●あぐら ●せいざ ●座法 のコメント ・「正座」について
「正座」という言葉が明治維新後にできたものだと言う事と
日本人はなぜ正座をするのかこの謎はいまだに解かれてはいないそうです。
松岡さんいわく「正座は戦闘性を奪うすわり方」と言います。だそうです。
もう一つ
世界中で正座を正式儀礼としている民族は日本だけだそうです。
精神的なものかせ来ているのですかね。
正座は人の体にとって無理な姿勢であるにも関わらず、なぜこれが正式儀礼として今日に残っているのか不思議。
日本て楽しい国だね。
情報ありがとう。
1: suisentya 2013年02月09日
先日『剣道や相撲など試合をはじめるときなぜ「ソンキョ」の姿勢をとるのか』を調べていて偶然「松岡正剛の千夜千冊」の正座についてのエッセイを読みました。(紹介していた本は「正座と日本人」(丁宗鐡))
*日本人はなぜ正座をするのか
この謎はいまだに解かれてはいないけれど
実は武家も茶人も、アグラや立て膝を好んだのだ
それなら正座はなんのためだったのか
近代日本が奨励した坐法だったことはまちがいない
・・・・・・・・・・
私もかねてから正座は人の体にとって無理な姿勢であるにも関わらず、なぜこれが正式儀礼として今日に残っているのか不思議に思っていました。
何より驚いたのは「正座」という言葉が明治維新後にできたものだということ。
それまでは踦坐とか端坐と呼ばれていたそうです。これは和語なら「かしこまる」「つくばう」。何かに「かしこまる」のが正座であり、松岡さんいわく「正座は戦闘性を奪うすわり方」と言います。確かにそうですね。瞬時に立ち上がるのは困難ですし、正座は相手を上位に置き、関係に一線を引いて緊張感を生み出す気がします。
古来、日本人は安坐、胡坐、楽座、割坐、蹲踞、踦踞、建膝、踦坐などいろいろなすわり方をしていたようです。最近は畳のない生活をしている人も多いのでしょうが、DNAのせいなのか若い子でも椅子よりも畳や床に座る方が落ち着くようですね。 よそのお宅で座布団を出されると正座をしてしまうのはマナーとしてそうすべきと思うからなのでしょうか。
世界中で正座を正式儀礼としている民族は日本だけだそうですが、もし100年後も残っているとしたら、これは日本人の精神性に関わっているのでしょう。
最近よく思い出すのは「すべての母親は国語の教師でなければならない」という小学校の担任の言葉です。
「母語である日本語を守ることが日本を守ること」なのだと気付いたのは、もう母親を終わってからでしたが・・・。
未だにしょっちゅう言葉を調べている私にとってシバラクさんの日本語の解説はいつも勉強になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