「皇后陛下と福祉」
明治天皇の皇后美子(昭憲皇太后)は、
東京府養院や東京慈恵医院に多額のお金を下賜、...
養護学校の卒業式にも出席、災害や事故があると慰問し、
お金を下賜しました。聾学校や身障者の保護にも熱心でした。
現在の皇后の福祉への取り組みは、
昭憲皇太后が原型を作ったと言われています。
明治45(1912)年には、
ワシントンで開かれた第9回赤十字国際会議の際に
10万円(現在の約3億5000万円を寄付、
これを元に創設された「昭憲皇太后」基金はその利子を
各国の赤十字社に配分して
保健衛生事業や災害救護事業などに役立て、
その配分は昭和19年を除き現在まで絶えた事はありません。
同様の基金は他にもありましたが、
運営難ですべて消滅してしまいました。
世界で唯一「昭憲皇太后基金」だけは、
現在も日本赤十字社の名誉総裁を務める
美智子皇后陛下に至るまで、歴代皇后が基金の下賜を続け、
さらに明治神宮崇敬会などの寄付で基金が増額され、
今日まで続いています。
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