●たちばな (橘)
★タチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)『ウィキペディア』http://p.tl/XJTy
ミカン科ミカン属の常緑小高木。別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ
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★橘 出典:『Wiktionary』
発音
音読み
呉音 : キチ
漢音 : キツ
訓読み
たちばな、きっ
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★橘 季語・季題辞典
読み方:タチバナ
太古以来わが国に野生する柑橘類。果実は扁球形で秋熟すると黄色となり、果面はなめらかだがしわがある
季節 秋、新年
分類 植物
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★橘 植物名辞典
読み方:タチバナ
カラタチバナの別称。
ヤブコウジ科の常緑低木、園芸植物
学名 Ardisia crispa
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・橘
読み方:タチバナ
キシュウミカンの別称。
ミカン科の常緑小高木、園芸植物
学名 Citrus kinokuni
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・橘
読み方:タチバナ
ミカン科の常緑低木、園芸植物
学名 Citrus tachibana
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★たちばな (橘) 植物図鑑
http://p.tl/ZcSK http://p.tl/Vg1m http://p.tl/cGuj
●わが国の本州、静岡県以西の太平洋側から四国、九州それに台湾や済州島に分布しています。暖地の海岸沿いに生え、わが国に自生する唯一の柑橘類です。5月から6月ごろ、枝先に芳香のある白い花を咲かせます。果実は冬に黄色く熟しますが、酸味が強くて食用には適さないそうです。
●ミカン科ミカン属の常緑低木で、学名は Citrus tachibana。英名はありません。
ミカンのほかの用語一覧
ミカン: 晩白柚 柚子 椪柑 橘 橙 清見タンゴール 獅子柚
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★たちばな 【橘】 世界宗教用語大事典
柑橘類の総称。タチバナのタチ(立ち)は神霊の顕現を意味するとの説がある。
記紀にある常世国の非時香菓は橘だったという。古代には招魂長寿の呪福物ともされた。
文化勲章はこの花をかたどっている。
中国では漢の蘇仙公が死に臨んで母に遺言し、疫病流行のさい庭の井戸水と軒端の橘の葉を用いれば治ると告げ、そのとおりになったので、医者のことを「橘井」ともいう。
また昔、巴の人が橘の実を割ってみると中で碁を楽しんでいる二人の老人がいたとの伝説から、碁を打つ楽しみを「橘中の楽しみ」という。→ 田道間守
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★たじまもり たぢまもり 【田道間守】
記紀に見える伝説上の人物。垂仁天皇の命により不老の妙薬、非時香菓(ときじくのかくのこのみ)(タチバナの実)を常世国(とこよのくに)から持ち帰ったが、天皇の死後だったので、その陵墓に献じ、自害したという
★たじまもり 【田道間守】 世界宗教用語大事典
日本神話上の伝説的人物。但馬の国の国守の意。新羅国の王子天日槍の子孫という。垂仁天皇は彼を常世国に遣わし、非時香菓(時を定めずいつも黄金に輝く果実の意で、橘〈ミカン〉のこと)を求めさせ、一〇年後に持ち帰ったが天皇崩御後であったため、それを山陵に献じ、悲しんで陵前で自殺したという。三宅連の始祖とされ奈良市尼辻町の垂仁陵に小墓がある。
★タヂマモリ 『ウィキペディア』http://p.tl/ghWG
日本の古墳時代の人物。菓子の神としても崇敬される。『古事記』では多遅麻毛理、『日本書紀』では田道間守と表記される。
古事記と日本書紀では系図が異なり、古事記では多遅摩比那良岐(たじまひならき)の息子で多遅麻清日子(たじまきよひこ)の兄だが、日本書紀では但馬日楢杵の息子である但馬清彦の息子である。11代垂仁天皇の命により、非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)を求めて常世の国に渡った。10年かかって葉附きの枝と果実附きの枝を日本に持ち帰ってきたが、垂仁天皇はすでに亡くなっていた。タヂマモリは半分を垂仁天皇の皇后に献上し、残りを垂仁天皇の御陵に捧げ、悲しみのあまり泣き叫びながら亡くなったという。
タヂマモリが持ち帰った「非時の香菓」は、記紀では現在の橘のこととしている。「タチバナ」という名前自体、タヂマバナ(田道間花)が転じたものとする説もある。当時「菓」といえば果物のことであったが、この説話からタヂマモリは菓子の神「菓祖」として信仰されている。
果物や薬草を求めて異界に行く話は世界各地に伝わるもので、この説話は中国の神仙譚の影響を受けているという説もある。例えば秦の徐福が蓬莱に不老不死の薬を求めに行く話とは類似する点が多い。
タヂマモリは、菓子の神として中嶋神社(兵庫県豊岡市)に祀られている。中嶋神社の分霊が太宰府天満宮(福岡県太宰府市)、吉田神社(京都市)など全国に祀られており、菓子業者の信仰を集めている。
佐賀県伊万里市には、常世の国から帰国したタヂマモリが上陸した地であるという伝承があり、伊萬里神社にはタヂマモリを祀る中嶋神社がある。和歌山県海南市の橘本神社の元の鎮座地「六本樹の丘」は、タヂマモリが持ち帰った橘の木が初めて移植された地と伝えられる。
内藤湖南は『卑彌呼考』にて、『魏志倭人伝』に記される邪馬台国が『記紀』に記されるヤマト王権であるとした上で、卑弥呼が魏に使わした大夫難升米はタヂマモリのことであるという説を唱えている。
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★橘 歴史民俗用語辞典
読み方:タチバナ
蜜柑の古名。
別名 ヤマトタチバナ
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★たちばな 2 【▼橘】
(1)ミカン科の常緑小高木。日本原産唯一の柑橘類とされ、四国・九州・沖縄などに自生。初夏に芳香のある白色の五弁花を開く。果実は小さく、黄熟しても酸味が強く食用には向かない。紫宸殿の「右近の橘」は本種といわれる。ヤマトタチバナ。[季]秋。〔「橘の花」は [季]夏〕
(2)古来、食用とされたミカン類の総称。非時香菓(ときじくのかくのこのみ)。
(3)家紋の一。橘の花・実・葉をかたどったもの。
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・たちばな 【橘】
姓氏の一。古代の名族。708年(和銅1)に美努(みぬ)王の妻、県犬養(あがたいぬかいの)三千代が賜った橘宿禰の姓を、子の葛城王(諸兄)らが臣籍に下って受け継いだのに始まる。諸兄らは以後の朝政に重きをなしたが、平安時代に承和の変で逸勢が失脚した頃から後は衰退した。
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