●しな 【支那】 シナ
★しな 【支那】
外国人が中国を呼んだ称。「秦(しん)」の転という。中国で仏典を漢訳する際、インドでの呼称を音訳したもの。日本では江戸中期以後、第二次大戦末まで称した。
★【支那】(しな) 航空軍事用語辞典++
現在中華人民共和国のある地域を指す言葉。
英語やドイツ語などで中国を意味する「China」と同じく、秦王朝を示すサンスクリット語を起源とする。
同地域の蔑称か伝統ある呼び名かという議論もあるが、少なくとも中国人は「シナ」と呼ばれることを嫌っているのは間違いない。
★支那(シナ) http://p.tl/wmPg
現在の中国またはその一部の地域に対して用いられた地理的呼称、あるいは王朝・政権の名を超えた通史的な呼称の一つである
★支那とは - はてなキーワード
一般に言う「中国」。殷、周から現在の中華人民共和国に至る国家、あるいは版図、地域の意。
秦王朝の秦(チン)がインドに伝わって「チーナスターン」となり、それが漢訳仏典の形で逆輸入される時に「支那(シナ)」等と音訳されるようになった。英語の "China" や、仏語の "Chine" も同源。
初出については多説あるが、日本でも古くから使われていた言葉で、江戸時代には新井白石の著述にも使用例が見られる。
また、「中国」というと「中華民国(台湾)」を含めてしまう、あるいは日本の地方名の「中国」と重複するなどの向きからは、明確に区別するために使用される場合もある。
また、本来「中国」という言葉は「世界の中心にある我が国」というくらいの意味であり(実際、日本神話の中で日本のことを指して「中国」と書いている例がある。
「中華」も同じような意味)、中国以外の国がかの国のことを「中国」と呼ぶのはおかしいという意見もある。
以上のように、差別語として成立された言葉ではないが、「支那事変以降は差別的な含みを込めて使われるようになった」と中華民国・中華人民共和国側が主張していることから、「使用しないことが望ましい語」として扱われている状況がある。
また、特に反中国的な思想を持つ人たちがことさらに支那という呼称を用いる傾向があり、その影響もあって「支那」という言葉が差別的表現と認識されることも多い。
しかし、英語や仏語が同源の "China", "Chine" を用いていることについて、同国民や社会はエクスキュースを要求されない状況を、「日本人にだけ支那と呼ぶのを許さないのは不公平」とする意見もある。アジア諸国でも、「中国」系の呼称を用いているのは、南北朝鮮とヴェトナムくらいで、他の国々の多くは「シナ」系の語を用いている。どちらでもない国もあり、例えばロシアでは「キタイ」を用いている。
用例・・「支那そば」「支那竹(しなちく)」「東シナ海」「シナントロプス・ペキネンシス(北京原人の旧学名)」
★支那とは (シナとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
支那(しな)とは、中国(おおむね現在の中華人民共和国にあたる地域)の通時的呼称。
古代インドで中国を指す「シーナ」と言う梵語を漢字に音訳したもののがはじまりとされる。「シーナ」の由来には諸説あるが、一つの説として秦王朝に由来すると言う説がある。ヨーロッパ諸語(英語のチャイナなど)も同じ語源と考えられている。
現在では差別用語の1つして槍玉にあげられることがある。本来は差別用語ではなく、第二次世界大戦以前の日本では概ね現在の中国にあたる地域を指す名称として普通に用いられていた。日本と中国(中華民国)の関係が悪化し、戦争状態に突入した時期においては支那の語が戦時プロパガンダやスローガンにしばしば登場したため、これを指して「支那」そのものが差別語・蔑称である(「支那」を使用すること≒「帝国主義」「軍国主義」)と主張されることがある(外部リンク:「シナ」ということばが差別的とは?)。こうした主張に対しては、「支那」とは別に中国及び中国人に対する蔑称は存在しており、上述の通り「支那」の語そのものは以前から中立的に使用されてきたとの反論がある。
公的に支那の語を使用しないことは敗戦後、外務省次官通達によって決定されたが、この通達文のなかに「理屈は抜きにして」という部分が含まれているのは一部で有名な話である。当時、日本は連合国軍の占領下にあり、この通達の背景には戦勝国として連合国の一部であった中華民国の意思があった。この通達が広く適用された結果、公文書や放送・出版のみならず、支那そばと支那竹と言った食品まで呼び換えが進められた(現在は「ラーメン」「メンマ」と呼ばれている)。同様に雁屋哲原作の「美味しんぼ」の単行本第76巻第4話においても支那そばの話について収録されている。
戦後の長い期間、「支那」と言う語の使用が公的な言論空間では禁止(自主規制)されており、現在でも報道各社では未だに支那の単語を使用しない(東シナ海、インドシナ半島などは別)。しかし、最近では様々な理由からあえて支那の語を使用する人々も出てきている。この場合、「"支"の字そのものに辺境や地方といった差別的なニュアンスがある」との非難を避けるためにカナ表記で「シナ」とすることがある。
