2014年1月27日月曜日
●大事●大丈夫●
●大事●大丈夫●
◆おおごと【大事】
重大な出来事。大事件。大変。
「このことが知れると―だ」「―にならずにすんだ」
◆だいじ 【大事】
1. 1 3 (名)
(1)物事の根本にかかわるような重要なこと。一大事。
⇔小事
「国家の―」「お家の―」
(2)大事業。また、大それたくわだて。
「―を決行する」「―を企てる」
(3)大変な事件。深刻な出来事。
「―を引き起こす」「―には至らなかった」
(4)〔仏〕 出家修行して悟りを開くこと。一大事。
「―を思ひ立たん人は、去りがたく心にかからん事の本意を遂げずして、さながら捨つべきなり/徒然 59」
(5)技芸における真髄。秘伝。
「さて囃子(はやし)の―には/仮名草子・竹斎」
(6)病気や傷が重いこと。重態。
「いと―にはあらねど/落窪 3」
(7)生死にかかわるような危険。
「頼家公御―とならんとき/浄瑠璃・近江源氏」
(8)困難なこと。手ごわいこと。
「修行といふはいか程の―やらん、ためいてみん/平家 5」
(9)不都合。さしさわり。
「袴も着ずにこんな形(なり)で出るも…―あるまいか/歌舞伎・吾嬬鑑」
→だいじない
2. 0 (形動)[文]ナリ
(1)大切なさま。重要なさま。
「命の次に―な指輪」「―な話」
(2) 3 粗末に扱わないよう気をつけるさま。価値を認めて注意深く扱うさま。大切。
「体を―にする」「部下を―にする」「お―に」
» (成句)大事にかける
» (成句)大事の中に小事なし
» (成句)大事の前の小事
» (成句)大事を取る
「大事」に似た言葉» 意味深 要用 意味有りげ おっきい 意味深長
・関連語
・重大な出来事
類義語: 事件, 事変, 変事, 奇禍, 珍事, 異変
・重大な事柄
類義語: 主要, 切要, 大切, 必要, 枢要, 秘蔵, 緊要, 肝心, 肝要, 貴重, 重要
対義語: 小事
熟語: 一大事
◆博多弁辞典
方言 意味・解説
おおごと【大事】 (形容動詞)大事;大変な事。
◆
◆いみしん 【意味深】
(形動)
「意味深長」の意の俗な表現。
「―な笑い」
◆意味深
読み方:いみしん
深い意味がありそうだ、なにやら意味ありげだ、などの意味で用いられる俗な表現。
◆意味深 隠語大辞典
読み方:いみしん
1.男女愛情のいと濃厚なる関係をいふ。意味深長の略語である。〔情事語〕
2.よく女学生の使ふ言葉で意味深長の略。〔学生〕
3.意味深長の事。
4.単なる略語ではない。男女愛情のいと濃厚なる関係をいふ。意味深長の略語である。
5.意味深長なる事を云ふ。
6.意味深長を短かくしたもの、何やらよく分らないが意味が深さうなとの意。はつきりせぬところにモダン味がある。
「ちよつと、あの言葉はなかなかいみしんよ」。
◆いみありげ 【意味有りげ】
(形動)
何か意味がありそうな様子。
「―な笑い」
◆意味ありげ
読み方:いみありげ
別表記:意味有りげ
なにやら意味がありそうな様子、裏に何らかの意味や意図が隠されていそうな表情や素振りなどを指す表現。
◆いみしんちょう 【意味深長】
(名・形動)[文]ナリ
奥深い意味をもっていること。裏に別の意味が隠されていること。また、そのさま。
「―な言い回し」
◆意味深長
出典:『Wiktionary』
四字熟語
・意味深長(いみしんちょう)
・意味が深い。
・より深く真実にふれ、事物や現象の背後に於て、普遍的に法則するもの(科学的真理)や、或はその科学的真理の上に於て、さらに法則を法則する一切の根本原理(哲学的真理)にふれた時、吾人はそれを意味深長と云う。(萩原朔太郎『詩の原理』)
◆
◆
◆だいじょうぶ 【大丈夫】
1.(名)
〔「だいじょうふ」とも〕立派な男子。
「堂々たる―」
