2013年12月11日水曜日
●たより【便り】【頼り】
●たより【便り】【頼り】
◆たより【便り】
(名)スル
〔「頼り」と同源〕(消息などを)知らせてくること。また、そのもの。音信。手紙。
「お―本当にありがとうございます」「その後なんの―もない」「風の―」
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・たより【頼り】
〔動詞「頼る」の連用形から〕
(1)たのみとする物や人。
「夫を―にする」「地図一枚だけを―に山を登る」
(2)てづる。つて。縁故。
「―を求めて就職する」
(3)手がかり。きっかけ。契機。
「真成(まこと)の小説稗史となるべき道をひらかん―となるべし/小説神髄(逍遥)」
(4)手段。方便。
「あふべき―もなければ/浮世草子・五人女 4」
(5)便利。便宜。
「―よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」
(6)都合のよい時。ついで。幸便。
「をとこなま宮づかへしければ、それを―にて/伊勢 87」
(7)つながり。関連。
「簀子・透垣の―をかしく/徒然 10」
「頼り」に似た言葉
声息 報 消息 沙汰 知らせ
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◆たより 【頼り/便り】 デジタル大辞泉
1 (頼り)何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を―に家を探す」「兄を―にする」
2 (便り)何かについての情報。手紙。知らせ。「―が届く」「風の―に聞く」
3 縁故。てづる。「―を求めて上京する」
4 都合のよいこと。便利なこと。「凄涼たる夜色…落ち行くには―よしと」〈竜渓・経国美談〉
5 あることをするきっかけ、手がかり。「彼の幽玄なる仏道をも窺い見るべき―となる」〈逍遥・小説神髄〉
6 つくりぐあい。配置。「簀子(すのこ)、透垣(すいかい)の―をかしく」〈徒然・一〇〉
◆たより【頼り】大辞林
〔動詞「頼る」の連用形から〕
1.たのみとする物や人。 「夫を-にする」 「地図を-に山を登る」
2.てづる。つて。縁故。 「 -を求めて就職する」
3.手がかり。きっかけ。契機。 「真成(まこと)の小説稗史となるべき道をひらかん-となるべし/小説神髄 逍遥」
4.手段。方便。 「あふべき-もなければ/浮世草子・五人女 4」
5.便利。便宜。 「 -よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」
6.都合のよい時。ついで。幸便。 「をとこなま宮づかへしければ,それを-にて/伊勢 87」
7.つながり。関連。 「簀子・透垣の-をかしく/徒然 10」
◆たより【便り】大辞林
( 名 ) スル
〔「頼り」と同源〕
(消息などを)知らせてくること。また,そのもの。音信。手紙。 「お-本当にありがとうございます」 「その後なんの-もない」 「風の-」
◆たより【頼り/便り】
1 (頼り)何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を―に家を探す」「兄を―にする」
2 (便り)何かについての情報。手紙。知らせ。「―が届く」「風の―に聞く」
3 縁故。てづる。「―を求めて上京する」
4 都合のよいこと。便利なこと。
「凄涼たる夜色…落ち行くには―よしと」〈竜渓・経国美談〉
5 あることをするきっかけ、手がかり。
「彼の幽玄なる仏道をも窺い見るべき―となる」〈逍遥・小説神髄〉
6 つくりぐあい。配置。
「簀子(すのこ)、透垣(すいかい)の―をかしく」〈徒然・一〇〉
◆たよりがい【頼り甲斐】
頼りにするだけのねうち。頼っただけの効果。「さすが―のある先輩だ」
◆たよりなし【頼り無し】
1 頼りがいのない人。たのみにならない人。
2 頼りとする金のない人。貧乏人。貧困者。
「徳人、―の家のうちの作法など書かせ給へりしが」〈大鏡・伊尹〉
◆たよりや【便り屋】
江戸時代、料金を取って手紙や荷物を配達したもの。町飛脚(まちびきゃく)。便利屋。
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