● こい
★こい こひ 【恋】
(1)異性に強く惹(ひ)かれ、会いたい、ひとりじめにしたい、一緒になりたいと思う気持ち。
「―に落ちる」
(2)古くは、異性に限らず、植物・土地・古都・季節・過去の時など、目の前にない対象を慕う心にいう。
「明日香川川淀去らず立つ霧の思ひ過ぐべき―にあらなくに/万葉 325」
» (成句)恋に上下の差別なし
» (成句)恋は曲者
» (成句)恋は思案の外
» (成句)恋は盲目
» (成句)恋は闇
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・こい こひ 【請い/乞い】
相手にこいねがうこと。頼み。
「―を入れる」「二人は自分の―に応じて/あめりか物語(荷風)」
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・こい こひ 【鯉】
コイ目コイ科コイ属の淡水魚。普通は全長60センチメートルぐらいになり、二対の口ひげがある。野生種はノゴイともいい、体高が低くてほぼ円筒形で体色は黒褐色。飼育品種はヤマトゴイ・ドイツゴイ・ニシキゴイなどがあり、一般に体高がやや高くて側扁し、色彩や鱗(うろこ)に変化がある。日本では古くから食用とされ、観賞用の品種も多い。
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・こい 【古意】
(1)もともとの意義。
(2)昔をなつかしむ心。
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・こい こゐ 【虎威】
虎(とら)が他の獣を恐れさせる威力。権勢の力。
「―を張る」
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こい 【故意】
(1)ことさらにたくらむこと。わざとすること。
「―に負ける」
(2)〔法〕 自分の行為が一定の結果を生ずることを認識していて、あえてその行為をする意思。刑法上は罪を犯す意思すなわち犯意をいう。
⇔過失
「未必の―」
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・こ・い 【濃い】
(形)[文]ク こ・し
(1)物の濃度・密度が大きい。
⇔薄い
(ア)色が深い。
⇔淡い
「―・い緑」「夕闇が―・い」
(イ)味・匂い・化粧などが強い。
⇔淡い
「―・い味つけにする」「ジャスミンの―・い香り」「おしろいが―・い」
(ウ)生えているものの密度が高い。
「―・いひげ」「髪の毛が―・い」
(エ)液状のものについて、溶けている物質の水に対する割合が大きい。
「小麦粉を―・くとく」「―・い粥(かゆ)」
(オ)霧やもやなどの濃度が大きい。
「―・いもや」「ガスが―・く立ち込める」
(2)物事の程度が強い。
(ア)何かの様子が強く表れている。
「疲労の色が―・い」「敗色が―・い」
(イ)可能性の度合が大きい。
「犯罪の疑いが―・い」
(ウ)情愛が濃厚である。
「情が―・い」
(3)特に、紅色・紫色が深い。
「かのしるしの扇は、桜の三重がさねにて、―・き方に、霞める月を書きて/源氏(花宴)」
(4)人間関係が密接である。交わりが深い。
「などてかくはひあひがたき紫を心に深く思ひそめけむ、―・くなりはつまじきにや/源氏(真木柱)」
[派生] ――さ(名)
[慣用] 血は水よりも―
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・こ・い
(接尾)
〔形容詞型活用([文]ク こ・し)〕
〔形容詞「濃い」から〕上の語との間に促音が入って「っこい」の形をとることが多い。名詞・形容詞の語幹などに付いて、その成文・要素が強く感じられる。その程度・状態がはなはだしいなどの意を表す。
「油っ―・い」「ひやっ―・い」「まだるっ―・い」「しつ―・い」「ねばっ―・い」「ひとなつっ―・い」
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★臥い、凍い 日本語活用形辞書 http://p.tl/Bwtt
読み方:こい
ヤ行上二段活用の動詞「臥ゆ」「凍ゆ」の連用形である「臥い」「凍い」、あるいは連用形が名詞化したもの。
終止形
臥ゆ
凍ゆ
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・乞い、請い、恋い
読み方:こい
ワ行五段活用の動詞「乞う」「請う」「恋う」の連用形である「乞い」「請い」「恋い」、あるいは連用形が名詞化したもの。
終止形
乞う
請う
恋う
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・恋い
読み方:こい
ア行上一段活用の動詞「恋いる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
終止形
恋いる
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★故意(こい) 知的財産用語辞典 http://p.tl/6jdm
”故意”とは、自分の行為から一定の結果が生じることを知りながら、あえてその行為をすることをいう。なお、結果発生が回避可能であるにもかかわらず、それを回避する行為をとらなかった場合には、”過失”となる。権利者から侵害警告を受けた後の侵害行為は、過失ではなく故意に行ったものとなる可能性が高い。
