2014年8月25日月曜日

●オヤジ

●オヤジ ◆親仁 読み方:オヤジ 父親   ◆オヤジ  土木用語辞典 社長、親方、監督のこと。   ◆親父(おやじ)  http://urx.nu/bjce 一般的には自分もしくは友人の父親を呼ぶ場合のくだけた呼称である。転じて自分の上長(ボス)や店などの主人のことを親しみを込めて呼ぶ呼称となり、さらには中年から壮年にかけての男性を親しんで、あるいは見下して呼ぶ語としても使われる。   ◆言葉としての親父 親父(親爺、親仁とも表記される)は「親父(おやちち)」が転じたもので、本来は父親を指す言葉である。肉親の男親を指す呼称としては非常に粗野な表現とされ通常は男性が用いる言葉とされるが、ある種の親近感と敬意からこのように表現する事もある。特に敬称の「さん」をつけた場合は後者の意味となり、『実の父親のように敬愛している』事を指す表現とされる。伝統工芸などの技術職等でもよく見られ、住み込みで親方の家に宿泊している場合など、親方を「親父さん」「おやっさん」などと呼ぶこともある。 その一方で血縁関係や上司部下とは関係なく、中年から壮年の男性に対し敬称を省いて親父と呼べば蔑称となる場合がしばしばある(少なくとも、ほとんどの場合で敬意ある表現とはならない)。これを片仮名でオヤジと表記すれば、かなり悪い意味を含んでいることが多い。「オヤジ臭い」等はその典型で、これらは相手を老化して衰えた存在(またはそれに似たもの)として蔑むものである。   ◆親父の社会的地位遍歴 日本に於いて、かつては地震・雷・火事・親父という言葉が存在し、怖いものの象徴とされた。封建制や父系制(あるいは男尊女卑)の根強い時代の日本では、家庭に於ける父親の地位は極めて高いものであり、逆らうことも忌避されるほどに絶対視されていた傾向も見出される。 ただ、時代を下った1960年代以降において、普段家に居ない父親の家庭内に於ける地位が低下、特に多くの国民が中の上といった生活を望むようになり始めた1970年代以降には、それを購うに足る稼ぎを挙げられない父親はダメおやじ(古谷三敏作の同名漫画がある)の烙印を押され、貶められた。 1980年代辺りからドメスティックバイオレンス(近親者からの暴力)の問題が知れ渡ると、次第に暴力で家庭内の権力を維持しようとする男性への批判が高まり、特に単なる暴力的性格によって配偶者や子供を殴る・蹴るといった行為で従わせようとする父親像は人格破綻者扱いされるに到っている。 封建社会にあっても上下関係による主従はあれど、行動の正しさや威厳で一定の地位を築いていた「親父」もあれば、単なる暴力で君臨していた「親父」(「血と骨」における金俊平などが典型)もあった訳だが、今日に於いて後者は家庭内で君臨することができたとしても、社会的には許容されえず、妻子に暴行を繰り返す男性は警察の取り締まりの対象にもなっている。その一方で威厳や行動の正しさを示すことで地位を示すにせよ、兎角流動的な価値観の多い現代にあっては公正で明確な「正しさ」が示し難い事も在って、単純には行かなくなっている背景も見られる。   ◆お袋 - 母親を指し、用法は親父に類する。   ◆お袋(おふくろ) - 語源由来辞典 おふくろの意味は、母親を親しんで言う。 『おふくろの語源・由来』 室町時代から見られる語で、語源は以下のとおり諸説あるが未詳。 「お」は接頭語で、母親は金銭や貴重品を袋に入れ全ての管理をしていたことから、「ふくろ(おふくろ)」と呼ぶようになったとする説。 胎盤や卵膜などの胞衣(えな)や子宮を「ふくろ」と呼んでいたことから、母親そのものも言うように成ったとする説。 子供は母親の懐でそだつために、「ふところ」が詰まって「ふくろ」となり、「おふくろ」になったとする説。 現代では主に男性が「おふくろ」という語を用いるが、1903年『日葡辞書』の説明では、女性が普通用いる言葉だが丹精も用いる言葉とされる。   ◆母親の事をお「おふくろ」というのは何で?