●一部の方言
★こそ・げる 【刮げる】
(動ガ下一)[文]ガ下二 こそ・ぐ
(1)物の表面を刃物などで削る。また、表面に付着したものを削りとる。
「靴の泥をへらで―・げる」「不潔(じじむさ)をば―・げるやうに奇麗にして/多情多恨(紅葉)」
(2)髪やひげをそる。
「夫婦は頭―・げて諸国行脚の身となりぬ/浮世草子・好色万金丹」
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★こそげる 甲州弁 http://www.weblio.jp/cat/dialect/ksbjt
甲州弁 意味 用例
こそげる 削り落とす ごぼうをこそげる(牛蒡を削り落とす(削ぐ)
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★こそげる 名古屋弁 http://www.weblio.jp/cat/dialect/nagya
名古屋弁 共通語 用法
こそげる 表面を削る・磨く 鍋の 底を こそげる (鍋の底を 磨く)
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★こそげる【刮げる】
表面を削り取る。または、表面に付着したものを除去する。
自分の田の畦、畑の畔から野良道へ出るとき、由兵衛はいちいち草履の底をこそげて一かたまりの土でも自分の家の土を、どこのどいつでも歩く道へ持ち出さないようにした。(宮本百合子『昔の火事』)
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★どこのどいつ 四日市市四郷地区方言 http://www.weblio.jp/cat/dialect/ykich
方言 共通語・該当漢字 語意解説または【使用例】
どこのどいつ だれ 何処の誰か、他でもないこの人だ
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★ネコソゲ 東京方言 http://www.weblio.jp/cat/dialect/tkyhg
東京方言 意味・用例等
ネコソゲ すっかり、何もかも、ねこそぎ 「ねこそげ たべちゃった」
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★ねこそげ 【根刮げ】
「ねこそぎ」に同じ。
「此の大釜に一歩一杯欲しや、―に済ます事ぢや/浮世草子・胸算用 3」
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★根こそげ 実用日本語表現辞典
読み方:ねこそげ
根本からごっそり。何も残らいほどすっかり。根刮げ。一般的には「根こそぎ」(ねこそぎ)という。「根こそぎ持っていかれた」のように用いる。
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★ねこそげ【根刮げ】
1.根を刮(こそ)ぐこと。草木を根まで残さず引き抜くこと。副詞的に用いることもある。
2.(比喩的に)ことごとく除去すること。「ことごとく」の意味で、副詞的に用いることもある。
こうした彼の不正直さが根こそげ曝露する時機が来た。(夢野久作『木魂』)
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★えずく あがつま語 http://www.weblio.jp/cat/dialect/aasmg
[多]=嘔く=吐き気をもよおす
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★あぼす 京ことば
京ことば 意味
あぼす あそぶ
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★ちゃあちゃあぼないちょ 甲州弁 http://www.weblio.jp/cat/dialect/ksbjt
甲州弁 意味 用例
ちゃあちゃあぼないちょ あれこれいろいろ言うな
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★むしやしない ―やしなひ 【虫養ひ】
一時的に空腹を紛らすこと。また、その食べ物。他の欲望にもいう。虫押さえ。
「背なりと弄(いろ)うて貰へば―/浄瑠璃・右大将鎌倉実記」
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★むしやしない 京ことば
京ことば 意味
むしやしない 空腹を一時的にしのぐ食べ物・むしおさえ
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★むしやしない、むしおさえ 大阪弁 http://www.weblio.jp/cat/dialect/osaka
大阪弁 訳語
むしやしない、 腹の足し
むしおさえ
・ 解説
虫養い。虫押さえ。軽く小腹を満たすこと、一時的に空腹をしのぐこと、またその食事。腹の虫を養う程度の食事。むしやしないにたこ焼きでも食べよか。西日本で使う。
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