●豚(ぶた)
★金華豚(きんかとん)別表記:金華猪 ぶたの品種 http://www.weblio.jp/cat/nature/bthsh
中国浙江省原産の豚の品種。全身は白く、頭と尻のみ黒い体色が特徴。ハムなどの加工に適した品種とされ、古くから盛んに飼育されてきたとされる。
●起源 金華猪は中国浙江省金華地区を原産とする中型の豚である。この地域における養豚の歴史は古く、西晋(AD265~316)の頃の遺跡から陶猪が出土している。また、気候が温暖(年平均17.4℃)で湿潤(降水量1472.1mm)なため、飼料条件が良かったことも養豚が発達した理由の一つである。その反面、この気候は豚肉の輸送にとっては大変不利なものであった。そこで、考えられたのが加工品の製造である。世界に名高い現在の「金華ハム」の製造法が確立したのは今から約400年前のことである。
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●特徴 体型的には、頭と臀部が黒く、額にはしわがあり、腹は大きく下垂し、四肢は細く短い。成豚の体重は100~120kgとされている。繁殖能力は、分娩頭数は10~12頭と大型種と変わりはないが、生時体重は700gと小さい。哺育能力は高く、静岡県の報告では分娩柵がなくとも圧死は皆無であったという。産肉能力について、中国の資料ではDGが464g、FCが3.65(16.8~76.0kg)という報告があるが、日本での調査結果ではそれよりもやや劣るようである。また、枝肉も脂肪が多く、ロース芯が小さく、日本の規格では等外品になってしまう。
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★金華火腿(ヂンホアフオトェイ)http://p.tl/E6FY
中国・浙江省の金華地区で生産されるハムの一種。日本では金華ハム(きんかハム)ともいう。イタリアのプロシュット・ディ・パルマ、スペインのハモン・セラーノと並んで世界三大ハムの1つに数えられる。
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★ブタ(豚、学名:Sus scrofa domesticus、英名:pig)http://p.tl/Mfre
哺乳綱ウシ目(偶蹄目)イノシシ科の動物で、イノシシ(Sus scrofa)を家畜化したものである。
学名は「Sus scrofa domesticus(仮名転写:スース・スクローファ・ドメスティクス)」。
★中国種系 http://p.tl/a8UF
・梅山豚(めいしゃんとん)
・金華豚
★ブタを含むことわざ・慣用句・隠語 http://p.tl/1iKZ
「豚に真珠」「豚は太らせてから食え」「ブタもおだてりゃ木に登る」「猪(しし)食った報い」など
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★ぶた 0 【豚/▼豕】
(1)偶蹄目の獣。イノシシを改良して家畜化したもの。食肉用として世界中で飼育される。体形はイノシシに似るが、吻(ふん)は短く上向きになり、牙が小さい。成長が早く繁殖力が強い。毛色は白・茶・黒など。肉は生肉・ハム・ベーコンなどに利用される。大ヨークシャー・ハンプシャー・バークシャーなど三〇〇以上の品種がある。実験動物としても注目されている。
(2)ふとっている人をあざけっていう語。
» (成句)豚に真珠
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★ぶた 【豚】 世界宗教用語大事典
ウシ目の家畜。イノシシを家畜化したもの。イスラム世界で豚を食べることがタブーであることは有名。『旧約聖書』に豚食の禁忌規定があり、それによるユダヤ教の食物禁忌と関係があるのではとの説がある。キリスト教世界では豚食禁忌は消滅したが、汚れた霊が宿るとの観念は残った。豚が人間の排出物や残飯を食うのが一因のようでもある。中国・東南アジア・オセアニアなどでは価値ある家畜とされている。ニューギニアなどでは豚が貴重な財産であり、数年に一回、部族ごとに豚祭りを行い、肉を分かちあって部族団結の印としている。西洋では性欲の象徴にもするが、古くはオシリス(豊饒神)の聖獣であった。だが魔女・淫夢魔の化身ともされるなど、種々の相をもつ。
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★豚(ぶた) 焼酎・泡盛用語集
偶蹄目の家畜。琉球列島への導入年代は不明。中国からの渡来説が有力で、家畜として広く飼育されるようになったのは14世紀、中国国交後と思われる。豚肉料理は琉球料理の特徴的なもので一頭のブタを頭から足、内臓、血にいたるまであますところなく利用する。沖縄の豚肉料理の主なものに、ラフテー、ミヌダル、足ティビチ、イナムドチ、ミミガーさしみ、内臓料理のナカミの吸物、血イリチーなどがある。
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