●代(しろ)●依り代、依代、憑り代、憑代(よりしろ)
★代(しろ) - Wikipedia http://p.tl/T1OT 代(しろ)は代わりとするものの意。
・しろ【代】
1 代わりをするもの。代用。「霊(たま)―」
「丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、道ばたにつみ重ねて、薪の―に売っていた」〈芥川・羅生門〉
2 ある物の代わりとして出される品や金銭。「飲み―」「身の―」
「これを―に言訳して、と結構な御宝を」〈鏡花・草迷宮〉
3 材料となるもの。「雪―水」
4 何かをするための部分や場所。「糊(のり)―」「縫い―」
5 田。田地。「―をかく」「苗―」
6 上代・中世、田地の面積を測るのに用いた単位。1段の50分の1。
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★田(た) - Wikipedia http://p.tl/u2JJ 穀物を栽培するために区画された農地をいう。
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★依り代、依代、憑り代、憑代(よりしろ)http://p.tl/92F2 神霊が依り憑く(よりつく)対象物のことで、神体や場合によっては神域をしめす。
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★代分け【しろわけ】世界大百科事典
漁民の共同漁獲物,あるいはその販売収益を分配する際,代(しろ)という分配単位を用いて勘定することをいう。代分けは古くからの地先漁業にみられる漁獲物の伝統的な分配慣行であり,ほとんど現物をもって行われた。分配単位である代は,もともと大化改新以前の農業で土地分配単位を示す言葉として通用していたものが,漁獲物の分配単位に転用したものといわれる。したがってその歴史は古い。代という言葉は,東北から紀伊の太平洋岸で多く使われているが,その同義語には能登などの日本海岸や四国で使用されている歩(ぶ),九州以南で使用されているタマス,ほかにアタリ,メーテなどがある。
漁獲物を参加者全員に分配すること。分配の単位を「しろ」といい、船の所有者に対する船代(ふなしろ)、網の所有者に対する網代(あみしろ)、労働量に対する乗り代(しろ)などについて、それぞれに分配率が定められていた。
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★伸び代【ノビシロ】デジタル大辞泉
能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。「芸の―が大きい」
◆平成17年(2005)前後からスポーツ界で使われ、多方面に広がった。
1.金属などが折り曲げられる際に発生する伸び。また,その長さ。
2.転じて,組織や人間が発展・成長してゆく可能性の大きさをいう。
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★事代主神【ことしろぬし‐の‐かみ】
・朝日日本歴史人物事典
『古事記』『日本書紀』にみえる神。八重事代主神とも。『古事記』では言代主神とも記す。大国主命(オオクニヌシノミコト)の子で,高天原からオオクニヌシに国譲りを迫ってきたとき,父に代わって承諾する旨を答える。『日本書紀』の別伝では,オオクニヌシ退去ののちに,高天原に帰順した神のうちで特に有力な神として,大物主神と共に名を挙げられている。記紀の天皇代の数カ所に「事代」を名に持つ神や人物のことがみえており,いずれも託宣に関連している。これらの事例について,その神の全てがここにいうオオクニヌシの子として現れている事代主神と同一神かどうかは別として,この神が託宣の神であることは明らかである。 出雲系の神だが,大和朝廷との縁は深く,この神が女性のもとに通って生まれた娘は,神武天皇の皇后となっている。また出雲氏一族の伝える『出雲国造神賀詞』では,父から皇孫命(歴代天皇に当たる)の守り神たることを命じられている。さらに天皇の身を守るべく宮中に祭る八神殿にも名を連ねる。島根県美保関町の美保神社がこの神を祭る最も著名な神社で,ここの重要な神事のひとつの青柴垣神事は,神話の国譲りのときのエピソードに基づくものである。なお,およそ中世のころからか,この神は恵比須様とされるようになって今日に至っている。
<参考文献>西郷信綱『古事記注釈』2巻 (神田典城)
・世界大百科事典
日本神話にみえる神の名。コトは〈言〉,シロは〈知る〉意で,天皇を守護する託宣の神。八重(やえ)事代主神とも呼ばれる。記紀神話においては大国主(おおくにぬし)神の子として国譲りの誓約を行い,その後は大和の宇奈提(うなで)に〈皇孫命(すめみまのみこと)の近き守り神〉として祭られた(《出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)》)。また,この神が八尋(やひろ)ワニとなって三嶋溝樴(みぞくい)姫と結婚し神武天皇の后となる姫を生んだという三輪山(みわやま)型説話(三輪山伝説)も伝えられている(《日本書紀》)。
・デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説.
