●しんきろう 【蜃気楼】
★しんきろう 【蜃気楼】
〔蜃(大蛤(おおはまぐり))が気を吐いて描いた楼閣の意〕下層大気の温度差などのために空気の密度に急激な差が生じて光が異常屈折をし、遠くのオアシスが砂漠の上に見えたり、船などが海上に浮き上がって見える現象。日本では富山湾の魚津海岸のものが有名。海市。[季]春。
→逃げ水
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★蜃(しん) http://p.tl/NHo2
蜃気楼を作り出すといわれる伝説の生物。古代の中国と日本で伝承されており、巨大なハマグリとする説と、竜の一種とする説がある。
蜃気楼の名は「蜃」が「気」を吐いて「楼」閣を出現させると考えられたことに由来する。
霊獣の一種とされることもある
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★蜃気楼(しんきろう)(mirage) http://p.tl/_oLk
密度の異なる大気の中で光が屈折し、地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりする現象。
光は通常直進するが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷たい空気の方へ進む性質がある。
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★だるま太陽(だるまたいよう) http://p.tl/eaxW
太陽の蜃気楼現象の一種で、水平線に朝日や夕日が「だるま」のように歪んで見える現象。
達磨太陽、オメガサン、だるま朝日、だるま夕日、達磨朝日、達磨夕日、とも言われる。
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★不知火(しらぬい) http://p.tl/yXT6
九州に伝わる怪火の一種。旧暦7月の晦日の風の弱い新月の夜などに、八代海や有明海に現れるという。
なお、現在も見え、大気光学現象の一つとされている。
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★大気光学現象(たいきこうがくげんしょう) http://p.tl/yWzu
大気そのものや、大気中の水滴や氷晶(雲や霧など)によって、太陽又は月の光が反射、屈折、回折などを起こすことによって見える光学現象一般を指す。
大気光象 (たいきこうしょう)、気象光学現象 (きしょうこうがくげんしょう) とも呼ぶ。
光の経路や氷晶の形などによる分類は目安を示した。複雑なものや観測例が少ないものに関しては、分類が不正確な場合がある。
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★逆転層(ぎゃくてんそう) http://p.tl/l1Mo
気象学用語のひとつ。気象学において逆転とは、高度に伴う大気の性質、特に気温の変化が通常と異なる現象(気温逆転)であり、普通ならば高度の上昇にともない気温が低下するはずなのに、逆に上昇していることをいう。
これが起こる層を逆転層(ぎゃくてんそう)と呼ぶ。
対流圏の気温(横軸)と高度(縦軸)の関係を示したグラフ。黒の直線は通常の気温変化を表す。赤の線分D-Cは上昇に伴い気温が上昇する、気温逆転時の気温変化を表す。一般に高温の大気は密度が低いため上に移動し、対流が起こる。しかし逆転層があると上の方が密度が低いため、対流は起こらない。従って逆転層によって地表近くの大気がトラップされ、濃霧になったり、また激しいスモッグにより健康被害が起こることもある。逆転層により、遠くの音が大きく聞こえることが多く、また電波伝播に異常が見られることもある。なお逆転層では蜃気楼が起こりやすくなる。対流の抑制が何らかの理由で破られると、湿度の高い空気が対流を起こすことで激しい雷雨になることもある。
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★蜃気楼
読み方:カイヤグラ
地表近くの気温が場所によって異なるとき、光線の屈折で地上の物体が空中に浮かんで見えるなどの現象
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★蜃気楼 季語・季題辞典 http://p.tl/-CRe
読み方:シンキロウ
あるはずのないものが見えるという光の異常屈折が原因で起こる、一種の光学現象
季節 春
分類 天文
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・大蛤
読み方:オオハマグリ
蜃気楼の別称
季節 春
分類 天文
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★蜃気楼 近代文学作品名辞典 http://p.tl/M0aJ
読み方:シンキロウ
作者 芥川竜之介
初出 昭和2年
ジャンル 小説
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・蜃気楼
読み方:シンキロウ
作者 石川淳
初出 昭和33年
ジャンル 小説
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・蜃気楼
読み方:シンキロウ
作者 小野十三郎
初出 昭和15年
ジャンル 詩
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・蜃気楼
読み方:シンキロウ
作者 坪田譲治
初出 昭和9年
ジャンル 童話
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