2014年8月24日日曜日

●世

●世 ◆せい 【世】 ( 接尾 ) 助数詞。受け継いだ世代・地位・称号などの代数や順序を表す。 「日系三-」 「チャールズ二-」    ・・・・・・・・・・ ・よ【世・代】 〔「よ(節)」と同源。区切られた期間の意〕 ① 人間が集まり生活の場としている所。世間。また,そこに生活している人々。 《世》 「 -の荒波にもまれる」 「 -に出る」 「 -をはかなむ」 ② 俗世間。凡俗の住む,わずらわしい現実社会。 《世》 「 -をいとう」 ③ ある支配者が治めている期間。また,同一系統の者が政体を維持している期間。時代。 「公家の-」 「徳川の-」 ④ 人が生まれてから死ぬまでの期間。一生。 「わが-の春」 ⑤ 仏教で説く,過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)など,ある人の生きている世界。 《世》 「あの-に行く」 ⑥ 寿命。生きていられる年齢。 「君が-も我が-も知るや岩代の岡の草根をいざ結びてな/万葉集 10」 ⑦ 時節。時期。折。 「をとこ,思ひかけたる女の,え得まじうなりての-に/伊勢 55」 ⑧ 男女の仲。 「わがごとく我を思はむ人もがなさてもや憂きと-を試みむ/古今 恋五」 ⑨ ある人が家長として統率している期間。 「竹筍斎も隠居して,-を岩次郎にゆづりけり/黄表紙・敵討義女英」 〔「 -に」などの場合,アクセントは [1]〕 → 世に [句]世上がる ・ 世が世なら ・ 世下る ・ 世と共 ・ 世に合う ・ 世に在り ・ 世に入れられる ・ 世に行われる ・ 世に聞こえる ・ 世に越ゆ ・ 世に従う ・ 世に知らず ・ 世に知られる ・ 世に仕う ・ 世に連れる ・ 世に出る ・ 世に問う ・ 世に無し ・ 世に似ず ・ 世に経 ・ 世に旧る ・ 世の ・ 世は張り物 ・ 世は回り持ち ・ 世も末 ・ 世揺する ・ 世を挙げて ・ 世を送る ・ 世を行う ・ 世を稼ぐ ・ 世を去る ・ 世を忍ぶ ・ 世を知る ・ 世を捨てる ・ 世を背く ・ 世を尽くす ・ 世を逃れる ・ 世を離る ・ 世を憚る ・ 世を響かす ・ 世を経る ・ 世を渡す ・ 世を渡る   ◆世(せい、epoch)http://urx.nu/bhF1 地質時代の単位である。紀をいくつかに分けたもので、いくつかの期に分かれる。   ◆よ 【世/代】 《「節(よ)」と同語源。時間や空間の、限られた区間の意》 1 人の一生。生涯。また、寿命。年齢。「わが―の終わり」 2 一人の支配者、または一つの系統・政体に属する支配者が政権を維持している期間。時代。「明治の―」「武家の―」 3 家督をついでその家を治める期間。また、その治める権利や立場。「息子の―になる」「―を譲る」 4 仏教で、過去・現在・未来のそれぞれの期間。前世・現世・来世のそれぞれ。「あの―」「この―」 5 出家した人の住む世界に対して、凡俗の住む世界。俗世間。「―に背く」 6 人が互いにかかわりあって生きていく場。世の中。社会。世間。「浮き沈みは―の習い」「新しい思想を―に広める」 7 社会での境遇。特に、時運に乗って栄えること。「―を時めくタレント」 8 その時の社会の流れ。時勢。「―はまさにコンピューター時代だ」 9 生活していくこと。なりわい。「―の営み」「―を過ごす」 10 ある期間。時期。機会。「二条の后の宮まだ帝にも仕うまつり給はで、ただ人におはしましける―に」〈大和・一六一〉 11 国家。国。また、世界。「国王の仰せ言を、まさに―に住み給はむ人の、承り給はでありなむや」〈竹取〉 12 男女の仲。恋情。「むげに―を思ひ知らぬやうにおぼほれ給ふなん、いとつらき」〈源・帚木〉 [下接語]徒(あだ)し世・彼(あ)の世・新た世・有らぬ世・幾千代・幾世・今の世・浮き世・現(うつ)し世・彼(か)の世・上つ世・神代・仮の世・君が代・此(こ)の世・先の世・末の世・千代・塵(ちり)の世・露の世・時世・常(とこ)世・中つ世・後(のち)の世・人の世・一世・又の世・三(み)世・御(み)世・百(もも)世・八千代・夢の世・代代・万(よろず)代    ・・・・・・・・・・ ・せい 【世】 [音]セイ(漢) セ(呉) [訓]よ [学習漢字]3年 〈セイ〉 1 家督を継いでから子に引き継がれるまでの期間。また、人の一代。「世子/終世・早世・隔世遺伝」 2 先祖代々。「世系」 3 一定の尺度で区切られる時間。時代。「世紀/隔世・季世・近世・後世(こうせい)・盛世・中世」 4 世の中。「厭世(えんせい)・経世・警世・在世・時世・辞世・処世・人世・絶世・治世・遁世(とんせい)・乱世」 5 地質時代の区分の一。紀をさらに細分したもの。「沖積世」 〈セ〉 1 の1に同じ。「世代」 2 先祖代々。「世襲」 3 世の中。「世界・世間・世事・世上・世情・世相・世論・世話/出世」 4 仏教で、過去・現在・未来のこと。「現世・後世(ごせ)・三世(さんぜ)・宿世(すくせ・しゅくせ)・前世・来世」 〈よ〉「世論/浮世・時世(ときよ)」 [名のり]つぎ・つぐ・とき・とし    ・・・・・・・・・・ ・せい 【世】 [接尾]助数詞。受けついだ世代・地位・称号などの代数や順序を表すのに用いられる。「日系二―」「九―団十郎」   ◆せい【世】 ( 接尾 ) 助数詞。受け継いだ世代・地位・称号などの代数や順序を表す。 「日系三-」 「チャールズ二-」   ◆世   ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説. せい epoch 地質年代区分の紀より小さく期より大きい単位。年代層序区分の統に対応する。化石群の進化に基づき区分される。更新世,完新世などと用いる。   ◆世 【せい】   百科事典マイペディア 地質年代区分の単位の一つ。紀をさらに細分したもの。たとえば中新世。世に相当する地質系統は統。

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