●名言●格言●箴言●金言
・格言(名言から転送)
格言(かくげん)、アフォリズム(英語: Aphorism)とは、人間の生き方、真理、戒め、武術、相場、商売などの真髄について、簡潔な、言いやすく覚えやすい形にまとめた言葉や短い文章。
ことわざが、庶民の生活の知恵から出たものであるのに対し、格言は、昔の聖人・偉人・高僧などが言い残した言葉や、古典に由来するものを言うことが多い。
箴言(しんげん)、金言(きんげん)、金句(きんく)や警句を含む。個人が座右の銘とする場合もある。
例
・狭き門より入れ(マタイによる福音書)
・巧言令色鮮なし仁(論語)
・沈無用の用(老子)
・泣いて馬謖を斬る(三国志)
・人の行く裏に道あり花の山(株式相場での格言)
・医は仁術なり(養生訓)
・人生は短く、技芸は長い(ヒポクラテスの箴言)
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★真理(しんり、英語:truth、仏語:Vérité、独語:Wahrheit) http://p.tl/i6hU
確実な根拠によって本当であると認められたこと。ありのまま誤りなく認識されたことのあり方。真実とも。語源はギリシア語のアレーテイア(αλήθεια)、ラテン語のvereは、ありのままのものの意で、真理はウェリタス(veritas)
★いましめ 0 【戒め/▼誡め/▽警め】
(1)過ちのないように、前もって与える注意。
「親の―を守る」
→断機の戒め
→覆車の戒め
(2)罰。こらしめ。
「―に出入りをさしとめる」
(3)警戒。
「院の近習者をば内より御―あり/平家 1」
★ことわざ(諺、英語:proverb) http://p.tl/zOue
鋭い風刺や教訓・知識など含んだ、世代から世代へと言い伝えられてきた簡潔な言葉のことである。俚諺(りげん)ともいう。
明治維新の近代化以前は、日本には「ことわざ」の概念がなく、英語の proverb はラテン語の proverbium が、その語源である。
★めいげん 0 【名言】
ことの道理をうまく表現した言葉。名句。
「―を吐く」
★どうり だう― 3 【道理】
(1)物事がそうあるべきすじみち。ことわり。わけ。
「春になれば花も咲く―だ」「そんな―が世間で通るわけがない」
(2)人の行うべき正しい道。
「―にかなった行為」
» (成句)道理を詰める
★道理
出典:『Wiktionary』 (2010/07/24 17:31 UTC 版)
名詞
道理(どうり)
1.ある原因に対して、一般に納得のできる結果が自然に生ずること。又は、そのような因果関係。
されば、経済商売の道理は、英亜両国においてその趣を異にするものといわざるをえず。物理はすなわち然らず。(福沢諭吉 『物理学の要用』)
2.納得ができる理由。
2.当然であること。
成句
・無理が通れば道理が引っ込む
★『箴言』(しんげん, mišlēy, Liber Proverbiorum) http://p.tl/lqcR
ユダヤ教では「諸書」の1つであり、キリスト教では知恵文学の1つとして『詩篇』の後に置かれる。
題名はヴルガータ訳におけるタイトル『Liber Proverbiorum』に由来する。 内容は教訓の集合で、様々な徳や不徳とその結果、日常における知恵や忠告等である。『箴言』中の格言の多くはソロモン王によって作られたとされてきたが、現実は無名の教育者によって書かれたものである。
★きんげん 0 【金言】
(1)人生や生活の上で尊重し模範とすべきすぐれた格言。金句。
(2)〔仏〕 仏の口から出た尊い教え。こんげん。
» (成句)金言耳に逆らう
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こんげん 0 【金言】
〔「金口(こんく)の言」の意〕⇒きんげん(金言)
★きんく 0 【金句】
(1)すぐれた格言。金言。
(2)非常に巧みな句。美しい句。
「金章―おなじく一代教文より出たり/平家 4」
★警句(けいく)
短い皮肉の表現で、真理を言い当てている言葉のこと。急がば回れなどが有名。箴言ともいう。
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★座右の銘(ざゆうのめい)http://p.tl/5foG
行動の戒めとするために日常的に心に留めておくための言葉。『文選』に収められた後漢の崔瑗(崔子玉)による文章「座右銘」に由来する。
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★家訓(かくん) http://p.tl/76Kr
公家や武家、さらに時代が下って江戸時代になってからは商家でも、その家を守り立て存続させていくために、子孫の戒めとしてその家の当主が書き残して与えたもの。武家のもののように何カ条もなく、大事な一言だけの座右の銘のようなものも少なくない。 もともと平安時代に、学識のある公家の家から始まったといわれるが、手本となるものはすでに中国にある。顔氏家訓など、中国の家族道徳を反映したものが、日本に移植されたもの。今日では、創業者、もしくはそのグループ一代で会社の礎を立ち上げたような企業、あるいは家族経営でその社風を作ってきた会社などには、社訓というかたちでこれがある。家憲、社是という言い方もある。
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★『顔氏家訓』(がんしかくん) http://p.tl/V6X1
中国北斉の顔之推が著した家訓、つまり子々孫々に対する訓戒の書である。全7巻(明の2巻本もあり)。
顔氏は、本来は山東省瑯琊の名族で、東晋以来、建康に移住して南朝に代々仕えた門閥貴族の家柄である。顔之推は、字は介、梁朝を滅亡へと暗転させた侯景の乱以後、都の建康を離れて流亡生活を送った末、北斉へと向かい、黄門侍郎、平原太守に任じられた。北斉が北周に滅ぼされて以降は、北周・隋に仕えて、開皇年間に太子の学士となったが、しばらくして病死した。
顔之推は『顔氏家訓』の中で、中国伝統の家族道徳を重視し、教養・学問・思想・信仰から、生活態度・言語諸芸から、処世法や交際術にまで及ぶ、自らの具体的な体験談や事例を挙げ、事細かく教えている。彼の理想は、質実剛健な家庭に見られる、調和と保守を重視した時勢の影響を受けない生活態度である。その背景にあるのは、彼自身のめまぐるしく境遇が変化した一生であろうし、なおかつ、それが一般的な中国の人士の生活態度の伝統にも通じていたことで、後世まで長く重視され、「家訓」といえば、本書を指すようになった要因でもあろう。
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