2014年4月2日水曜日

●ぶしどう

●ぶしどう ◆ぶし‐どう 〔‐ダウ〕 【武士道】 日本の武士階級に発達した道徳。鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒学思想と結合して完成した。忠誠・勇敢・犠牲・信義・廉恥・礼節・名誉・質素・情愛などを尊重した。士道。   ◆ぶしどう【武士道】 日本において武士の間に形成された道徳。鎌倉時代に始まり,江戸時代,儒教,特に朱子学に裏づけされつつ発展し,明治維新後国民道徳として強調された。主君に対する絶対的忠節を重視し,犠牲・礼儀・質素・倹約・尚武などが求められた。士道。   ◆ぶしどう【武士道】 世界大百科事典 広く武士の心組み,生き方を意味する場合と,狭く心組み,生き方の一つの立場を意味して,士道に対する武士道として用いられる場合とがある。 武士が王朝貴族の生き方に対して武士独自の生き方を自覚したとき,〈弓矢とる身の習(ならい)〉という言葉が生まれた。〈弓矢とる身の習〉は〈大将軍の前にては,親死に子討たるれども顧みず弥(いや)が上に死に重なって戦ふ〉(古活字本《保元物語》)ことで,主君への残るところのない献身である。   ◆武士道 【ぶしどう】 百科事典マイペディア 広く武士の心組み,生き方を意味する場合と,狭く心組み,生き方の一つの立場を意味して,士道に対する武士道として用いることもある。江戸時代の武士階級に特有の倫理体系。   ◆世界大百科事典内の武士道の言及. 【武道】より …その意味では,日本の武術,武芸,武技などといわれてきた伝統的な運動文化を,近代になって〈武道〉と呼ぶようになったともいえる。しかし〈武道〉には,歴史的に〈武士道〉という倫理思想的な意味もあり,その意味では,茶道,華道,書道などと同様,日本の伝統的な文化として概念づけることができる。 [武道の語義とその変遷]  武道の語は,武と道が熟して一語となったもので,〈武の道〉あるいは〈武という道〉であり,行為や動作を含む技能を意味する語と道が組み合わされている。…   ◆   ◆武士(ぶし)道と云(い)うは死ぬ事と見付けたり 【武士道と云うは死ぬ事と見付けたり】 「葉隠」の一節。武士たる者は主君のためには死ぬことも覚悟しなければならない。没我・献身に重きをおく武士道を説いた言葉。   ◆   ◆武士道残酷物語 - Wikipedia  http://p.tl/rfZE 1963年4月28日公開の日本映画。東映製作、配給。白黒/123分、シネマスコープ   ◆実に日本らしい映画を観た。ある意味究極の日本映画だ。http://p.tl/U_s2 昭和38年公開の「武士道残酷物語」である。原作は「シグルイ」でお馴染みの南条範夫。監督は左翼の巨匠今井正である。ベルリン映画祭で金熊賞に輝いた。 この作品は実に狂っていて、恋人が自殺未遂したのをきっかけに、現代青年であるサラリーマンがどういうわけか「これは自分の一族になにか理由があるのでは……」と実家に戻り、過去を調べるというもの。するとそこには七代にまたがる血の歴史が存在した。ジャーン……という話。 江戸時代初期から明治時代や太平洋戦争を経て現代まで。主人公の血筋である飯倉家の悲惨な歴史が七つも語られるのだが(老け役から少年まで中村錦之助が全部演じる)、おおかた話はすべて一緒である。「変態で冷酷で意地悪な権力者にあの手この手で虐められる」×7というハードコアな仕様なのだ。   ◆もの-の-ふ 【武士】 1. 朝廷に仕えるすべての官人。文武百官。 出典万葉集 四三一七 「秋野には今こそ行かめもののふの男女(をとこをみな)の花にほひ見に」 [訳] 秋の野には今こそ行こう宮仕えの男女の花に映える美しい姿を見に。◇上代語。「物部」とも書く。 2. 武人。武士(ぶし)。 出典古今集 仮名序 「たけきもののふの心をも慰むるは歌なり」 [訳] 猛々(たけだけ)しい武人の心をも慰めるのは歌である。