記・紀にみえる神。
「古事記」によれば,国譲りを要求する高天原(たかまがはら)からの使者に対し,父の大国主神(おおくにぬしのかみ)にかわって国譲りの誓約をした。神のお告げ(託宣)をのべる役割をもつとされる。八重事代主神とも。
・デジタル大辞泉
出雲神話の神。大国主命の子。国譲りに際して父に国土の献上を勧めた。壬申(じんしん)の乱のとき、高市県主許梅(たけちのあがたぬしこめ)に神懸かりして託宣した話が、日本書紀にみえる。
記紀神話で,大己貴神(おおあなむちのかみ)の子とされる託宣の神。国譲りの時,父神に国土の献上を勧める。のち,皇室の守護神。
・世界大百科事典内の事代主神の言及.
・【えびす(夷∥恵比須)】より
…七福神の一神として,福徳を授ける神とされ,家の台所や茶の間にまつられることが多い。春秋の夷(えびす)講には,財布にお金を入れて供えるなど商業神としての性格が強いが,農村では,竈(かまど)神や荒神(こうじん)信仰と習合して,稲の豊作をもたらす田の神の性格をも兼ねる。田植後のサナブリ,刈上祭に稲苗や稲の穂を供える地方もある。漁村では豊漁をもたらす神とされ,海岸や岬などに祠(ほこら)を設けてまつることが多い。…
・【大国主神】より
…(4)かくして葦原中国の主となったオオクニヌシに対し高天原より国土を天津神の子に譲れとの交渉がはじまる。交渉は両三度に及ぶが,ここでのオオクニヌシは生彩のない受動的な神にすぎず,使神の武甕槌神(たけみかづちのかみ)に対して事代主神(ことしろぬしのかみ),建御名方神(たけみなかたのかみ)(ともにオオクニヌシの子)ともども屈服し,国譲りのことが定まる。その際の条件にオオクニヌシは壮大な社殿に自分をまつることを請いそこに退隠することになったが,これは出雲大社の起源を語ったものである。…
・【大黒天】より
…室町時代には,《塵塚物語》の説くように夷(えびす)と大黒の二神併祀がみられた。これは西宮の〈夷三郎〉が本来大国主神と事代主(ことしろぬし)神の二神であったものが,夷三郎を1神(事代主神)としたところから,大黒天が加えられたものと考えられる。このころから大黒天を福神とすることも一般化してきたらしく,狂言《夷大黒》にも比叡山三面大黒天と西宮の夷三郎を勧請(かんじよう)してまつるようすが記されている。…
・【長田神社】より
…神戸市長田区に鎮座。旧官幣中社。事代主(ことしろぬし)尊をまつる。《日本書紀》によると,神功皇后が新羅より帰還の途中,武庫の水門(むこのみなと)で事代主尊の〈吾をば御心長田国に祀れ〉との神告を受けて山背(やましろ)根子の女,長媛(ながひめ)をしてまつらせたと伝えられる。806年(大同1)に神封41戸を充てられ,859年(貞観1)従四位下を授けられている。《延喜式》には名神大社に列せられ,古くから朝野の崇敬を受けた。…
・【美保神社】より
…島根県八束(やつか)郡美保関町に鎮座。三穂津姫(みほつひめ)命,事代主(ことしろぬし)神をまつる。三穂津姫命は大国主神の后神で,事代主神はその第1の子神。…
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★事代主(ことしろぬし、言代主神)(事代主神から転送) http://p.tl/odz6
日本神話に登場する神。別名 八重言代主神、八重事代主神(ヤエコトシロヌシ)。
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★みつえ‐しろ〔みつゑ‐〕【▽御×杖代】
神や天皇の杖代わりとなって奉仕する者。特に、伊勢神宮の斎宮(さいぐう)、賀茂神社の斎院をいう。
「―と定めてたてまつり給ふ事は」〈祝詞・斎内親王奉入時〉
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★斎王宮跡(さいおうきゅうせき) http://p.tl/6rFu
... 天照大神(あまてらすおおみかみ)の御杖代(みつえしろ)として伊勢(いせ)神宮に奉仕した斎王のための広大な宮殿・官衙(かんが)跡。飛鳥(あすか)時代あるいは奈良時代初期に設置され、南北朝期まで存続し、『源氏物語』『伊勢物語』『大和(やまと)物語』などにも登場する。 ...
