2012年12月1日土曜日

●たより【便り】

●たより【便り】
★たより  【便り】
(名)スル
〔「頼り」と同源〕(消息などを)知らせてくること。また、そのもの。音信。手紙。
「お―本当にありがとうございます」「その後なんの―もない」「風の―」
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・たより  【頼り】
〔動詞「頼る」の連用形から〕
(1)たのみとする物や人。
「夫を―にする」「地図一枚だけを―に山を登る」
(2)てづる。つて。縁故。
「―を求めて就職する」
(3)手がかり。きっかけ。契機。
「真成(まこと)の小説稗史となるべき道をひらかん―となるべし/小説神髄(逍遥)」
(4)手段。方便。
「あふべき―もなければ/浮世草子・五人女 4」
(5)便利。便宜。
「―よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」
(6)都合のよい時。ついで。幸便。
「をとこなま宮づかへしければ、それを―にて/伊勢 87」
(7)つながり。関連。
「簀子・透垣の―をかしく/徒然 10」

★たより【頼り/便り】 の意味 - 国語辞書 - goo辞書
1 (頼り)何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を―に家を探す」「兄を―にする」
2 (便り)何かについての情報。手紙。知らせ。「―が届く」「風の―に聞く」
3 縁故。てづる。「―を求めて上京する」
4 都合のよいこと。便利なこと。
「凄涼たる夜色…落ち行くには―よしと」〈竜渓・経国美談〉
5 あることをするきっかけ、手がかり。
「彼の幽玄なる仏道をも窺い見るべき―となる」〈逍遥・小説神髄〉
6 つくりぐあい。配置。
「簀子(すのこ)、透垣(すいかい)の―をかしく」〈徒然・一〇〉
・類語  音信(おんしん)  音沙汰(おとさた)  沙汰(さた)  ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
・たよりがい【頼り甲斐】
頼りにするだけのねうち。頼っただけの効果。「さすが―のある先輩だ」
・たよりなし【頼り無し】
1 頼りがいのない人。たのみにならない人。
2 頼りとする金のない人。貧乏人。貧困者。
「徳人、―の家のうちの作法など書かせ給へりしが」〈大鏡・伊尹〉
・たよりや【便り屋】
江戸時代、料金を取って手紙や荷物を配達したもの。町飛脚(まちびきゃく)。便利屋。

★雁のたより  http://p.tl/-bu7
歌舞伎(かぶき)劇。世話物。1幕。金沢竜玉(かなざわりゆうぎよく)(3世中村歌右衛門(うたえもん))作。1830年(天保1)1月、大坂角(かど)の芝居初演。 ...

★縁語(えんご) http://p.tl/yT9t
和歌の修辞法の一つ。一首の歌を、そのテーマに直接関係ないところで、なるべくある一連の語を用いて構成しようとする技法、あるいはその語。... という比喩(ひゆ)表現を用いるたぐい。一般に、枕詞、序詞(じょことば)、懸詞(かけことば)、比喩など、他の技法と併用される。よせ、より所、たよりなどともいう。『古今集』以後盛んになった技法だが ...

★上方歌舞伎 http://p.tl/CbMs
歌舞伎劇の一系統。上方、すなわち京都・大坂で誕生し独自の発展を遂げた歌舞伎のことで、その演目(上方狂言)、演出、俳優、芸脈などを含めていう。江戸歌舞伎に対する語。
... 『宿無団七(やどなしだんしち)』『雁(かり)のたより』『乳貰(ちもら)い』『萬屋(よろずや)助六』『植木屋』など。また、『忠臣蔵』をはじめ多くの演目に上方独自の演出が残っている。 ...

★恋飛脚大和往来 http://p.tl/N3Qo
歌舞伎(かぶき)脚本。世話物。2幕。... 外題(げだい)は「こいのたより~」とも読む。通称「梅忠(うめちゅう)」「封印切(ふういんきり)」「新口村(にのくちむら)」。梅川忠兵衛(うめがわちゅうべえ)の情話を ...

★素人庖丁  http://p.tl/qMXf
江戸時代の料理書。著者は浅野高造(こうぞう)で、3巻3冊。
... 序文に「此(この)書(しょ)は百姓家(か)、町家の素人に通じ、日用手りやうりのたよりともなるべきかと、献立の品々を分かち、俄(にわか)客の折から台所の友ともなるべきと心を用」いた、とある。 ...

★鈴木主水  http://p.tl/Tv65
俗説、およびこれを脚色した音曲・戯曲上の人物名。... 『鈴木主水恋白糸(こいのしらいと)』『恋音便(こいのたより)主水白糸』などがあり、なかでも『百人町浮名読売(ひゃくにんまちうきなのよみうり)』は近年でも上演され ...

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