◇中古からの用法。   ◆   ◆ち 【路▽・道▽】 みち。地名の下に付くときには,そこへ行く道,その地域内を通じている道の意を表す。 「しなだゆふ楽浪(ささなみ)-をすくすくと我が行ませばや/古事記 中」 -------------------------------------------------------------------------------- ・どう だう [1] 【道】 ① みち。 ② 人のふみおこなうべきみち。 ③ 〘仏〙 仏教徒として修行すべきおこない。八正道のこと。また,仏の教え。仏道。 ④ 「道教」の略。 「儒・仏・-」 ⑤ 都・府・県と同等の地方公共団体。北海道のこと。また,「北海道」の略。 ⑥ 律令制で,畿内以外の諸国を大別した行政区画。東海道・東山道・西海道など。 ⑦ 中国,唐代の行政区画の一。全国を一〇道に区分。 ⑧ 朝鮮の行政区画の一。 -------------------------------------------------------------------------------- ・【どう】[漢字] 【 同 】 [音] ドウ ① おなじ。 「 同異 ・同一 ・同期 ・同級 ・同郷 ・同業 ・同権 ・同校 ・同時 ・同日 ・同社 ・同種 ・同性 ・同前 ・同然 ・同窓 ・同年 ・同胞 ・同類 ・異同 ・同世代 ・同年齢 」 ② なかま。 「 同士 ・同輩 ・同僚 ・一同 」 ③ あつまる。行動をともにする。 「 同感 ・同慶 ・同行 ・同乗 ・同情 ・同棲(どうせい) ・同伴 ・会同 ・共同 ・協同 ・混同 」 【 洞 】 [音] ドウ ① ほこら。ほらあな。 「 洞窟(どうくつ) ・洞穴 ・洞門 ・空洞 ・鍾乳洞 」 ② 奥ぶかい。 「 洞房 」 ③ 見とおす。 「 洞観 ・洞見 ・洞察 」 【 胴 】 [音] ドウ からだの,中心をなす部分。 「 胴衣 ・胴体 」 【 動 】 [音] ドウ ① うごく。 「 動向 ・動産 ・動静 ・動物 ・動脈 ・動揺 ・移動 ・運動 ・活動 ・激動 ・自動 ・蠢動(しゆんどう) ・震動 ・反動 ・微動 ・不動 ・浮動 ・鳴動 ・揺動 ・流動 ・地動説 」 ② うごかす。 「 動員 ・動議 ・動力 ・他動 」 ③ ふるまう。 「 動機 ・動作 ・挙動 ・言動 ・行動 ・一挙一動 」 ④ みだれる。 「 動転 ・動乱 ・騒動 ・変動 ・暴動 」 【 堂 】 だう [音] ドウ ① 大きく立派な建物。 「 堂宇 ・殿堂 」 ② 多くの人々の集まる建物。神仏をまつる建物。 「 堂塔 ・講堂 ・食堂 ・聖堂 ・廟堂(びようどう) ・議事堂 ・公会堂 」 ③ すまい。 「 堂舎 ・草堂 」 ④ 他人の母に対する敬称。 「 母堂 」 ⑤ いかめしく立派である。 「 堂堂 」 【 童 】 [音] ドウ こども。わらべ。 「 童画 ・童顔 ・童子 ・童女 ・童心 ・童貞 ・童蒙(どうもう) ・童幼 ・童謡 ・童話 ・悪童 ・学童 ・児童 ・小童 ・神童 ・村童 ・牧童 」 【 道 】 だう [音] ドウ ・トウ ① みち。とおりみち。 「 道中 ・道程 ・道路 ・街道 ・間道 ・軌道 ・国道 ・私道 ・車道 ・水道 ・隧道(すいどう)((ずいどう)) ・赤道 ・鉄道 ・歩道 」 ② 人として守りおさめるべきみち。 「 道義 ・道心 ・道徳 ・道理 ・王道 ・邪道 ・常道 」 ③ 宗教的なおしえ。 「 伝道 ・仏道 」 ④ 老子のおしえ。また,道教。 「 道学 ・道教 ・道術 」 ⑤ 学問。技芸。その,やり方。 「 道場 ・道楽 ・芸道 ・柔道 ・茶道 ・武道 」 ⑥ 言う。 「 道破 ・唱道 ・報道 ・言語(ごんご)道断 」 ⑦ 行政区画の一。 「 山陽道 ・東海道 」 ⑧ 地方公共団体の一。北海道。 