因みにMS-IMEなどで「しな」と打っても変換候補に「支那」の文字が出ない事から、何らかの政治的介入があったのではとの噂もたまに聞かれる。頻繁に使うなら単語登録しておくことをおすすめする。
★「支那」呼称について http://p.tl/Fxzm
現在、支那のことを「中国」と言い換え、「支那」という呼称が「差別用語である」というおかしな主張する人が少なからずいます。が、わたくしは逆に「支那は断じて差別語にあらず」「逆に『中国』という語こそ不用意に用いるべきではない」と信じております。このため、私のページでは「現代の中華人民共和国」の略称としてのみ「中国」を用い、それ以外の通時代的・地域的・文化的な呼称はすべて「支那」を公然と用いています。
★支那そばや - 新横浜ラーメン博物館 http://p.tl/Rtnu
★支那-Yahoo!百科事典
中国本部地域の別称。その語源については明らかでないが、一般には紀元前3世紀末、中国を統一した秦(しん)王朝の秦の音がチーナChinaとかチンThinとして西方に伝えられたことによるという。
それが仏典に記され、さらに漢訳されて支那となった。
この語はまた脂那あるいは震旦(しんたん)(チニスターナ。支那人の住地の意)などと音訳されている。
したがって支那は外来語であり、英語のチャイナChina、フランス語のシーヌChineなどもそれから出た語である。
なお、日本のアジア地域への侵略過程で、侵略を正当化する理由の一つとしてその地域の住民を劣等視したことなどにより、支那ということばに蔑視(べっし)の意味はないが、日本人が使用すると蔑称的性格をもち、また中国人も侮蔑(ぶべつ)感を強くもつため、第二次大戦後は使用を避ける人が多くなっている。
★しな【支那】 goo辞書
《王朝名の秦(しん)が西方に伝わりそれが変化したものという》外国人の中国に対する古い呼び名。
・しなうちわ【支那団扇】
中国で産する団扇。籐(とう)の枠に絹などを張り、または絹や鳥の羽などで周囲を飾ったもの。
・しながく【支那学】
中国の言語・宗教・文化・歴史などを文献を資料として研究する学問。18世紀にフランスで始まる。第二次大戦後、日本では中国学と改称。
・しなかばん【支那鞄】
《もと中国で作られたところから》木製で、多くは外側を白色の皮、または紙などで張り、中国風の櫃(ひつ)の形をしたかばん。
・しなぐり【支那栗】
中国・朝鮮半島で栽培されるクリ。実の渋皮は取りやすい。甘栗。
・しなし【支那脂】
植物ナンキンハゼの果肉からとった脂肪。せっけん・ろうそくなどの原料にする。
・しなじへん【支那事変】
日中戦争に対する当時の日本側の呼称。
・にっちゅう‐せんそう〔‐センサウ〕【日中戦争】
昭和12年(1937)7月の盧溝橋(ろこうきょう)事件をきっかけにして起こった日本と中国との間の戦争。はじめ日本政府は支那事変あるいは日支事変とよび、宣戦布告も行わなかったが、戦線は全中国に拡大、太平洋戦争に発展した。日華事変。
・ろこうきょう‐じけん〔ロコウケウ‐〕【盧溝橋事件】
1937年(昭和12)7月7日、中国北京郊外の盧溝橋付近で日本と中国の軍隊が衝突した事件。日中戦争のきっかけとなった。中国では七七事変という。
・しなそば【支那蕎麦】
中華そばの古い言い方。
・ちゅうか‐そば〔チユウクワ‐〕【中華蕎=麦】
中国風の蕎麦。小麦粉と鶏卵に梘水(かんすい)を加えて作る。特に、ラーメンをさす。
・しなちく【支那竹】
⇒メンマ
・しなチベットしょご【支那チベット諸語】
東アジアに分布し、声調などの共通特徴を有する諸言語の総称。中国語・チベット‐ビルマ語群・タイ語群などを含む。
・しなちりめん【支那縮緬】
中国で産する絹織物。生糸を用いて平織りにし、織ったあとで仕上げたもの。浙江(せっこう)省湖州が主産地。中国では縐紗(すうしゃ)。
・しなろうにん【支那浪人】
⇒大陸浪人(たいりくろうにん)
・たいりく‐ろうにん〔‐ラウニン〕【大陸浪人】
明治から昭和前半期まで、中国大陸各地に居住・放浪して、種々の画策を行った日本の民間人の称。政治的理想を抱く者もいたが、不平士族や国家主義者が多かった。支那浪人。
★しな【支那】
《王朝名の秦(しん)が西方に伝わりそれが変化したものという》外国人の中国に対する古い呼び名。
★しな‐がく【支那学】
中国の言語・宗教・文化・歴史などを文献を資料として研究する学問。18世紀にフランスで始まる。第二次大戦後、日本では中国学と改称。
★しな‐うちわ【支那団扇】
中国で産する団扇。籐(とう)の枠に絹などを張り、または絹や鳥の羽などで周囲を飾ったもの。
★しな‐ぐり【支那栗】
中国・朝鮮半島で栽培されるクリ。実の渋皮は取りやすい。甘栗。
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★支那海 (映画) http://p.tl/BDdj
1935年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。
★東シナ海(ひがしシナかい、東支那海) http://p.tl/JuZS
太平洋西部の海。南西諸島とユーラシア大陸で挟まれている。
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