2014年3月28日金曜日
●「頓珍漢」
●「頓珍漢」
◆とん ちん かん [3] 【頓珍漢】
( 名 ・形動 )
〔鍛冶(かじ)屋の相槌(あいづち)の音から来た語。いつも交互に打たれてそろわないことから〕
1.物事のつじつまが合わないこと。行き違ったりちぐはぐになったりすること。また,そのさま。 「 -な会話」 「 -な返事」 「そんな-な,処分は大嫌です/坊っちゃん 漱石」
2.とんまな言動をする・こと(さま)。 「 -な男で,しくじってばかりいる」 「この-め」
「頓珍漢」に似た言葉» わやく 不合理 荒唐 可笑しい 馬鹿臭い
3.とんちんかん に漢字を当てた語。
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◆わやく
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
〔「枉惑(おうわく)」の転〕
① いたずらをすること。悪ふざけをすること。また,そのさま。 「それう持つて-をしちやあいけんちふのに/ヰタ・セクスアリス 鷗外」
② 筋が通らない・こと(さま)。無理。無茶。 「も一度振り直さん,と-な事をのたまへども/浮世草子・御前義経記」
③ 聞き分けがない・こと(さま)。腕白。 「子供遊びの-同士/浄瑠璃・夏祭」 「構へて-言やんなや/浄瑠璃・八花形」
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・わ やく [0] 【和約】
和解の約束。
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・わ やく [0] 【和訳】
( 名 ) スル
外国語の文を日本語の文に翻訳すること。 「英文-」
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・わ やく [0] 【和薬】
日本で古くから用いられてきた生薬。和方薬。民間薬との区別は明確でない。
「わやく」に似た言葉» 類語の一覧を見る不合理 荒唐 可笑しい 馬鹿臭い 目茶
◆【わやく】 わやく 茨城弁大辞典
やんちゃ、無茶
◆わやく 鳥取弁辞書
《品詞》名詞・~する
《標準語》(子供が)いじくり回すこと、いじくって遊ぶこと
《用例》「子供がわやくせんやあに、それ、しまっといてえな」(子供がいじくって遊ばないように、それを片づけておいてちょうだい)
《参照》動詞活用表(する)、てわやく
◆わやく 奥豊後の言葉
[意]いたずら
※情報提供:岡藩のひらくち
◆
◆ふ ごうり -がふり [2] 【不合理】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
道理や理屈にかなっていない・こと(さま)。 「 -な方法」 「 -を改める」
[派生] -さ ( 名 )
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◆こう とう くわうたう [0] 【荒唐】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
話や考えによりどころがなく,とりとめのない・こと(さま)。荒誕。妄誕(もうたん)。 「 -の言」 「一言一行…空漠-に渉る者なし/雪中梅 鉄腸」
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◆ばか くさ・い [4] 【馬鹿臭い】
( 形 ) [文] ク ばかくさ・し
いかにもつまらない。ばからしい。 「わかりきったことを何度も説明されるのは-・い」
[派生] -さ ( 名 )
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◆めちゃ [1] 【滅▽茶・目茶】
( 名 ・形動 )
〔「むちゃ」の転か。「滅茶」「目茶」は当て字〕
① 「 めちゃくちゃ① 」に同じ。 「 -な考え」 「とんでもない-をいう」
② 「 めちゃくちゃ② 」に同じ。 「 -に寒い」
③ 「 めちゃくちゃ③ 」に同じ。 「髪が-になった」 〔「 -うれしい」などと,俗に副詞的にも用いる〕
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◆めちゃ‐くちゃ 【滅茶苦茶】
[名・形動]《「くちゃ」は語調を整えるために添えた語。「苦茶」は当て字》
1 まったく筋道が通らないこと。度外れなこと。また、そのさま。めちゃめちゃ。「―なストーリー」「―な値段」
2 どうにもならないほどにこわれたり、混乱したりすること。また、そのさま。めちゃめちゃ。「せっかくの集まりを―にする」「書類の順序が―だ」
・近年、「―楽しい」「―怒られる」のように、副詞的に用いて、程度のはなはだしいさまの意を表す例が増えている。
◆めちゃくちゃ【滅茶苦茶】
( 名 ・形動 )
〔「めちゃ」を強めた語。「滅茶苦茶」は当て字〕
① まるで道理に合わないさま。筋道の通らないさま。めちゃめちゃ。 「 -な話」
② 程度のはなはだしいさま。めちゃめちゃ。 「町は-に破壊された」 〔「 -おもしろい」などと,俗に副詞的にも用いる〕
③ 非常に混乱したさま。めちゃめちゃ。 「話し合いが-になる」
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