2013年1月15日火曜日

● いし

● いし
★いし  【石】
(1)鉱物質の塊。岩より小さく、砂より大きいもの。礫(れき)。
「―につまずく」
(2)岩石・鉱石、また、石材などの総称。
「―を切り出す」
(3)各種の宝石や鉱物の加工品。宝石・碁石・硯(すずり)石・墓石やライターの発火合金など。また、時計の軸受けに用いる宝石。
(4)結石(けつせき)のこと。
(5)トランジスターや IC などの俗称。
(6)じゃんけんの手の一。握り拳(こぶし)で示す。ぐう。
(7)冷たいもの、硬いもの、寡黙なもの、非情なものをたとえていう。
「―のようにおしだまる」
(8)〔「石御器(いしごき)」の略〕茶碗。
「この―できゆつとやらんせ/浄瑠璃・妹背山」
» (成句)石が流れて木の葉が沈む
» (成句)石で手を詰める
» (成句)石に齧りついても
» (成句)石に灸
» (成句)石に漱ぎ流れに枕す
» (成句)石に立つ矢
» (成句)石に針
» (成句)石に布団は着せられず
» (成句)石に枕し流れに漱ぐ
» (成句)石の上にも三年
» (成句)石を抱きて淵に入る
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・いし  【以次】
〔「し」は漢音〕官位などによる席順が、上席の人に次ぐこと。また、その人。次席。
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・いし ゐ―  【位子】
律令制における下級官の任用の規定。六位以下八位以上の官人の嫡子に試験を受けさせて下級官吏に任用したもの。
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・いし  【医師】
〔古くは「いじ」とも〕
(1)医師法に基づき、傷病の診察・治療を職業とする人。医者。
(2)律令制で、典薬寮の職員。
(3)江戸幕府で、医療を担当する職員。奥医師・表医師などに分かれる。
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・いし ゐ―  【胃歯】
(1)ある種の甲殻類の胃の内面にあるキチン質の硬い突起。食物を砕く役割をする。
(2)軟体動物のアメフラシなどの胃壁にある十数個の硬い粒状体。食物を砕くとともに、消化酵素を供給する。
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・いし  【倚子】
〔「し」は漢音。禅宗渡来以後唐音で「いす」といい、多く「椅子」と書くようになった〕中国伝来の座具。座部は四角形で四本の足がつき、鳥居形の背と勾欄(こうらん)形のひじ掛けがあり、敷物を敷いて用いた。天皇や高官の公卿が使用。
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・いし  【異志】
(1)「異心(いしん)」に同じ。
(2)普通の人とは違うすぐれた志。
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・いし  【移徙】
移り動くこと。移転。移動。
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・いし  【意志】
(1)考え。意向。
「―を固める」
(2)物事をなすにあたっての積極的なこころざし。
「―の強い人」「―の力でやりとげる」
(3)〔哲・倫〕〔will〕ある目的を実現するために自発的で意識的な行動を生起させる内的意欲。道徳的価値評価の原因ともなる。
(4)〔心〕 生活体が示す目的的行動を生起させ、それを統制する心的過程。反射的・本能的な行動とは区別される。
(5)文法で、話し手のある事を実現させようとする意向を表す言い方。口語では助動詞「う・よう」、文語では助動詞「む(ん)」「むず(んず)」を付けて言い表す。

★石
読み方:いし
  歯牙、又は白米のことをいう。
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・石
読み方:いし
1.同上(※「いわ」参照)。〔第六類 器具食物〕
2.白米を云ふ。
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・石
読み方:いし
1.頭(アタマ)。
2.〔的〕頭のことに云ふ。「ペテン」「ヒテン(※参照箇所不明)」の条参照。
3.頭を云ふ。
4.〔不〕頭のこと、あたまの堅いことを石にたとえた語。
5.頭のこと。堅いところから連想。〔不〕
分類  不、不良、不良少年、不良青少年(軟派)、的
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・石
読み方:いし
1.歯ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・三重県〕
2.歯ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・静岡県〕
3.歯ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・島根県〕
4.歯ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・福岡県〕
5.歯牙。〔第二類 人物風俗〕
6.歯牙を云ふ。
分類  三重県、島根県、福岡県、静岡県
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・石
読み方:いし
  薬ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・石川県〕
分類  石川県


