2014年4月2日水曜日
●どうとく【道徳】
●どうとく【道徳】
◆どう とく だう- 【道徳】http://p.tl/tCBK
① ある社会で,人々がそれによって善悪・正邪を判断し,正しく行為するための規範の総体。法律と違い外的強制力としてではなく,個々人の内面的原理として働くものをいい,また宗教と異なって超越者との関係ではなく人間相互の関係を規定するもの。
② 小・中学校において,道徳教育を行う教育課程。1958年(昭和33)に設置。
③ 〔もっぱら道と徳とを説くことから〕 老子の学。
「道徳」に似た言葉» 類語の一覧を見るモラリティー 徳行 道徳性 倫理 人倫
◆どうとく 【道徳】 世界宗教用語大事典
人の行うべき倫常の道。倫理と同じ。老子は根源的原理(道)と万物育成の造化作用(徳)とを説いたので、『老子』を『道徳経』ともいう。仏教でも道徳の語を借用して正法を道とし、それを保持するのを徳とする(悟りの本質)。中世末期のヨーロッパに栄えた教訓的宗教劇を道徳劇ともいう。作者は聖職者が多い。アメリカのルター派牧師ブックマン(一八七八~一九六一)は道徳再武装運動(Moral Re Armament=略称MRA)を起こし、道徳的回心を説いた。
◆道徳教育:文部科学省
児童生徒が,生命を大切にする心や他人を思いやる心,善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けることは,とても重要です。ここでは,道徳教育の充実に向けた取組等を紹介します。
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◆とく ぎょう -ぎやう 【徳行】
〘仏〙 修行によって得られる優れた状態や能力である徳と,それを実現する方法である行。功徳と行法。
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・とっ こう とくかう 【徳行】
道徳にかなった行為。正しいおこない。 「 -の士」 「 -に秀でた人」
「徳行」に似た言葉» 類語の一覧を見る仁徳 美徳 篤行 善 モラリティー
◆どう とくせい だう- 【道徳性】 〔ドイツ Moralität〕
道徳法則にかなっていること。カントは外的行為が義務にかなっているにすぎない適法性と区別して,意志そのものまで道徳法則に規定されている場合にこれを認めた。ヘーゲルは客観的・普遍的な人倫と区別して,主観的意志の法を道徳性と呼んだ。
◆りん り 【倫理】
① 人として守るべき道。道徳。モラル。
② 「倫理学」の略。
◆【倫理】http://p.tl/teww
・道徳 - 社会慣習として成立している行為規範。
・倫理学 - 善・規範・道徳的言明といったものについて研究する学問。
・日本の高等学校における科目名。また、日本の大学入試における科目名 - 公民という教科は政治・経済、倫理、現代社会の3科目からなるが、倫理はそのひとつ(大学入試センター試験では「倫理、政治・経済」という科目も存在する)。高校倫理の学習法に関しては高等学校倫理(Wikibooks)参照。
・一般社団法人 倫理研究所 - 日本の社会教育団体
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◆じん りん 【人倫】
① 〔孟子 滕文公上〕 人と人との間の道徳的秩序。親子・君臣・夫婦・長幼・朋友の間で道徳的にとるべき道。
② 〘哲〙 〔ドイツ Sittlichkeit〕 ヘーゲルの用語。理性的意志が客観化された形態で,家族・市民社会・国家として現れる。偶有的諸個人の実体性・普遍的本質であり,主観的な道徳性に対立する。
③ 人。人々。人間。 「慈悲の心なからんは,-にあらず/徒然 128」
◆び とく [0] 【美徳】
美しい徳行。道徳の基準にあった性質や行為。 ↔ 悪徳 「謙譲の-」
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◆じん [1] 【仁】
① 己に克ち,他に対するいたわりのある心。儒教における五常の一。
② 愛情を他におよぼすこと。いつくしみ。おもいやり。 「 -の心が厚い」
③ 〔仁の道を行う人の意から〕 ひと。かた。 「どこの-かは存ぜぬ」 「見上げた御-だ」
④ ㋐ ⇒ 核小体(かくしようたい)
㋑ 種子から種皮を取り去った内部。胚と胚乳から成る。にん。
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【じん】[漢字]
【 人 】 [音] ジン ・ニン
① ひと。 「 《 ジン 》 人為 ・人格 ・人権 ・人工 ・人生 ・人倫 ・賢人 ・古人 ・美人 ・東洋人 」 「 《 ニン 》 人形 ・人間(にんげん)((じんかん)) ・人情 ・人相 ・善人 」