米国では、故意に特許権などを侵害した場合には、損害額の3倍の賠償を求められる場合がある。日本ではそのような法律上の規定はない。(執筆:弁理士 古谷栄男)
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★こい 下北弁辞典 http://p.tl/uwTQ
下北弁 意味 用例 用例の意味・備考
こい これ こいっきゃわいのだ。 これは私のだ。
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★こい 仙台弁 http://p.tl/Shnc
単語 発音 意味、用例
こい こい 【名】 (農家の)作業場
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★こい 大阪弁 http://p.tl/QcZH
大阪弁
こい
訳語
っこい
解説
「濃い」から。形容詞型活用をする。ねばこい、あぶらこい、人なつこい。「っこい」ではなく「こい」と発音する。「こまかい」「やわらかい」などの「かい」の元になった語。
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★こひ 隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
読み方:こい
掏摸ノ目的ヲ以テ通行者ニ追躡スルヲ云フ。〔第三類 犯罪行為〕
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・こひ
読み方:こい
1.挙動不審者ニ対シ刑事其他警察官ノ尾行偵察スルヲ云フ。〔第四類 言語動作〕
2.挙動不審者に対して警察官が尾行する事を云ふ。
3.不審者を警察官が尾行すること。〔掏摸〕
分類 掏摸
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・コイ
読み方:こい
働キヲ止メルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・宮城県〕
分類 宮城県
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・恋
読み方:こい
相愛の事。男女共通に用ひらる。本来の意味は、異性間相牽引する力の脳裡にひそみ、或は具体的に顕れもするを恋といふ。
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★許斐
姓 読み方
許斐 こい
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・児井
姓 読み方
児井 こい
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・古井
姓 読み方
古井 こい
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・小井
姓 読み方
小井 こい
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・己斐
姓 読み方
己斐 こい
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★こい
出典:『Wiktionary』 http://p.tl/6Mfg
名詞:恋
こい【恋】http://p.tl/OBwz
ひとを好く気持ち。慕う気持ちのこと。
語源
"請う"の古典日本語"こふ"の連用形"こひ"より。
訳語
英語: love
タガログ語: ibiging (tl)
名詞:鯉
こい【鯉】http://p.tl/CUYY
コイ目コイ科コイ属の魚。大型の淡水魚で食用や観賞用となる。(夏の季語)
派生語
錦鯉
こいのぼり
成句
五月の鯉の吹流し
俎の上の鯉
訳語
英語: carp
中国語: 鲤鱼
名詞:尰
こい【尰】
膝の下が腫れる病気。今の脚気(かっけ)のようなもの。こいあし。〈和名抄〉
名詞:請い・乞い
こい【請い, 乞い】デジタル大辞泉
1.希う事。
2.願い求めること。頼むこと。頼み。「―に応じて引き受ける」「雨(あま)―」
3.してほしいと望むこと。所望(しょもう)すること。「隣より常夏の花を―におこせたりければ」〈古今・夏・詞書〉
形容詞
こい【濃い】http://p.tl/BqOM
1.溶液中の溶質の量が多いこと。濃度や密度が高い。
濃い塩水。
2.味の総量が多いこと。食品に味付けした調味料を強くかんじる。
これは濃い味噌汁だな。
3.物事、人物が印象的であること。
濃いひとだなぁ・・・
活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
こ かろ かっ
く い い けれ ○ 口語活用
関連語
濃厚
対義語
うすい
訳語
英語: dense、dark、strong
動詞の活用形
こい【来い】
カ変動詞「くる」の命令形。
同音異義語
こい
【古意】1 古い意味。
2 昔をしのぶ心。
http://p.tl/1aU8 【故意】自分の行為が一定の結果を発生させることを認識していながら、あえてその行為を行おうとすること。
【虎威】権勢のためのちから力。
虎(とら)が他の獣類を恐れさせる威力。強大な武力・権力などをいう。「―を張る」
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