★「JMnedict」による、日本人の姓とその読み方に関するデータベース http://p.tl/5qsG
姓   読み方
猪子  いし
尹   いし
帷子  いし
石   いし


★いし
出典:『Wiktionary』http://p.tl/6Mfg
名詞
いし 【石】
1.岩石や鉱物の塊。岩より小さく、砂よりも大きい状態の塊を指す。
2.岩石や鉱物一般をさす。
3.(比喩)堅い(かたい)、冷たい(つめたい)ことなどの例え。
関連語
  類義語: 礫(つぶて)、岩石、岩(いわ)、砂(すな)
  派生語: 小石(こいし)、軽石(かるいし)、重石(おもし)
  熟語: 石の上にも三年、点滴石を穿つ
発音
東京アクセント
  い↗し
京阪アクセント
  い↘し
翻訳
[表示]岩石や鉱物の塊

同音異義語
いし
【以次】ある官位の次の順位の官位。
【位子】律令制で下級官職の任用規定。
【倚子】腰掛け。
【医師】けがや病気の治療、または病気の予防にあたる職業。
【意志】あることを積極的にしようとする気持ち。
【意思】何かをしようと思う考え。
【懿旨】皇后の命令。
【異志】並の人とはことなる優れた志。
【移徙】移り動くこと。
【縊死】首を括って死ぬこと。
【胃歯】甲殻類の胃の内面にあるキチン質の硬い突起。
【違旨】趣旨に違うこと。
【遺址】遺跡。
【遺子】親が死んで、後に残された子供。
【遺屍】遺棄された死体。
【遺志】故人の生前の意思。
【遺旨】昔の人が残した考え。
【遺矢】大小便を漏らすこと。
【闈司】律令制における後宮十二司の一つ。
【頤使, 頤指】あごで使うこと。


★石(いし、stone) http://p.tl/VgWB
岩石が水流などによって小さくなったもの。砂(sand)よりも大きい。石よりも小さく、砂よりも大きいのは砂利(gravel)、小石(pebble)などと呼ばれる。
 
また、医学において、内臓にできるもの(結石)を石という。胆石、膀胱結石など。
 
俗に、トランジスタや集積回路(IC)のことを「石」と呼ぶ。


★トランジスタの別名としての「石」については「トランジスタ」 http://p.tl/AMTT
トランジスタ (transistor) は増幅、またはスイッチ動作をさせる半導体素子で、近代の電子工学における主力素子である。transfer(伝達)とresistor(抵抗)を組み合わせた造語である[1]。
 
通称として「石」がある(真空管を「球」と通称したことに呼応する)。たとえばトランジスタラジオなどでは、使用しているトランジスタの数を数えて、6石ラジオ(6つのトランジスタを使ったラジオ)のように言う場合がある。
 
デジタル回路ではトランジスタが電子的なスイッチとして使われ、半導体メモリ・マイクロプロセッサ・その他の論理回路で利用されている。ただ、ICの普及に伴い、単体のトランジスタがデジタル回路における論理素子として利用されることはほとんどなくなった。一方、アナログ回路中では、トランジスタは基本的に増幅器として使われている。
 
トランジスタは、ゲルマニウムまたはシリコンの結晶を利用して作られることが一般的である。そのほか、ヒ化ガリウム (GaAs) などの化合物を材料としたものは化合物半導体トランジスタと呼ばれ、特に超高周波用デバイスとして広く利用されている(衛星放送チューナーなど)。

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