2012年12月23日日曜日

●さほう●ぶさほう

●さほう●ぶさほう
★さほう 【左方】
(1)左の方。
⇔右方
(2)「左方唐楽(とうがく)」「左方の楽」の略。
   ・・・・・・・・・・
・さほう 【作法】
[一]〔歴史的仮名遣い「さはふ」〕
(1)礼にかなった立ち居振る舞いのしかた。
「行儀―」「―正しく、手を支(つ)いたが/婦系図(鏡花)」
(2)物事を行う方法。やり方。
「文章―」
(3)しきたり。慣習。
「そのほどの―、れいのごとなれば/蜻蛉(中)」
[二]〔歴史的仮名遣い「さほふ」〕〔仏〕 仏事を行う所作の法式。
「行列の―実に貴し/今昔 12」

★さほう-とうがく 【左方唐楽】
雅楽の曲目分類用語。右方高麗楽と対をなし、雅楽の器楽曲(狭義の雅楽)を二大分する。現行の左方唐楽には管弦(器楽合奏のみ)と舞楽(ぶがく)(器楽合奏と舞)の二様式があり、前者には笙(しよう)・篳篥(ひちりき)・竜笛(りゆうてき)・琵琶(びわ)・箏(そう)・羯鼓(かつこ)・鉦鼓(しようこ)・太鼓の八種類の楽器を用い、後者には琵琶・箏を除く六種類を用いる。古代に伝来した各種外来楽が九世紀に、日本的に整理された結果の分類であり、それ以前の唐楽と林邑(りんゆう)楽がこれに含められた。左楽。唐楽。
→左舞(さまい)

★とうがく 【唐楽】
(1)「左方(さほう)唐楽」に同じ。
(2)歌舞伎で、神仏の出現や中国風の異国情緒を表す時に用いられる囃子。
(3)古代日本に唐から伝来した楽舞。九世紀以後は林邑(りんゆう)楽をも合わせて左方(さほう)唐楽と総称された。
   ・・・・・・・・・・
・とうがく 【陶額】
陶画を額縁に入れたもの。
   ・・・・・・・・・・
・とうがく  【等覚】
〔仏〕
(1)仏のこと。すべてを悟った諸仏の悟りが等しいことをいう。
(2)仏と等しい悟りを得て、次生で仏となることのできる位。菩薩修行を五十二段階に分けたうち、最高の仏位である妙覚に次ぐ位。
   ・・・・・・・・・・
・とうがく  【東学】
朝鮮、李朝末期、崔済愚(さいせいぐ)が創始した新興宗教団体。西学(キリスト教)に対し、固有の民間信仰をもとに儒仏道三教を折衷したもの。東学党。
   ・・・・・・・・・・
・とうがく 【東岳】
(1)中国の五岳の一、泰山の別名。
(2)〔京都の東にあることから〕比叡山。

★さほう-のがく【左方の楽】
⇒左方唐楽(とうがく)


★ぶさほう  【無作法/不作法】
(名・形動)[文]ナリ
礼儀作法にはずれること。礼儀を知らないこと。また、そのさま。
礼儀作法をわきまえないさま。礼儀を知らない、礼儀作法がなっていないさまなどを意味する表現。
「礼儀をわきまえぬ―な振る舞い」
[派生] ――さ(名)

★「不作法」に似た言葉 »  恥
・はじ 【恥/辱】
(1)面目を失うこと。はじること。
「そんなことをするのはわが家の―になる」
(2)はずかしいと感じられる行為や事柄。
「―とも思わない」
» (成句)恥無し
» (成句)恥の上塗り
» (成句)恥も外聞も無い
» (成句)恥をかく
» (成句)恥を曝す
» (成句)恥を知る
» (成句)恥を雪ぐ

★羞恥心(しゅうちしん)http://p.tl/mvye 自らを恥ずかしいと感じる心 
(はじ)現実の自分の姿が理想とする姿に比べ、劣っていることを自ら認識して、不快又は悲痛に感じること。

0 件のコメント:

コメントを投稿