おふくろって何? http://homepage2.nifty.com/osiete/s623.htm かっくん   諸説あるようです 1)昔貴重品を管理するのに袋を使っていた。それを管理するのが母親の役目だったから、というもの 2)子宮を袋に見立てて、そこから来たとするもの 3)母親が子供を抱く時、懐に抱くので、それが詰まってふくろ、お袋になったとするもの (青春出版社刊・・・語源面白すぎる雑学知識2参照)   ◆おふくろの味 - Wikipedia  http://urx.nu/bjdH 幼少期に経験した家庭料理、もしくはそれによって形成された味覚、またそれらを想起させる料理を指す言葉。「おふくろの味」という言葉の普及は料理人の土井勝が出演する番組(後述)の影響によるところが大きいとされる。 日本では古くから家庭における料理、炊事は母親(「おふくろ」)の仕事であったため、このように呼ばれる。肉じゃがや味噌汁などが代表格に挙げられるが、世代によってバラつきがあり、第二次世界大戦後はカレーライスなどの洋食も含まれるようになっていった。また都市部では惣菜としてのコロッケなどは早い段階から肉屋で市販されていたため、こういった出来合いの惣菜も、ともすればおふくろの味に近いイメージで扱われる。 こういった料理はテレビ受像機が家庭に普及し始めて以降、「きょうの料理」「おかずのクッキング」等の番組の全国放送で知られる料理人の土井勝らによって様々な家庭料理が紹介されたことにより、各々の家庭でのメニューの平板化も発生している。 ただ、テレビなどメディアの普及によってメニューの種類こそ平板化したものの、各家庭で手に入る食材や調味料、個々の家族の嗜好にもよって「適当に」改変が加えられる傾向も根強く、料理の名前こそ同一でも味付けは各家庭で独自のものとなっていることも少なくない。場合によっては各家庭の経済事情から、野菜炒め一つとっても野菜がキャベツであったりハクサイであったり、肉類が豚肉や鶏肉・魚肉ソーセージであったりと、使われる食材も様々な組み合わせが存在する。また料理を作る人の性格的な違いから、下拵えや火加減にもばらつきがあり、この辺りの差も「おふくろの味」の構成要素となっていた。   ◆おふくろの味と食生活 おふくろの味に似た概念は世界各地に見出される。例えば米国の黒人社会に根付いているソウルフードなどである。いずれも郷土料理や国民食とも呼ばれるものであるが、日本では世界各地の郷土料理やそれの改変料理が家庭料理として食卓に上っている。 その一方で、日本が経済的な豊かさを謳歌したバブル景気以降、インスタント食品や冷凍食品・レトルト食品といった簡便で半調理済みの食材が家庭の食卓に浸透し、「食卓のアメリカ化」とでも呼ぶべき現象も見られる。ただこの「食卓のアメリカ化」は見た目が豪華になった半面で、地域色や季節に於ける変化に乏しいものともなってしまい、ここでアンチテーゼ的に「おふくろの味」が見直される現象が発生し始めている。 バブル景気以降の日本では、こういった素朴な料理に回帰する需要にあわせ、「おふくろの味のような料理」を提供する飲食店も増加する傾向も見られ、これらは都市部を中心に素朴な料理を提供している。またこういった需要はコンビニエンスストアの弁当にまで見出すことができ、従来よりの若者向けに味が濃くボリュームのある弁当のほかに、炊き込み御飯や郷土料理といった伝統食に回帰した弁当も販売されている。 上に挙げたコンビニエンスストアの変化は、高度経済成長以降に進行した核家族化に加え少子高齢化や独居老人の増加にも関連し、また団塊の世代という2000年代以前には未開拓であった市場への対応でもある。出来合いの料理に慣らされ、こういった素朴な料理が珍しい若い世代にも、これらの料理・弁当などに関心を示す者も見られないではない。グルメブームの一端としても、こういった郷土料理に関心を示す層が見られる

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