② 一定の分野で働く人。 「 芸能人 ・財界人 ・新聞人 」
③ 何かをする人。 「 《 ニン 》 案内人 ・苦労人 ・世話人 ・保証人 ・面会人 」
④ 能力などのすぐれた人。 「 人材 ・人士 」
【 刃 】 [音] ジン ・ニン
① 刀剣類の,は。やいば。 「 凶刃 ・刀刃 ・白刃 ・氷刃 ・兵刃 」
② きる。きりころす。 「 刃傷(にんじよう) ・自刃 」
【 仁 】 [音] ジン ・ニ ・ニン
① おもいやり。いつくしみ。 「 仁愛 ・仁義 ・仁君 ・仁慈 ・仁政 ・仁徳 ・仁俠(にんきよう) 」
② ひと。人間。「人」に同じ。 「 御仁 ・朴念仁 」
③ 種子から種皮を取り去ったなかみ。 「 杏仁(きようにん) 」
【 壬▼ 】 [音] ジン
十干の第九。みずのえ。 「 壬申 」
【 尽 ( 盡 ) 】 [音] ジン
① つきる。なくなる。 「 無尽蔵 」
② 使い果たす。ある限りを出す。つくす。 「 尽瘁(じんすい) ・尽力 ・蕩尽(とうじん) ・尽忠 」
③ ことごとく。全部。 「 一網打尽 」
④ みそか。月末。 「 尽日 ・三月尽 」
【 迅 】 [音] ジン
① はやい。すみやか。 「 迅疾 ・迅速 」
② はげしい。 「 迅雷 ・奮迅 」
【 臣 】
⇒ しん〔臣〕 [漢]
【 甚 】 [音] ジン
はなはだしい。 「 甚雨 ・甚暑 ・甚大 ・激甚 ・幸甚 ・深甚 」
【 神 】
⇒ しん〔神〕 [漢]
【 訊▼ 】 [音] ジン
といただす。 「 訊問 ・鞫訊(きくじん) ・問訊 」
【 陣 】 ぢん [音] ジン
① 軍隊を並べて備える。軍隊の配置。 「 陣営 ・陣地 ・陣頭 ・陣容 ・陣列 ・堅陣 ・布陣 」
② 軍勢のいる所。 「 陣中 ・陣門 ・本陣 」
③ いくさ。 「 陣没 ・出陣 ・戦陣 」
④ ひとしきり。にわか。 「 陣痛 ・陣風 ・一陣 」
⑤ むれ。集まり。 「 教授陣 ・報道陣 」
【 尋 】 [音] ジン
① たずねもとめる。ききただす。 「 尋訪 ・尋問 」
② つね。普通。 「 尋常 」
③ 深さなどをはかる単位。 「 千尋 ・万尋 」
【 靭▼ 】 [音] ジン
しなやかで強い。 「 靭帯 ・靭皮 ・強靭 ・柔靭 」
【 腎 】 [音] ジン
① 五臓の一。 「 腎臓 ・副腎 」
② かなめ。大切なところ。 「 肝腎 」
【 塵▼ 】 ぢん [音] ジン
① ちり。ごみ。ほこり。 「 塵埃(じんあい) ・塵芥(じんかい) ・塵土 ・黄塵 ・紅塵 ・風塵 」
② こまかい。 「 微塵(みじん) 」
③ よごれ。けがれ。俗世間。 「 塵界 ・塵外 ・塵境 ・塵垢(じんこう) ・塵事 ・塵世 ・塵俗 ・塵労 ・出塵 ・和光同塵 」
【 燼▼ 】 [音] ジン
もえさし。もえのこり。 「 燼滅 ・灰燼 ・余燼 」
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【にん】[漢字]
【 人 】
⇒ じん〔人〕 [漢]
【 仁▽ 】
⇒ じん〔仁〕 [漢]
【 任 】 [音] ニン
① 官職につける。役目をあたえる。 「 任官 ・任期 ・任国 ・任地 ・任命 ・任免 ・任用 ・再任 ・信任 ・新任 ・選任 」
② 官職。やくめ。 「 委任 ・解任 ・兼任 ・辞任 ・責任 ・専任 ・大任 ・留任 」
③ まかせる。勝手にさせる。 「 任意 ・任放 ・放任 」
【 妊 】 [音] ニン
〔「姙」は異体字〕 みごもる。はらむ。 「 妊娠 ・妊婦 ・懐妊 ・避妊 ・不妊 」
【 忍 】 [音] ニン
① がまんする。しのぶ。 「 忍従 ・忍耐 ・隠忍 ・堪忍 」
② むごい。 「 残忍 」
③ 人目をくらます。 「 忍者 ・忍術 」
【 認 】 [音] ニン
① ゆるす。みとめる。 「 認可 ・認知 ・認定 ・公認 ・自認 ・承認 ・否認 ・黙認 」
② みわける。 「 認識 ・誤認 」
「仁」に似た言葉» 類語の一覧を見る仁恵 博愛 仁愛 恩愛 徳行
◆じん 【仁】世界宗教用語大事典
(呉音はニン)中国の古代思想。とくに孔子が提唱した道徳観念。漢字の「仁」は人に二で、人間二人が対等に親しむこと・相手を人として扱うこと、を意味する。礼によって自己を抑制し、他者を思いやり、忠と恕とを含む思想。儒家の道徳・政治の理念。孔子は礼を強調し、孟子は義を説き、漢代には仁義礼智信の五徳が出てきたが、広義では仁が五徳を包摂するとされた。宋の朱子学ではさらにこれを天道の発現とする。近代の中国では、万人平等を実現する相互的な倫理とみる。
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