2014年8月23日土曜日
●不調法●
●不調法●
◆ぶ ちょうほう【不調法・無調法】
( 名 ・形動 ) スル [文] ナリ
① 行き届かないこと。へたなこと。また,そのさま。
「口は不調法だが腕は確かだ」
② 不始末をしでかすこと。しくじり。そそう。
「このたびは不調法をいたしまして」
「私の処に食客(いそうろう)だけれども,何を不調法しましたか/真景累ヶ淵 円朝」
③ たしなみがないこと。また,そのさま。芸事の心得がなかったり,酒がのめないことをいう。
「不調法な娘ですが,どうかよろしく」
[派生]不調法さ ( 名 )
◆不 調 法 (ぶちょうほう)
1.行き届かないこと。
2.至らないこと。
3.たしなみのないこと。
4.考え違い。
5.しくじり。
◆たしなみ 【嗜み】
〔動詞「たしなむ(嗜)」の連用形から〕
① 好み。趣味。 「上品なたしなみ」
② 平常の心がけ。用意。 「女のたしなみ」
③ つつしみ。節制。 「たしなみがない」
④ 物事に対する心得。特に,芸事・武道などの心得。 「茶道のたしなみがある」
・・・・・・・・・・
・たしなみ 【窘み】
〔動詞「たしなむ(窘)」の連用形から〕
苦しみ。困窮。 「黎元(おおむたから)の-を救ふ/日本書紀 推古訓」
◆しくじり
① やりそこない。失敗。
「とんだしくじりをしてしまった」
「馴れぬこととて何角(なにか)としくじりのみいたし/不如帰 蘆花」
② 過失などのために,職や地位を失うこと。
「お前は飯島様をしくじりでもしたか/怪談牡丹灯籠 円朝」
◆ふ しまつ 【不始末】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
① 後始末をよくしないこと。処置がだらしないこと。
「火の不始末から火事になる」
② 他人に迷惑を及ぼすような不都合な行いをする・こと(さま)。また,そのような行為。
「不始末なことをしでかす」 「身の不始末」
◆
◆
◆い そうろう 【居候】
( 名 ) スル
他人の家にただでおいてもらうこと。寄食すること。また,その人。食客。 「姉夫婦のところに-している」
[句]居候角な座敷を丸く掃き ・ 居候三杯目にはそっと出し
◆しょっ かく 【食客】
〔「しょっきゃく」とも〕
① 他人の家に住み込んで申しわけ程度の用をして食べさせてもらっている人。いそうろう。
② 客分として,自分の家に抱えておく人。 「 -三千人」
・・・・・・・・・・
・しょっ きゃく 【食客】
⇒ しょっかく(食客)
◆
◆そ そう 【阻喪・沮喪】
( 名 ) スル
気力がくじけて,勢いがなくなること。 「意気-する」 「元気を-する」
・・・・・・・・・・
・そ そう 【祖宗】
建国の祖と中興の祖。また,初代から先代までの代々の君主。 「 -の大業」
・・・・・・・・・・
・そ そう 【粗相】
一 ( 名 ) スル
① 不注意から起こす失敗。軽率なあやまち。しくじり。 「 -のないように気をつける」
② 大小便をもらすこと。 「寝床で-する」
二 ( 形動ナリ )
① 粗末なさま。粗略なさま。 「扇なども賜はせたらむは,-にぞあらむかし/栄花 若生え」
② 軽率なさま。軽はずみなさま。 「あれには-に乗る。…舟に乗つたことがないと見えた/狂言・薩摩守」
・・・・・・・・・・
・そ そう 【粗糙】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
きめがあらく,ざらざらしている・こと(さま)。 「 -なる物」
・・・・・・・・・・
・そ そう 【粗鬆】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
こまやかでないこと。大ざっぱであらいこと。また,そのさま。 「 -にしてしかも濃厚の処あり/獺祭書屋俳話 子規」
◆そそう
【沮喪, 阻喪】気力がくじけてすっかり元気を無くすこと。
【祖宗】歴代の君主。
【粗糙】ざらついている。
【粗相, 麁相】不注意で犯した過ち。
【粗鬆】大雑把で粗いこと。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