2012年12月17日月曜日

● ふく

● ふく
★ふく【〈河豚〉】
  魚フグの古形。[季]冬。〔現在でも西日本ではいう〕
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・ふく 【服】
1. 2 (名)
(1)身につける衣類。ころも。
「―を着る」「―を脱ぐ」
(2)(和服を「着物」というのに対して)洋服のこと。
「仕立てのいい―」
2.(接尾)
助数詞。上にくる語によって「ぷく」となる。
(1)粉薬などの包みを数えるのに用いる。
「食後に一―ずつ服用する」
(2)タバコ・茶などをのむ回数を数えるのに用いる。
「一―のむ」
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・ふく【副】
(1)主となるものにつきそって、その助けとなること。また、そのものや人。
⇔正
「幹事は正一名、―二名とする」
(2)書類などで、主となるもののひかえ。うつし。
「正―各一通ずつの書類」
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・ふく 【幅】
1. 2 (名)
掛物。軸物。
「弘法大師の―」
2.(接尾)
助数詞。掛物・軸物などを数えるのに用いる。上にくる語によって「ぷく」「ぶく」となる。
「一―の掛軸」
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・ふく【福】
1.(名)
  さいわい。しあわせ。幸運。
⇔禍
「―を招く」「笑う門には―来たる」
2.(名・形動)[文]ナリ
  裕福な・こと(さま)。
「お前ほどの―な旦那を取放してはと/浮世草子・禁短気」
» (成句)福過ぎて禍い生ず
» (成句)福は内鬼は外
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・ふく【複】
(1)「複試合」の略。
(2)「複勝式」の略。
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・ふく【鍑】
  中国古代の容器の一。首がくびれ腹が張り出し、底が丸い釜形をなす。戦国時代は陶製、漢代には多く青銅製。
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・ふ・く【吹く/噴く】
(動カ五[四])
[一](自動詞)
(1)風が動く。風が通る。《吹》
「南から湿った風が―・く」「木枯らしが―・く」「涼しい風に―・かれる」
(2)内部から気体や液体が勢いよく出る。
「額から汗が―・き出る」「煮物が―・いて汁がこぼれる」
(3)物の表面に粉などが生ずる。
「白い粉が―・いた干し柿」「緑青(ろくしよう)が―・く」
[二](他動詞)
(1)物に風を当てる。また、そうして物を動かす。
「松林を―・く風」「疾き風吹て、世界暗がりて舟を―・きもてありく/竹取」
(2)口をすぼめ、物にむかって息を強く出す。《吹》
「蝋燭(ろうそく)の火を―・いて消す」「熱いお茶をふうふう―・いてさます」
(3)息で吹奏楽器を鳴らす。《吹》
「笛を―・く」「トランペットでマーチを―・く」「口笛を―・く」
(4)気体・液体・煙などを内部から勢いよく出す。吹き出す。
「クジラが潮を―・く」「黒煙を―・き上げる桜島」「エンジンが過熱して火を―・く」
(5)草木が芽を出す。
「木々が芽を―・く」
(6)物がその表面に粉などを現し出す。
「干し柿が粉を―・く」
(7)事実を誇大に言ったり、ありもしない作り話をしたりする。吹聴する。また、売り値を相場よりも高く言う。ふっかける。《吹》
「自分の手柄を―・いてまわる」「日本人だと見りやあ百文の物を壱両ぐらいにやあ―・くだらうから/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(8)ふいごなどで風を送って金属を精錬する。
「真金(まがね)(=黄金)―・く丹生の真朱(まそほ)の色に出て/万葉 3560」
[可能] ふける
[慣用] 羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を―・火を―・法螺(ほら)を―・喇叭(らつぱ)を―/風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる
» (成句)吹けば飛ぶよう
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・ふ・く【拭く】
(動カ五[四])
  布や紙などで物の表面に付着している水分や汚れをこするようにして取り去る。ぬぐう。
「ぬれた手をタオルで―・く」「ハンカチで額の汗を―・く」「布巾(ふきん)でテーブルを―・く」
[可能] ふける
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・ふ・く【葺く】
(動カ五[四])
(1)板・瓦(かわら)・茅(かや)などで屋根をおおう。
「瓦で屋根を―・く」「秋の野のみ草刈り―・き宿れりし/万葉 7」
(2)軒に草木をさしかざす。
「菖蒲―・く家に、時鳥なけり/落窪 3」
[可能] ふけ

★ふく
カ行下二段活用の動詞「ふく」の終止形。
「ふく」の口語形としては、カ行下一段活用の動詞「ふける」が対応する。
口語形
ふける
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・蒸く
読み方:ふく
カ行下二段活用の動詞「蒸く」の終止形。
「蒸く」の口語形としては、カ行下一段活用の動詞「蒸ける」が対応する。
口語形
蒸ける

★葺く(ふく) 三州瓦豆辞典 http://www.weblio.jp/cat/life/kwrjt
屋根を被い造ること。日本では○○%の家が瓦を使用している。


★ふく
・方言
  ふく
・意味
  河豚(ふぐ)
・例文
  今日給料日だから、ふぐ食べにいこーか?
・訳
  今日給料日だから、ふぐ食べにいこーか?