2.(形動)[文]ナリ
(1)危険や心配のないさま。まちがいがないさま。
「彼に任せれば、もう―だ」「物を載せても―なようにしてくれ」
(2)きわめて丈夫であるさま。非常にしっかりしているさま。
「もうもう気を―におもちよ/人情本・梅児誉美(初)」
3.(副)
まちがいなく。たしかに。きっと。
「彼なら―成功する」
「大丈夫」に似た言葉» 類語の一覧を見る安全 心丈夫 安泰 安心 無事
◆大 丈 夫(大 + 丈夫)
1.(だいじょうふ)立派な男性。
類義語:偉丈夫
成句:「嗟乎大丈夫當如此也」、「ああ、大丈夫當(まさ)にかくの如くなるべきなり」
立派な男とは彼(始皇帝)の様な人物を指すのだろう/男に生まれたからには彼の様に成りたいものだ。
前漢の高祖劉邦が無名時代に始皇帝の行列を見て感嘆したもの。
2.(だいじょうぶ)心配のない様子。
◆
◆いじょうふ ゐぢやうふ 【偉丈夫】
〔「いじょうぶ」とも〕体が大きく、たのもしそうな男。
「堂々たる―」
◆偉丈夫
読み方:いじょうふ・いじょうぶ
大きくて頼もしそうな男。大男。大丈夫。
◆
◆こころじょうぶ 【心丈夫】
(形動)[文]ナリ
頼れるものがあって心強いさま。
「君が一緒なので―だ」
◆
◆あんぜん 【安全】
(名・形動)[文]ナリ
危害または損傷・損害を受けるおそれのないこと。危険がなく安心なさま。
⇔危険
「―な場所」「生命・財産の―を保障する」「念書をとっておいた方が―だよ」
[派生] ――さ(名)
◆あんぜん-ほしょう 【安全保障】
外部からの侵略に対して国家の安全を保障すること。
→集団安全保障
◆安全保障(あんぜんほしょう、英語: national security)http://p.tl/KjpD
ある集団が生存や独立などの価値ある何かを、何らかの脅威が及ばぬよう何かの手段を講じることで安全な状態を保障することである。また、その目的のための体制・組織などを指す場合もある。
国際関係における安全保障は主として他国からの防衛をその主眼に沿えるものである。
◆
◆ぶじ 【無事】
(名・形動)[文]ナリ
(1)とりたてて変わったことがない・こと(さま)。
「歳月を経るに従て恰も―の世界を変じて多事の域と為し/文明論之概略(諭吉)」
(2)身の上などに悪いことが起こらないこと。事故や病気などがないこと。また、そのさま。
「荷物が―に着く」「家族の―な様子を知る」「―を祈る」「ご―で」
(3)作為を用いず自然に任せること。何もしないこと。
「只道士の術を学んで、無為を業とし―を事とす/太平記 1」
◆無事(ぶじ)名詞・形容動詞
何事もなかったこと、心配していたことが起こらなかったこと。
人間は無事をこいねがうの念の強ければ、その強いだけそれだけ臆病になるものである。(伊藤左千夫 『水害雑録』)
静岡が丸潰れになるほどなら三島あたりでもこれほど無事なはずがなさそうに思われた。(寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』)
◆無事(ぶじ)副詞
何事もなく、つつがなく。
その他いろいろありましたが、無事終ったことにはマチガイございません。(坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その三 魔教の怪』)
◆
◆しょうじ 【小事】
あまり重要でない事。些細な事。
⇔大事
「大事の前の―」「―にこだわる」
» (成句)小事は大事
◆小 事 (しょうじ) 名詞
些細な事柄。
翻訳
英語: trifle (en); trifling matter
関連語
対義語: 大事
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