2013年4月28日日曜日

●とんぼ【〈蜻蛉〉/〈蜻〉】●かげろう【〈蜉蝣〉/〈蜻蛉〉】

●とんぼ【〈蜻蛉〉/〈蜻〉】●かげろう【〈蜉蝣〉/〈蜻蛉〉】
★あきず あきづ 【〈蜻蛉〉/秋津】
〔平安時代以降は「あきつ」とも〕トンボの異名。[季]秋。
「手腓(たこむら)に(あむ)かきつきそのを―早咋(はやぐ)ひ/古事記(下)」
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・あきつ 【〈蜻蛉〉/秋津】
〔古くは「あきづ」〕トンボの異名。[季]秋。
→あきず(蜻蛉・秋津)
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・えんば ゑんば 【〈蜻蛉〉】
トンボの古名。
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・かげろう かげろふ 2 0 【〈蜉蝣〉/〈蜻蛉〉】
(1)カゲロウ目の昆虫の総称。多くは体長10~15ミリメートル。体はか弱く細長で、二本または三本の糸状の尾がある。はねは膜状で、後ろばねは小さいかまたは欠如する。不完全変態を行い、若虫は水中で一年以上を過ごし、羽化して亜成虫となり、さらに脱皮して成虫となる。成虫の寿命は数時間から一週間ぐらいで、短命ではかないもののたとえにされる。日本にはヒラタカゲロウ・トビイロカゲロウなど約六〇種が知られる。ウスバカゲロウ・クサカゲロウなどは脈翅目に属し、分類上は異なった種類。[季]秋。〔陽炎(かげろう)のゆらめきを思わせる飛び方をするところからの名といわれる〕
(2)トンボの古名。かぎろう。[和名抄]
» (成句)蜉蝣の命
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・せいれい 0 【▼蜻▼蛉】
トンボの別名。
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・とんぼ 0 【〈蜻蛉〉/〈蜻〉】
(1)トンボ目の昆虫の総称。世界で約六〇〇〇種が命名されている。熱帯に多く、日本には、約二〇〇種がいる。目は大きな複眼で、発達した口器をもつ。胴は細長い棒状で、細長い二対の羽をもつ。幼虫は水中にすみ、ヤゴと呼ばれ、成虫とともに害虫を捕食するので益虫とされる。あきつ。かげろう。とんぼう。だんぶり。[季]秋。
(2)多色印刷で、刷り合わせを正確にするため、版面につける見当合わせ用の十字形の印。
(3)(「筋斗」とも書く)「とんぼ返り」に同じ。
→とんぼをきる
(4)「とんぼ持ち」の略。
» (成句)蜻蛉を切る
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・とんぼう とんばう 0 【〈蜻蛉〉】
「とんぼ(蜻蛉)(1)」に同じ。[季]秋。

★蜻蛉   難読語辞典
読み方:カゲロウ
トンボの異名

★とんぼ 【蜻蛉】 世界宗教用語大事典
トンボ目に属する昆虫の総称。日本では古くはアキヅ・アキツ(秋津)と呼んだ。初秋に突如群れをなして飛来するところから、祖霊が姿を変えて来たとの俗信があり、捕ることを忌み、捕った時は「盆と正月礼に来い」と唱えて放つ風習があった。だが西洋では不吉な虫とすることが多い。蛇に危険が近づくとトンボがそれを蛇に知らせるという迷信もある。

★蜻蛉   http://p.tl/Uju5
・とんぼ、とんぼう、かげろう、せいれい、あきず、あきつ、えんば
   蜻蛉目に属する昆虫。 ⇒ トンボ
・かげろう
   源氏物語の五十二帖目の帖名。 ⇒ 蜻蛉 (源氏物語) http://p.tl/61Cw

★「蜻蛉」(かげろう)http://p.tl/61Cw
『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。第52帖。第三部の一部「宇治十帖」の第8帖にあたる。巻名は薫が宇治の三姉妹との因縁を想い詠んだ和歌「ありと見て手にはとられず見ればまたゆくへもしらず消えしかげろふ」に因む。

★蜻 蛉(セイレイ)Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)
(とんぼ、あきつ、あきづ; 熟字訓)トンボ目の昆虫の総称。詳細は とんぼ 参照。
(かげろう; 熟字訓)カゲロウ目の昆虫の総称。詳細は かげろう【蜉蝣】参照。

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