●ちんきん 【沈金】 ・ら 【羅】 うすもの
★羅 国指定文化財等データベース http://p.tl/D8jp
名称: 羅
ふりがな: ら
芸能工芸区分: 工芸技術
種別: 染織
認定区分: 各個認定
指定年月日: 1995.05.31(平成7.05.31)
解説文: 羅は、経糸が互いに絡【から】み合う複雑な捩【もじ】り織、搦【から】み織の組織を織り出す染織技術である。古代に盛んに織られた後中世以降衰退したが、近代に至ってその制作技法の復元が積極的に試みられた。
精緻を極めた薄物の羅には、無文【むもん】の羅と文様を織り出した文羅【もんら】があり、その組織は、網捩り、籠捩りのほか、さらに平組織を併用した特殊な羅がある。
近年、伝統的な技法を基本としながら、素材の吟味や織り方の創意工夫が加えられ、特殊な透文羅【とうもんら】、金糸を織り込んだ羅金【らきん】などの複雑な技法を駆使する活発な制作活動が行われており、歴史的にも芸術的にも価値の高い工芸技術となっている。
・工芸技術のほかの用語一覧染織: 紬織 経錦 綴織 羅 芭蕉布 首里の織物
漆芸: 沈金 【ちんきん】
★羅 伝統的工芸品用語集 http://p.tl/dre1
読み方:ら
経糸と緯糸をからませて魚網のように織りあげたもの。夏の帯地などに用いられます。
★うすもの 【薄物/▽羅】 http://p.tl/7hhC
薄く織った織物。薄く、透けて見えるような布地。特に、羅(ら)・紗(しや)・絽(ろ)などの類。[季]夏。《―にすはまの紋のうすと/虚子》
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・ら 【羅】
(1)薄く織った絹布の総称。うすぎぬ。うすもの。
(2)搦(から)み織りの技法を用いて織った目の粗い絹織物。
(3)陰茎。魔羅(まら)。
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★沈金 文化財選集 http://p.tl/hKCB http://p.tl/5Np0
名称
沈金<ちんきん>
区分
重要無形文化財
保持者
前史雄<まえふみお>(石川県)
解説
沈金とは,漆の表面に文様を彫り,漆を摺り込んで金箔や金粉などを窪みに埋める技法。彫刻技法には線彫,点彫,片切彫,コスリ彫等の種類があり,刻文には箔置き,粉入れ等を施す他,素彫りのままで仕上げるものもある。近現代には,従来の線彫りのほか片切彫,点彫などの手法が考案され,立体感,ぼかしなどの多彩な表現が行われるようになった。
★沈金 国指定文化財等データベース
名称: 沈金
ふりがな: ちんきん
芸能工芸区分: 工芸技術
種別: 漆芸
認定区分: 各個認定
指定年月日: 1999.06.21(平成11.06.21)
解説文: 沈金は漆芸の加飾(装飾)技法であり、漆の塗面に文様を彫り、漆を摺り込んで金箔や金粉などを窪みに埋めるものである。中国では鎗金【そうきん】(〓金、創金)と呼ばれ宋代から行われていた技法で、室町時代にはわが国でも始められたと考えられ、近世以降、特に石川県輪島では高度な発達をみた。
彫刻技法には線彫、点彫、片切【かたぎり】彫、コスリ彫等の種類があり、刻文には箔置き、粉入れ等を施すほか、素彫りのままで仕上げるものもある。彫刻には、沈金刀【とう】(沈金鑿【のみ】)と呼ばれる彫刻刀が用いられ、沈金刀にも表現に応じて工夫が加えられる。従来は線彫を主とする技法であったが、近現代には片切彫、点彫などの手法が考案され、筆意や立体感、ぼかしなどの多彩な表現が行われるようになった。現在、各種の彫刻技法を組み合わせた、芸術性豊かな表現が行われている。
沈金は、芸術上価値が高く、工芸史上重要な地位を占める漆芸技法である。
・工芸技術のほかの用語一覧染織: 羅 芭蕉布 首里の織物
・漆芸: 沈金 蒔絵 蒟醤 螺鈿
★沈金 伝統的工芸品用語集
読み方:ちんきん
花塗した面に模様を線彫りし、そこに金箔を付着させて金線の文様を表わしたもの。中国では宋代より盛んに行なわれて鎗金と称され、日本では輪島産のものが有名です。
★ちんきん 【沈金】
蒔絵(まきえ)の技法の一。中国で鎗金(そうきん)という。室町時代に伝来。漆面に毛彫りで文様を彫り付け、そこに金箔・金粉を埋め込む技法、また、そのように作られたもの。現在、輪島や川連(かわつら)などで行われている。金箔の代わりに銀を用いたものを沈銀(ちんぎん)、黒漆を用いたものを沈黒(ちんこく)という。沈金彫り。沈金塗り。
漆工芸の技法の一種。
→鎗金(そうきん)
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★沈金(ちんきん)http://p.tl/5Np0
... この技法の起源は中国の鎗金(そうきん)(〓金、創金とも書く)で、発生時期は不明で、南宋(そう)代(13世紀)の文献に ... 東大寺に伝わる雲鳳(うんぽう)鎗金経櫃(きょうびつ)は、文様の描写がこれより細密になり ...
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