Equus caballus   ◆馬   隠語大辞典 読み方:うま 1.1 娶の事、肥後地方の方言。2 遊廓などにて遊興費の支払不足なる客に従ひ、その不足額を受け取る人をいふ。かかる人を従ふるを馬を引くといふ也。 2.馬(一)遊女の異名。「売春婦異名集」に「女郎の異名をうまといふ心は人を乗せて過ぐるといふ意なりしとぞ」とあり。(二)長大なる陰茎。「うまなみ」の略称。馬の一物に擬していふ。「土器の豆では馬の間に合はず」「土手の草ぬれたで馬はすべりこみ」。(三)月経の隠語。月経帯を締めるを馬に乗るに擬していふ。「雪隠で手綱さばきをする女」「お局は馬から牛へ乗りかへる」。「陣中で巴は馬に二つ乗り」「雪隠へ女房お馬でかけつける」「浅草をくつてゐるのは下女が馬」「馬に乗つてるひまもなき苦界の身」「奥様のお馬も羊程くらひ」「宿下り馬だと見へて外へ出ず」「お馬だよしなと下女ははねつける」「殿様も下女もお馬は鳥居ぎり」「この馬は娘勝手をよく覚え」「りんといふ下女施しに馬をとき」。 3.女のことをいふ。又月経帯のことを「馬」又は「お馬」ともいふ。〔情事語〕 4.〔楽・花・情〕役者仲間の「馬の脚」と云へば舞台に出る馬となつて妙な足踏みをする役で、下等な役とされてゐるところから「大根役者」などいふのと同じく「へぼ役者」又は「役者の数に入らざる者」をいふ。それより何処の誰か判らぬ者を指して「何処の馬の脚か知れぬ者」などいふ。又「馬の骨」とも云ふ。花柳界にて「附馬」と云へば、遊興費不払の節、妓夫又は女中などが調達先まで附いて来ること、「馬を伴れて来た」などともいふ。昔遊廓に遊ぶときは馬にて行きたるを以て、若し遊興費不足等の場合には其馬夫が引受けて再び馬に乗せて帰るところより此語出づといふ。情事語にて「馬」と云へば「経帯」又は「巨陽」のことを指す。「馬肉」のことを単に「ウマ」といひ、馬肉を喰つて別れることを「塩原の別」と洒落る、蓋し「塩原多助」の物語より出でたるものか。教習中の巡査、看守を犯罪者の隠語にては「馬」といふ。 〔隠〕①経帯のこと。お馬ともいふ。②遊女屋の附男のこと。即ち遊客の勘定が不足した時、客につけて寄来す男をいふ、又つけ馬ともいふ。 ⑴月経帯のこと、尻がいを当てているの意。⑵遊廓の附男のこと、即ち遊客の勘定が不足した時、その客につけて勘定取りに来る男、つけ馬ともいう。 分類 情事語、楽/花/情、肥後地方、花柳界    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 附加監視ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・長野県〕 分類 長野県    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 1.教習中ノ巡査看守。〔第二類 人物風俗〕 2.教習中の巡査、看守。「お馬稽古」より出づ。 3.教習中の巡査。    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 1.遊女屋の附男のこと。即ち遊客の勘定が不足した時、客につけて寄来す男を馬又はつけ馬といふのである。川柳に「向ふ見ず飛ばせた駕篭が馬になり」といふのがある。今ならば「向ふ見ず飛ばせた自動車馬に化け」とでもいふべきところだ。〔花柳語〕 2.遊女屋の附男のこと。客が金不足の場合、客につけて寄来す男を男或は附馬(つけうま)といふ。〔花柳界〕 3.遊女屋などで遊興料の不足又は金額の支払を受ける為遊興者に随従して行く人。 4.遊女屋の附男のこと。即ち遊客の勘定が不足した時、客につけて寄来す男を馬又はつけ馬といふのである。川柳に「向ふ見ず飛ばせた駕篭が馬になり」といふのがある。今ならば「向ふ見ず飛ばせた自動車馬に化け」とでもいふべきところだ。 4.遊廓などで勘定の足りない時、不足額を受取るために客と一緒に附いて行く人のことをいふ。 5.遊客の勘定が不足した時に客に附けてよこす附男の事を云ふ。 6.遊女屋等の附馬を云ふ。 7.遊女屋の附馬のこと。遊客の勘定が不足した時、客につけてよこす男を馬、又はつけ馬という。川柳に「向う見ず飛ばせた駕篭が馬になり」というのがある。〔花柳界〕 8.客商売で勘定の足りない時受取るため付いて行く人。「つけ馬」を省略。〔花〕 9.遊女屋の附馬のこと。遊客の勘定が不足したとき、客につけてよこす男を馬、又は「つけ馬」という。川柳に「向うみず飛ばせた駕篭が馬になり」というのがある。 分類 花柳界、花柳語、花/風俗    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 1.巨陽。 2.まかへいともいう。巨陽のこと。「おもざしは馬ににているきりぎりす」「お妾の青いは永井右馬之守」。〔風流〕    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 1.月経帯の事を云ふ。又、「おうま」とも云ふ。「おうま」参照。 2.経帯のこと。お馬ともいふ。 月経帯。前橋。    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 飛台(※「とびだい」)の条を見よ。将棋の駒の桂馬の飛方に似て居るから云つたもの。〔相場語〕 分類 相場語    ・・・・・・・・・・ ・馬 読み方:うま 日本最古の骨牌「ウンスンカルタ」の騎馬に乗れる人の模様ある札を云ふ。又、「めくりかるた」の青札の拾壱を云ふ。   ◆ウマ(馬)  http://is.gd/eThoa2  ウマ目(奇蹄目) ウマ科に属する動物の総称。現生は、いずれもウマ属に属するウマ、シマウマ、ロバの仲間、5亜属9種のみである。狭義の「ウマ」は、このうち特に種としてのウマ Equus caballus のみを指す。 社会性の強い動物で、野生のものも家畜も群れをなす傾向がある。北アメリカ大陸原産とされるが、北米の野生種は、数千年前に絶滅している。欧州南東部にいたターパンが家畜化したという説もある。 古くから中央アジア、中東、北アフリカなどで家畜として飼われ、主に乗用や運搬、農耕などの使役用に用いられるほか、食用にもされ、日本では馬肉を桜肉(さくらにく)と称する。 学名(ラテン語名)は「Equus caballus(仮名転写:エクゥウス・カバッルス)」。equus、caballus ともにラテン語で「馬」の意   ◆うま 名詞 (うま) ウマ目(奇蹄目) ウマ科に属する動物の総称、特にウマ属に属するウマ。古くから家畜として飼われ、主に乗用や運搬、農耕などの使役用に用いられるほか、食用もされる。日本語では馬肉を桜肉とも称する。 木製または鋼鉄製の4本足の作業台。自動車整備時に車体を仮支えする時、大工仕事で切る木材を支えるなど、用途により多種存在する。   ◆熟語 馬酔木 馬が合う 馬面 馬鹿 馬鹿力 馬脚 馬具 馬券 馬耳東風 馬車 馬車馬 馬術 馬上 馬力 馬鈴薯 馬簾 馬子 馬手 木馬 競馬 弓馬

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