●詩 佐藤春夫 秋の女(おみな)よ
●女(おみな) 《「おみな」の音変化》老いた女。おうな。「―翁(おきな)、手おしつべし」〈土佐〉
ぷろきおんさんのメール
ずーっと前にテレビで現代詩に曲をつけて歌っている番組で、やはり佐藤春夫の「秋の女(おみな)よ」の詩を歌っているのを見た記憶があります。
『泣きぬれて 秋の女よ
わが幻の中に来る
泣きぬれた 秋の女を
しぐれだと わたしは思う』
この一節だけでしたが。
ちょっと暗い曲でした。
秋の女(おみな)よ
詩 佐藤春夫 曲 大中恩
泣き濡れて、秋の女(おみな)よ
わが幻のなかに来る、
泣き濡れた秋の女(おみな)を
時雨(しぐれ)だとわたしは思ふ、
泣き濡れて 秋の女(おみな)よ
汝(なれ)は古城の道に去る、
頸(うなじ)に柳葉がちりかかる
枯れた蓮(はちす)を見もしない、
泣き濡れて 秋の女(おみな)よ
汝(なれ)があゆみは一歩一歩、
愛する者から遠ざかる
泣き濡れて泣き濡れて
泣き濡れて 秋の女(おみな)よ
わが幻のなかに去る、
泣き濡れた秋の女を
時雨(しぐれ)だとわたしは思う、
一しきりわたしを泣かせ
またなぐさめて 秋(おみな)の女よ、
凄(すさ)まじく枯れた古城の道を
わが心だとわたしは思う
★泣きぬれて、秋の女よ - 今日ものどは快調 http://p.tl/cXYr
★泣き濡れて 秋の女(おみな)よ http://p.tl/sCkI
★心の歌・歌のこころ*秋の女よ(2) http://p.tl/5CMh
★秋の女(おみな)よ|~しなやかに生きる~ http://p.tl/byMX
★
★混声合唱曲 「秋の女よ」 - 大中恩 合唱団京都エコー 公開日: 2012/07/30
http://www.youtube.com/watch?v=pJlDe6oW78s
0 件のコメント:
コメントを投稿