2013年12月22日日曜日

愀々たる鬼気は肌に粟を生ぜしめる。

「写真の説明記事」 京免 史朗 http://p.tl/CB4a 愀々たる鬼気は肌に粟を生ぜしめる。もはやこれは人の世のものでは断じてない、同胞よ、その眼をそむけてはいけない。皿のような両眼をむいてこの写真をにらみつけよう------いま心ある敵国人をも含めて天道人倫のために世界中の人々を憤慨させている写真こそ実にこれである。米鬼の本性を自らの手であますところなく全世界に広告したこれが"髑髏と少女"の写真なのである。我国にも良く知られるアメリカ雑誌ライフの5月号がこの怪写真を掲載した。いち早く同誌を手に入れたドイツ外務省によって動かぬ証拠と新聞記者会見に掲示されたが、10日午後2時半、そのベルリンからはじめて電送によって日本へ届けられたのだ。ライフの説明に曰く----『これは日本兵のドクロを米国兵が記念品としてこの少女に贈ってきたものだ。彼女はいまこのドクロの寄贈者にお礼の手紙を書こうとしている』。あゝこの髑髏がわが勇士の神聖なる遺骨...であるという。南の島に散ったわが神のごとき将兵の聖骨であるという。一瞥、はっと息をつめたつぎの瞬間、むらむらとわれらの胸奥に沸る日本人の血、外道米鬼への復讐に逆流する日本人の血、地球の最後の日までアメリカ人はともに天をいただかざる真実の怒り、憤り---われらの同胞の聖骨はかくして冒涜されたのだ。きりっとみひらく眼光でこの頬に手をやってペンを握る生意気なヤンキー娘をにらみ殺せ。それにしても、年もゆかぬ少女を使って、かかる蛮行を演じなくてはならない敵国宣伝の行きづまりこそ嗤うべし。また眼前の戦局にのぼせあがり、食人時代の昔に還ったアメリカ人の冷血の暴露こそ憐れむべし。   米の野獣性に法王使節怒る   米国に於ける日本兵遺骸に対する冒涜事件に対し比島民は今更ながら米国民の残忍性と野獣性に憤激しマニラには囂々たる非難の嵐が起こっているが、右遺骸冒涜事件に関し、マニラ駐在ローマ法王使節ギリエルモ・ピアニ師は8日次の如く声明、痛烈なる論難を行うとともに米国民の反省を促した。   前線に於ける戦死日本兵に対する米国兵の野獣的行為に対し、比島ローマ法王使節ギリエルモ・ピアニ師は教会戒訓により厳に禁止ある遺骸冒涜に対し痛烈なる非難をなすものである。キリスト教徒としてかかる行為は黙過する能はざることは勿論、人道的見地よりしても許さるべきではない。カリフォルニア、オレゴン州境附近のツラ・レーク収容所に於ける抑留日本人に対する言語に絶する虐待に対しても戦時下抑留敵国人は当然の尊敬を以って神聖に取り扱うべきことを勧告し、本使節は比島教区長の名においてかかる野獣的行為を断罪するものである。   慌てたルーズベルト  寄贈の紙切小刀を送り返す   米国民主党下院議員ウオルターはさきに大統領ルーズベルトに対し日本兵戦死者の骨から製作した紙切り小刀を寄贈したが、この紙切り小刀事件をはじめ日本軍兵士の戦死体冒涜事件は全世界に米国人の野蛮性の正体を暴露し国際的に囂々たる非難の嵐をまき起こした。 ワシントン来電によれば事態の意外な発展に流石のルーズベルトも気がとがめ、かつ狼狽したと見えて紙切り小刀をそのままウオルターに返却した模様でホワイトハウスは次の通り発表した。 大統領は日本兵の骨から作ったといわれる紙切り小刀を寄贈者に送り返した。同時に大統領はこうした物を手許に置きたくないことを明らかにし、且つこの骨は埋葬した方が良いだろうと勧告した

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