2013年12月20日金曜日

『アメリカ映画のあるタブー』 2000.11/19     http://p.tl/eVxg 一部抜粋2000.12/26・追加 --------------------------------------------------------------------------------  そんなに映画を観ない私でも、アメリカ映画には、ある厳然としたルールがあることに気づきます。それは、犬を殺してはならないということです。そういうと、えっ、という人もいれば、さもありなん、と思う人もあるでしょう。  アメリカ人は、概して非常に犬が好きです。日本にいるアメリカ人の友人を見ても、平均的な日本人にはついて行けないほど、犬に愛着を持っています。所詮、畜生じゃないか、なんて感覚をもつ人も多い日本人とはまったく違います。真面目な話、もしアメリカで犬を虐待したら、袋だたきに遭うかもしれません。  そうした文化的背景があるのかもしれませんが、アメリカ映画では、人は殺せても犬は決して殺せません。  具体的には、まず比較的最近の映画で、『アルマゲドン』。この冒頭、ニューヨークを隕石が襲うシーンでは、犬とけんかしていたゴジラおたくの大男は、隕石の直撃を受けて影も形もなくなりますが、犬は穴に宙づりになりながらも、怪我一つありません。  また、竜巻ものの『ツイスター』では、これも冒頭の、竜巻に襲われるシーンで、主人公の父親は哀れ地下室のドアもろとも吹き飛ばされてしまいますが、危うく逃げ遅れかけたトビーという犬は、ちゃんと地下室に入れてもらって助かります。

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