★ふく
1.金額二銭ノ意。〔第七類 雑纂〕
2.金額弐銭のことをいふ。〔犯罪語〕
3.金額二銭の意。
4.二銭のこと。〔一般犯罪〕
5.二銭。〔掏模〕
分類  掏摸、犯罪、犯罪語
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・ふく
  沖荒-海嘯。〔第一類 天文事変〕
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・フク
読み方:ふく
1.女ヲ隠スコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・徳島県〕
2.婦女ヲ誘拐シ、又ハ姦婦ヲ同伴シテ被害者ノ発見ヲ妨ゲンガタメ、他所ニ潜伏スルヲ云フ。〔第三類 犯罪行為〕
分類  徳島県
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・吹
読み方:ふく
1.沖荒。或は男女交合。誘拐した婦女子。又は姦婦と潜伏の所在を晦すことを云ふ。
2.沖荒。或いは男女交接、誘拐した婦女子。又は情婦と潜伏の場所を晦すことをいう。
3.金二銭のこと。又は反物、呉服の略。
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・吹
読み方:ふく
1.男女交合スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・広島県〕
2.性交の一称。吹く又は拭くの意か。「かやちをふく」(※「やちをふく」か)参照。
3.交会。
4.房事のこと、さいわい(幸福)の意から出た。
分類  広島県
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・服
読み方:ふく,ぶく
1.煙草入、腰下巾着ノ類。〔第六類 器具食物〕
2.反物。呉服の略。或は煙草入、転じて腰下げ巾着の類を云ふ。


★フグ(河豚、鰒、鮐、魨、鯸、鯺)(河豚から転送) http://p.tl/vVsn
フグ目、特にフグ科に属する魚の総称。
フグ科に属さないフグ(ハコフグ、ハリセンボン)などはフグ目を参照。
 
およそ120種の魚がフグ科に分類される。
そのうち食用とする種として、トラフグ、マフグなどが有名。
クサフグ、センニンフグなど、体全体に毒がたまる種もおり、このような種は食用には適さない。

★衣類(いるい)(服から転送) http://p.tl/acN7
風雨、日光、寒冷、乾燥といった気象条件から肉体を保護するため、人が身にまとうもの。肉体を保護する機能に加えて、人がその富や権力を誇示したり、一定の組織に属していることやある思想信条を有していることを象徴したりする場合もある。衣服(いふく)、衣料(いりょう)、衣装(いしょう)ともいう。

★幅(はば) http://p.tl/mT3T
和服に用いる布地の横の長さを図る数量表現。転じて、一幅分の布そのものやその個数を数える単位としても用いられる事がある。1幅は鯨尺1尺(一般的に使われる曲尺の1.25尺・メートル法では37.8cm)に相当する。
 
ただし本来は呉服尺(明治時代初期に廃止されて鯨尺に統合)1尺を1幅として数えられ続けられていたものであり、100年以上経過した現代社会においても上記原則通りに行われるケースは稀であり、呉服屋を初めとする一般的な利用者は小幅あるいは並幅と呼ばれている呉服尺1尺に相当する鯨尺9寸5分(約35.9cm)幅のものを1幅の布として用いている。
 
この他にも中幅と呼ばれる鯨尺1尺2分(約45.4cm)ほどの物や小幅2倍分に相当する大幅あるいは二幅(ふたの)と呼ばれている鯨尺1尺9寸(約72.0cm)の物がある。
 
更に洋服の布地においても和服に倣ってシングル幅あるいはヤール幅(約91cm)やその2倍にあたるダブル幅(約142cm、こちらを「大幅」と呼ぶ場合もある)の物がある。

★掛軸(かけじく) http://p.tl/AaBF
書や日本画を裂(きれ)や紙で表装して、床の間などに掛けて鑑賞するものである。掛物(かけもの)とも呼ばれる。日本の室内装飾では重要な役割を果たしている。

★幸福(こうふく、英: Happiness)http://p.tl/X6_U(福から転送)心が満ち足りていること。幸せとも。


★茅葺(かやぶき。「萱葺」とも。) http://p.tl/fliJ
 茅(かや、萱。ススキやチガヤなどを指す)を材料にして葺く家屋の屋根の構造の一つで、茅葺き屋根、茅葺屋根ともいう。
用いる材料により藁葺(わらぶき)・草葺(くさぶき)と呼び区別する場合もある。
 
英国やドイツなど、世界で広く見られ、日本独特なものではない。

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