★国家鮟鱇(あんこ) http://p.tl/TukV
★「神武東征」(その1) - 国家鮟鱇(あんこ) http://p.tl/1gdW
第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の跡を継ぎ、天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる(御杖代は依代として神に仕える者の意味であるが、ここでは文字通り「杖の代わり」として遷幸を助ける意味も含まれる。
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★あんこ‐がた【×鮟×鱇形】
相撲で、太って腹の突き出た力士の体形のこと。魚の鮟鱇(あんこう)の体形に似ているところからという。あんこ。あんこう形。→ソップ形
★アンコウ・鮟鱇(あんこう)の意味・語源・由来を解説
【意味】 アンコウとは、アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称。口が大きく、体は縦扁し、丸い。
【アンコウの語源・由来】
アンコウの語源には、その色から「アカヲ(赤魚)」が転じたとする説。
肉食で歯が発達し大きなアゴをもつことから、「アゴ(顎)」が転じたとする説。
上記二説の語形変化、「アカヲ(赤魚)」が「アコウ」、「アゴ(顎)」が「アンゴ」が相まったとする説。
じっとして動かないことから、一定期間一ヶ所にこもって修行する意味の仏教語「あんご(安居)」が転じたとする説などがある。
しかし、室町時代の辞書『文明本節用集』では「足の有る魚、心気の良薬」、江戸時代の『日葡辞書』では「川魚の一種で、足のある魚」と説明されており、「足」「川」「薬」の三点から、元々はサンショウウオを指したとの見方もある。
また、千葉県の方言でヒキガエルを「アンコ」「アンゴー」と呼ぶように、昔はカエルと混同されていたともいわれ、「アンコウ」が何を指していたのか定かでないため、語源の特定も難しい。
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★代わり番こ(かわりばんこ)の意味・語源・由来を解説
【意味】 かわりばんことは、交代でかわるがわる行うこと。代わりばんこ。
【かわりばんこの語源・由来】
かわりばんこの語源には、たたら製鉄(「たたら」と呼ばれる足を踏んで空気を送る装置を使った製鉄)で、交代制であった労働者のことを「番子(ばんこ)」といったことからとする説が多く見られる。
かわりばんこは「代わり番」の話し言葉で、取り替えることを「取り替えっこ」というのと同じく、「代わり番」に接尾語の「こ」が付いた語。
たたら製鉄の「番子」に由来する説は、「代わり」と「ばんこ」からなる語と勘違いした俗説である。
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★み‐の‐しろ【身の代】
1 「身の代金」に同じ。
2 給金。
「それ、当座の―」〈伎・韓人漢文〉
・みのしろきん【身の代金】
1 人質などと引きかえに渡す金。「―目当ての誘拐」
2 人身売買の代金。
・みのしろきんもくてきゆうかいざい【身代金目的誘拐罪】⇒身代金目的略取等罪
・みのしろきんもくてきゆうかいとうよびざい【身代金目的誘拐等予備罪】⇒身代金目的略取等予備罪
・みのしろきんもくてきゆうかいよびざい【身代金目的誘拐予備罪】⇒身代金目的略取等予備罪
・みのしろきんもくてきりゃくしゅざい【身代金目的略取罪】⇒身代金目的略取等罪
・みのしろきんもくてきりゃくしゅとうざい【身代金目的略取等罪】
身の代金を得ることを目的として、人を略取・誘拐する罪。刑法第225条の2が禁じ、無期または3年以上の懲役に処せられる。身代金目的略取罪。身代金目的誘拐罪。身代金略取罪。身代金誘拐罪。
・みのしろきんもくてきりゃくしゅとうよびざい【身代金目的略取等予備罪】
身代金目的略取等罪にあたる行為の準備をする罪。刑法第228条の3が禁じ、2年以下の懲役に処せられる。ただし、実行に着手する前に自首した者は刑を減軽または免除される。身代金目的略取予備罪。身代金目的誘拐等予備罪。身代金目的誘拐予備罪。
・みのしろきんもくてきりゃくしゅよびざい【身代金目的略取予備罪】⇒身代金目的略取等予備罪
・みのしろきんゆうかいざい【身代金誘拐罪】⇒身代金目的略取等罪
・みのしろきんりゃくしゅざい【身代金略取罪】⇒身代金目的略取等罪
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