「 道庁 ・道民 」 【 働 】 [音] ドウ 〔国字〕 仕事をする。はたらく。 「 稼働 ・実働 ・自働 ・労働 」 【 僮▼ 】 [音] ドウ めしつかい。しもべ。 「 僮僕 ・家僮 ・侍僮 」 【 銅 】 [音] ドウ 金属元素の一。あかがね。 「 銅貨 ・銅器 ・銅山 ・銅線 ・銅像 ・銅鐸(どうたく) ・銅版 ・赤銅(しやくどう) ・青銅 ・精銅 ・黄銅鉱 」 【 導 】 だう [音] ドウ ① みちびく。おしえる。 「 導引 ・導師 ・導入 ・引導 ・教導 ・嚮導(きようどう) ・訓導 ・指導 ・先導 ・補導 ・誘導 」 ② 火・熱・電気などを伝える。 「 導体 ・導火線 ・半導体 ・良導体 」 【 撞▼ 】 [音] ドウ ・シュ つく。つきあてる。 「 撞球 ・撞着 ・撞木(しゆもく) 」 〔「シュ」の音は慣用〕 【 撓▼ 】 だう [音] ドウ ・トウ たわむ。たわめる。 「 屈撓(くつとう) ・不撓(ふとう) 」 〔「トウ」の音は慣用〕 【 瞠▼ 】 だう [音] ドウ 目をみはる。 「 瞠視 ・瞠若 ・瞠目 」 【 獰▼ 】 だう [音] ドウ わるくてつよい。にくにくしい。 「 獰悪 ・獰猛 」 【 瞳 】 [音] ドウ ひとみ。 「 瞳孔 ・瞳子 」 -------------------------------------------------------------------------------- ・みち [0] 【道・路▽・途▽・径▽】 ① 人や動物,車などが行き来する通路。ある地点と地点をつないで長く連なった帯状のもの。 「都へ通ずる-」 「 -を横切る」 「 -を通す」 ② 目的とする所へ至る経路。道すじ。 「学校へ行く-で忘れ物に気づいた」 「 -をまちがえる」 「 -を聞く」 ③ 道のり。距離。道程。 「 -を急ぐ」 「 -がはかどる」 「日暮れて-遠し」 ④ ある状態に至る道すじ。 「勝利への-は遠かった」 「栄光の-を歩む」 ⑤ 人のふみ行うべき道すじ。人としてのあり方や生き方。 「 -にそむく」 「 -をあやまる」 「 -ならぬ恋」 ⑥ ある関係を成り立たせている理(ことわり)。また,世間のならい。 「親子の-」 「誰踏み初めて恋の-,巷に人の迷ふらん/謡曲・恋重荷」 ⑦ (仏教・儒教などの)教え。教義。 「仏の-」 「朝(あした)に-を聞かば,夕べに死すとも可なり」 ⑧ ある専門的分野。方面。 「医学の-を究める」 「この-にはいって三〇年」 ⑨ 方法。手段。手順。 「解決の-を見いだす」 「生活の-を断たれる」 [句]道が開ける ・ 道無き道 ・ 道の傍の碑の文 ・ 道は近きにあり ・ 道も狭に ・ 道を切る ・ 道を決する ・ 道を付ける ・ 道を譲る 「道」に似た言葉» 類語の一覧を見る通路 道筋 コース 通り路 通い路   ◆みち 【道】世界宗教用語大事典 漢字の「道」は首を向けて進んでいくみち(路)を意味し、人の行うべきみち(正道)、基準とすべき方向(王道・医道など)、宗教の教え(仏道・神道)、道家・道教のこと、行政区の名(中国唐代の十道など)などの意味もある。また老子の作とする『道徳経』では道は天地に先立って生じ、一切のものをあらしめ成り立たしめている根源とも説く。禅宗では道に言葉の意味ももたせる。→ 道   ◆道   将棋用語集 駒が進むための空間。   ◆姓   読み方  道   どう  道   どうざき  道   みち  道   みちざき   ◆道(みち、どう、タオ、Tao、ド)http://p.tl/3Lzx  http://p.tl/Ah6B ・字源 「道」の字は、魚釣りや八卦を発明した中国三皇の初代皇帝伏羲の象形。 伏羲は人首蛇身であったとされ、人首を「首」、蛇身を「しんにょう」で表した字が「道」である。

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