●手
★た 【手】
〔「て(手)」の交替形〕て(手)。多く「手綱(たづな)」「手折る」「たなごころ(掌)」など複合した形でみられる。
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・て 【手】
1. 1 (名)
(1)人体の肩から先の部分。手首・てのひら・指先などをさすこともある。また、動物の前足をいうこともある。
「―を上げる」「―が触れる」「おたまじゃくしに―が生える」
(2)形状や機能が、ヒトの(1)に似ているもの。
(ア)器物の取っ手。
「急須の―」
(イ)植物の蔓などをからませるための竹など。
(ウ)本体から突き出たもの。几帳(きちよう)の横木・幕を棹に付けるための緒など。
「鍵の―」
(3) (1) を働かせて様々な事をすること。
(ア)事を行なったり、物を作り出したりすること。また、その時の手の使い方。
「巨匠の―になる」「司直の―にゆだねる」「追及の―がゆるい」
(イ)働く人・力。
「―が足りない」「―を貸す」
(ウ)事を処理する能力。
「―に余る」
(エ)手間。手数。
「―がこんだ細工」「―ばかり掛かる」
(オ)人との結びつき・つながり。
「―を切る」
(4)事を行うための方法・技術など。
(ア)方法。手段。また、策略。
「その―には乗らない」
(イ)技量。腕前。
「―が上がる」
(5)技芸などの一定の型。
(ア)囲碁・将棋・相撲などで、攻め方・受け方。
「四十八―」
(イ)舞や踊りの手振り。
「さす―引く―」
(6)日本音楽で、(節(ふし)に対して)楽器の演奏。また、その旋律や音型。定型化されて慣用される。
「古い三味線曲に箏の―を付ける」「大薩摩の―」
(7)字を書くこと。また、筆跡・書風。
「一つには御―を習ひ給へ/枕草子 23」
(8)(手(1)に握ることから)
(ア)所有。保持。
「―にする」
(イ)支配下にあって思い通りに使える人や軍勢。
「―の者」
(ウ)トランプや花札で、持っている札。手札。
(9)方向。方面。
「山の―」「行く―」
(10)いくつかに分けたうちのある種類。また、ある手法・技法によるもの。
「この―の品」「高麗―」
(11)一方面の部隊。
「此の―の大将軍は何ものぞ/平治(中)」
(12)ものが現れ出ること。また、その勢い。
「火の―」「水の―」
(13)代金。代償。
「酒―」
(14)受けた傷。
「―を負う」
(15)種々の語と複合して名詞をつくり、手と関係する様々の意味を加える。
(ア)機械に頼らずに人の力によること、また他人の力を借りずに自分の力によることを表す。
「―料理」「―づくり」
(イ)小型で手の内に入る、または手で持って使えることを表す。
「―帳」「―斧(おの)」
(ウ)手(2)が付いていることを表す。
「―鏡」
(エ)身近であることを表す。
「―道具」
(オ)そのことをする人。また、特にそのことに秀でた人を表す。
「語り―」「小太刀(こだち)の使い―」
(16)形容詞・形容動詞の上に付いて、接頭語的に用いられ、物事の処理の仕方にかかわることを表す。また、転じて、下の語の意味を強めるのにも用いられる。
「―厚い」「―ごわい」「―ぬるい」「―広い」「―短に話す」
2.(接尾)
助数詞。
(1)囲碁や将棋で石や駒を動かす回数を数えるのに用いる。
「三―で詰む」
(2)甲矢(はや)・乙矢(おとや)二本を一組として、矢の数を数えるのに用いる
「的矢一―」
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★手 土木用語辞典 http://www.weblio.jp/cat/architecture/qqqdb
人手の意。
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★手 将棋用語集 http://www.weblio.jp/cat/hobby/shogi
指し手のこと。手段。
手詰まり・・・お互い攻め手がなく、千日手模様になること。
手に困る・・・良い手がないこと。
手にする・・・攻め手を発見する。
手に乗る・・・相手の指し手に合わせてうまく指すこと。
手抜き・・・・相手に攻められた箇所に応対しないこと。
手の流れ・・・今まで指し進めてきた手順。その模様。
手拍子・・・・良く読まずに、反射的に指してしまうこと。
手広い・・・・指し手の選択肢が多い。
手待ち・・・・有効な手がないため、無難な手で、相手に手を渡すこと。
手を戻す・・・攻めていた状態から、一転、受けること。
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★手(て) http://p.tl/hltz 「てのひら」と「手のひら」と「掌」はこの項目へ転送
1.腕の末端にある器官。後述する。
2.術、手段、方法のこと。幅広い用法がある。
3.囲碁、将棋などで一回の動作の単位。
4.邦楽において、パート、器楽部分、楽器の旋律、旋律型、および、技法等を指す。
5.手 (沖縄武術)。
6.相撲や各種武術の技の種類を数えるときの単位。
7.空間内の位置関係を表す。螺旋の向き、「右手の法則」等。
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手は、脊椎動物の前肢末端部にある器官。 主に、人間の腕の末端にある器官を指す。生物的には前足にあたる。
カニやサソリなど、節足動物でも前足に特徴のある場合はそれを手ということもある。5本の指、平、甲からなる。ヒトの手は他の動物のものと比べると器用で、様々な道具を使うことが出来る。
日本語で「手」といった場合は腕を含めることがある。
ヒトの手と他の生物の手を混線させないようにする都合上、まずまとめてヒトの手について解説することにし解剖学的、生理学的、文化的観点から解説し、その後ヒト以外の生物の手について、生物学的観点から解説する。
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★あくしゅ 【悪手】
碁・将棋で、自分の形勢を不利にする悪い手。まずい手。
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★こうしゅ 【好手】
(1)囲碁や将棋で、うまい手。
(2)(スポーツなどで)たくみな技。また、その技の持ち主。
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★「手」に関する成句
手が上がる 手が空く 手が空けば口が開く 手が有る 手が要る 手が後ろに回る 手が掛かる 手が切れる 手がこむ 手がすく 手が付かない 手が付く 手が付けられない 手が出ない 手が届く 手が無い 手が長い 手が入る 手が入れば足も入る 手が離れる 手が早い 手が塞がる 手が回る 手が焼ける 手が悪い 手と身になる 手取り足取り 手に汗を握る 手に余る 手に合わない 手に入る 手に入れる 手に負えない 手に落ちる 手に掛かる 手に掛ける 手に帰する 手にする 手に付かない 手に手を取る 手に取るよう 手になる 手に乗る 手に入る 手に渡る 手の切れるような 手の施しようがない 手の舞い足の踏む所を知らず 手の奴、足の乗り物 手八丁口八丁 手は見せぬ 手も足も出ない 手もすまに 手も無く 手を空ける 手を上げる 手を合わせる 手を入れる 手を打つ 手を替え品を替え 手を反す 手を掻く 手を掛ける 手を貸す 手を借りる 手を切る 手を砕く 手を下す 手を組む 手を加える 手を拱く 手を下げる 手を締める 手を摺る 手を袖にする 手を染める 手を出す 手を携える 手を支える 手を束ね膝を屈む 手を束ねる 手を突く 手を尽くす 手を付ける 手を通す 手を取り合う 手を取る 手を鳴らす 手を握る 手を抜く 手を延ばす 手を離れる 手を引く 手を翻せば雲となり手を覆せば雨となる 手を広げる 手を回す 手を結ぶ 手を揉む 手を焼く 手を緩める 手をよく 手を汚す 手を分かつ 手を煩わす
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